【35社】IT企業のホワイト企業ランキング一覧表

ホワイト企業
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この記事では、IT企業のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました。
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。

  1. 【一覧表】IT企業ホワイト企業ランキング
  2. IT企業ホワイト企業の紹介
    1. NTTコムウェア株式会社
    2. SCSK株式会社
    3. 株式会社NTTデータグループ
    4. 都築電気株式会社
    5.  株式会社オービック
    6. 株式会社システナ
    7.  株式会社アグレックス
    8. 株式会社SHIFT
  3.  BIPROGY株式会社(旧:日本ユニシス)
    1. トランス・コスモス株式会社
    2. キヤノンITソリューションズ株式会社
    3. 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社
    4. JFEシステムズ株式会社
    5. 株式会社野村総合研究所(NRI)
    6. 株式会社大和総研
    7. 株式会社インテック
    8. ヤマトシステム開発株式会社
    9.  TIS株式会社
    10. 日本電気株式会社(NEC)
    11. 株式会社日立ソリューションズ
    12. 富士ソフト株式会社
    13. 日本ユニシス株式会社
    14. 株式会社DTS
    15. NECネッツエスアイ株式会社
    16. 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
    17.  株式会社日立システムズ
    18. テクマトリックス株式会社
    19. 株式会社トヨタシステムズ
    20. パナソニックコネクト株式会社
    21. JBCCホールディングス株式会社
    22. アクセンチュア株式会社
    23. 株式会社NSD
    24. 京セラコミュニケーションシステム株式会社
    25. NECソリューションイノベータ株式会社
    26. 富士通株式会社
  4.  IT企業で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
  5. ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
  6. ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
  7. 転職エージェントをフル活用する
  8. IT業界特有の「プロジェクトの波」を理解する

【一覧表】IT企業ホワイト企業ランキング

早速、調査結果を見ていきましょう。このランキングは、全国のIT関連企業の中から、OpenWorkの最新データを基に「平均残業時間」と「有休消化率」の両方が取得できた企業を30社以上厳選し、激務度が低い順(ホワイト度が高い順)にランキング化しました。

企業名 残業時間 有給消化率 激務度
NTTコムウェア株式会社 21時間 95% 26
SCSK株式会社 24時間 88% 36
株式会社NTTデータグループ 28時間 85% 43
都築電気株式会社 30時間 83% 47
株式会社オービック 22時間 75% 47
株式会社システナ 20時間 67% 53
株式会社アグレックス 20時間 65% 55
株式会社SHIFT 19時間 63% 56
BIPROGY株式会社 22時間 65% 57
トランス・コスモス株式会社 21時間 63% 58
キヤノンITソリューションズ株式会社 22時間 63% 59
三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 28時間 68% 60
JFEシステムズ株式会社 25時間 64% 61
株式会社野村総合研究所(NRI) 29時間 67% 62
株式会社大和総研 29時間 66% 63
株式会社インテック 25時間 61% 64
ヤマトシステム開発株式会社 25時間 60% 65
TIS株式会社 27時間 62% 65
日本電気株式会社(NEC) 28時間 63% 65
株式会社日立ソリューションズ 25時間 59% 66
富士ソフト株式会社 25時間 59% 66
日本ユニシス株式会社 28時間 61% 67
株式会社DTS 26時間 58% 68
NECネッツエスアイ株式会社 27時間 59% 68
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC) 28時間 60% 68
株式会社日立システムズ 28時間 59% 69
テクマトリックス株式会社 28時間 595 69
株式会社トヨタシステムズ 27時間 57% 70
パナソニックコネクト株式会社 26時間 56% 70
JBCCホールディングス株式会社 26時間 55% 71
アクセンチュア株式会社 30時間 58% 72
株式会社NSD 26時間 53% 73
京セラドーム大阪コミュニケーションシステム株式会社 30時間 57% 73
NECソリューションイノベータ株式会社 28時間 55% 73
富士通株式会社 30時間 55% 75

出典:OpenWork(2025年12月時点のデータに基づく)

※小数点は四捨五入。データは回答者の平均値であり、部署や時期により変動する可能性があります。

IT企業ホワイト企業の紹介

ここでは、ランキングに掲載した企業を1社ずつ詳しく紹介していきます。各社の概要や特徴、個別の働きやすさについて解説します。

NTTコムウェア株式会社

【概要】

NTTグループの一員で、システムインテグレーション(SI)事業を展開しています。特にNTTグループ内の情報通信システム構築・運用を担うことで、安定した事業基盤を持っています。

【データ】

残業時間:21h、有休消化率:95%、激務度:26

【評判】

IT業界では突出して有休消化率が高く、企業文化として「休むこと」が浸透しています。労働組合が強く、残業規制が厳しく運用されているため、全社的にワークライフバランスを保ちやすい環境です。ただし、NTTグループ特有の年功序列的な側面や、大規模組織ゆえの意思決定の遅さを指摘する声も一部あります。

 【まとめ】

圧倒的な有休消化率を誇り、残業も少なく安定した環境で働ける、トップクラスのホワイト企業であるといえるでしょう。

SCSK株式会社

【概要】

住友商事グループのシステムインテグレーター。金融、製造、流通など幅広い業界のシステム開発・運用を担っています。特に「働き方改革」のリーディングカンパニーとして知られ、全社的に残業抑制と有休取得奨励を推進しています。

【データ】

残業時間:24h、有休消化率:88%、激務度:36

【評判】

全社的な目標として残業時間の削減と有休取得の推進が掲げられ、制度が形骸化せずに機能しているとの評価が多いです。特にIT業界では残業時間と有休消化率のバランスが非常に優れており、社員の健康経営への意識の高さがうかがえます。

 【まとめ】 トップダウンで働き方改革を徹底しており、IT業界の中でも理想的なワークライフバランスを実現しているホワイト企業と評価できます。

株式会社NTTデータグループ

【概要】

NTTグループのシステムインテグレーション事業を担う中核企業。公共、金融、法人分野での大規模システム構築に圧倒的な強みを持っています。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:85%、激務度:43

【評判】

非常に安定した経営基盤のもと、福利厚生や制度が充実しています。大規模プロジェクトが多く、繁忙期には一時的な残業増は見られるものの、有休消化率は非常に高く、休暇制度が充実している点が評価されています。特に育児休暇や介護休暇などの制度利用実績が多く、ライフイベントに合わせた働き方がしやすい環境です。

 【まとめ】

巨大な社会インフラを支えつつ、高い有休消化率と安定性を兼ね備えた、バランスの良いホワイト企業と判断できます。

都築電気株式会社

【概要】

情報ネットワークシステム構築や各種ソリューションサービスを提供する独立系のSIerです。メーカー系やユーザー系に比べ、特定の分野に縛られない幅広い提案力が特徴です。

【データ】

残業時間:30h、有休消化率:83%、激務度:47

【評判】

独立系企業ながら堅実な経営で知られ、労働環境も整備されています。有休消化率が8割を超えており、年間を通してしっかりと休みが取れる環境です。ただし、SIer特有の客先常駐のケースや、部署によって残業時間に差が出やすい側面もあります。

【まとめ】

高い有休消化率と安定した経営基盤により、長期的なキャリア形成を見据えやすいホワイト企業といえるでしょう。

 株式会社オービック

【概要】

独立系の総合ITソリューションベンダー。特に中堅・大手企業向けERPパッケージ「OBIC7」が有名で、安定した収益基盤を持つ堅実な企業です。

【データ】

残業時間:22h、有休消化率:75%、激務度:47

【評判】

収益性の高さから給与水準も高い傾向にあり、働く環境に対する満足度が高い口コミが見られます。残業時間は業界平均と比べても少なく、計画的な業務遂行が求められる文化です。一方、独自の企業文化や教育体系に合わないと感じる層も一部存在するといった声もあります。

【まとめ 】

高い給与水準と、業界内でも良好な残業・有休バランスを両立しており、安定志向のホワイト企業と評価できます。

株式会社システナ

【概要】

モバイル、クラウド、ビジネスソリューションなど幅広い分野でサービスを提供する独立系SIer。特にモバイル関連の技術開発に強みを持っています。

【データ】

残業時間:20h、有休消化率:67%、激務度:53

【評判】

残業時間が20時間と非常に少なく、全社的に残業抑制の意識が高いことがうかがえます。ただし、有休消化率は比較的平均的であり、部署やプロジェクトによっては積極的な取得推進までには至っていない可能性も示唆されます。

【まとめ】

残業時間の少なさが際立っており、ワークライフバランスを重視する人にとっては魅力的なホワイト企業の一つと判断できます。

 株式会社アグレックス

【概要】

伊藤忠グループのSIerで、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスにも強みを持つ企業です。金融や公共分野での実績が豊富です。

【データ】

残業時間:20h、有休消化率:65%、激務度:55

【評判】

残業時間が低水準で安定しており、ワークライフバランスは良好との声が多いです。給与水準も比較的高い部類に入るため、待遇面と働きやすさの両立が図られています。ただし、親会社の方針に影響を受ける側面があり、スピード感に物足りなさを感じる人もいるようです。

【まとめ】

安定した事業基盤と低い残業時間により、堅実かつ働きやすい環境が提供されているホワイト企業といえるでしょう。

株式会社SHIFT

【概要】

ソフトウェアの品質保証/テストを専門とする企業。近年のDX推進に伴い需要が拡大しており、急成長を遂げています。

【データ】

残業時間:19h、有休消化率:63%、激務度:56

【評判】

IT業界の中では異例の残業時間の少なさを誇っており、効率的な働き方を徹底していることがうかがえます。急速な事業拡大に伴い中途入社の社員が多く、風通しの良い組織文化が醸成されています。ただし、成長スピードが速い分、環境の変化についていくための自己研鑽が求められる側面もあります。

【まとめ】

高い成長性と低い残業時間を両立しており、特に効率的な働き方を重視する現代的なホワイト企業と評価されます。

 BIPROGY株式会社(旧:日本ユニシス)

【概要】

2022年に日本ユニシスから社名変更。BtoBのシステムインテグレーションやサービス事業を展開し、特に金融、流通、公共分野に強みを持つ老舗のIT企業です。

【データ】

残業時間:22h、有休消化率:65%、激務度:57

【評判】

伝統的な企業文化を持ちつつ、近年は柔軟な働き方を推進しており、テレワークやフレックス制度の浸透が進んでいます。残業時間も業界平均以下に抑えられており、長期的に安定して働きたい人に向いているという声が多いです。

【まとめ】

安定した環境で、ワークライフバランスを重視した働き方が可能な、老舗ながらも変革を進めるホワイト企業と評価できます。

トランス・コスモス株式会社

【概要】

アウトソーシングサービス(BPO、コンタクトセンター、デジタルマーケティングなど)を提供する大手企業です。

【データ】

残業時間:21h、有休消化率:63%、激務度:58

【評判】

IT部門や本社部門では残業時間が比較的低く抑えられており、ワークライフバランスが取りやすいとの声が多く見られます。一方で、コンタクトセンターなど現場職ではシフト制による業務負荷が指摘されることもあり、部署による差が大きい傾向にあります。

【まとめ】

専門性の高い部門においては残業時間が少なく、制度と運用が整備されたホワイト企業であるといえるでしょう。

キヤノンITソリューションズ株式会社

【概要】

キヤノングループのIT事業の中核を担い、システムインテグレーションやソリューション提供を行うSIerです。

【データ】

残業時間:22h、有休消化率:63%、激務度:59

【評判】

親会社の安定した基盤のもと、福利厚生が充実しており、労働環境が整備されていることが大きな特徴です。残業時間は業界平均より低い水準で推移しており、有休取得も計画的に行われているとの口コミが多いです。

【まとめ】

大手グループの安定性と、ITソリューション分野での堅実な働きやすさを兼ね備えたホワイト企業と判断できます。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社

【概要】

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のIT戦略を担う企業で、金融システム開発・運用に特化したユーザー系SIerです。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:68%、激務度:60

【評判】

金融インフラを支える責任感の大きさから、一時的に負荷が高まる時期はあるものの、ユーザー系SIerならではの安定性と高い有休消化率が魅力です。福利厚生や給与水準も非常に高く、待遇面を含めた総合的な働きやすさは高い評価を受けています。

【まとめ】

金融という社会的な責任を担いつつ、安定した環境と高い待遇を提供するホワイト企業といえるでしょう。

JFEシステムズ株式会社

【概要】

JFEスチールを親会社に持つユーザー系SIer。鉄鋼分野で培ったノウハウを活かし、製造業向けのシステム開発に強みを持っています。

【データ】

残業時間:25h、有休消化率:64%、激務度:61

【評判】

親会社の安定した基盤により、比較的穏やかな社風と労働環境が維持されています。残業時間も抑えられており、有休も取りやすい環境です。一方で、親会社からの影響で事業の自由度が限定される側面があるとの声もあります。

【まとめ】

安定した製造業向けITサービスを提供し、ワークライフバランスを重視した働き方が可能なホワイト企業と評価できます。

株式会社野村総合研究所(NRI)

【概要】

日本を代表する総合シンクタンク・システムインテグレーター。経営コンサルティングから大規模システム開発・運用までを手掛け、特に金融分野でのプレゼンスが高いです。

【データ】

残業時間:29h、有休消化率:67%、激務度:62

【評判】

以前は激務のイメージがありましたが、近年は全社的な働き方改革により、残業時間は大幅に改善されています。プロフェッショナルな環境で高い成果を求められつつも、有休消化率は高く、給与水準も非常に高いため、総合的な満足度は高いです。

【まとめ】

高い専門性と年収水準を維持しつつ、残業抑制の取り組みが進んでおり、プロフェッショナル志向のホワイト企業として評価されます。

株式会社大和総研

【概要】

大和証券グループのIT戦略を担うユーザー系SIer。金融システム開発・運用に強みを持ちます。

【データ】

残業時間:29h、有休消化率:66%、激務度:63

【評判】

金融系SIerとして安定しており、福利厚生や労働組合の制度が充実しています。残業時間は平均的ですが、有休消化率は高く、ライフワークバランスは取りやすい環境です。

【まとめ】

安定した金融グループの基盤と高い有休消化率により、長期的な安心感のあるホワイト企業といえるでしょう。

株式会社インテック

【概要】

独立系SIerとして、クラウドサービスやデータセンター事業に強みを持っています。北陸地方にルーツを持ち、地域社会への貢献も重視しています。

【データ】

残業時間:25h、有休消化率:61%、激務度:64

【評判】

残業時間は業界平均より少なく、有休消化率も比較的良好です。堅実な社風で、安定して長く働きたい人に向いているとの口コミが見られます。

【まとめ】

安定した独立系SIerとして、働きやすさと技術力のバランスが取れているホワイト企業と評価できます。

ヤマトシステム開発株式会社

【概要】

ヤマトホールディングス傘下のIT企業で、物流ITソリューションやクラウドサービスを提供しています。

【データ】

残業時間:25h、有休消化率:60%、激務度:65

【評判】

親会社の影響で労働環境の整備が進んでおり、残業抑制や有休取得が奨励されています。物流という社会インフラを支える事業の安定性も魅力です。

【まとめ】

大手グループの安定した環境で、ワークライフバランスを保ちやすいホワイト企業と判断できます。

 TIS株式会社

【概要】

TISインテックグループの中核を担うSIer。決済、金融、流通といった社会性の高い領域でのシステム開発に強みを持っています。

【データ】

残業時間:27h、有休消化率:62%、激務度:65

【評判】

安定した事業基盤と労働組合の存在もあり、労働環境はしっかりと整備されています。残業時間は平均的ですが、有休消化率は比較的良好で、計画的に休みが取りやすい環境です。

【まとめ 】

安定性と働きやすさを両立しており、特に休暇取得に対する意識が高い、堅実なホワイト企業といえます。

日本電気株式会社(NEC)

【概要】

通信インフラや社会インフラシステム構築に強みを持つ大手IT・電機メーカー。近年はグローバルでの成長戦略を推進しています。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:63%、激務度:65

【評判】

大手企業ならではの充実した福利厚生制度と、近年大幅に進んだ働き方改革が評価されています。以前の激務のイメージは薄れ、全社的に生産性向上を意識した残業抑制が行き届いているという声が多いです。

【まとめ 】巨大企業ながら組織的に働き方改革が浸透しており、働きやすさと安定性を兼ね備えたホワイト企業といえます。

株式会社日立ソリューションズ

【概要】

日立グループの中核SIerの一つで、ソリューションビジネスに特化しています。多様な分野でシステム導入・コンサルティングを行っています。

【データ】

残業時間:25h、有休消化率:59%、激務度:66

【評判】

グループ全体で働き方改革が進められており、残業時間は平均より低く抑えられています。大手メーカー系SIerの安定感と、充実した研修制度も魅力です。

【まとめ】

大手メーカー系SIerの安定した環境と、適切な労働時間管理が行き届いているホワイト企業と判断できます。

富士ソフト株式会社

【概要】

独立系SIerとして、組込系ソフトウェア開発から業務システム、クラウドサービスまで幅広く事業を展開しています。

【データ】

残業時間:25h、有休消化率:59%、激務度:66

【評判】

非常に多くの分野で事業を展開しており、多くのプロジェクトの中から比較的ワークライフバランスの取りやすい案件を選ぶことが可能という声があります。ただし、独立系ゆえに部署やプロジェクトによる働き方の差は大きい傾向があります。

【まとめ 】

独立系SIerの中では残業が比較的少なく、自身の希望次第で働き方を選びやすいホワイト企業といえるでしょう。

日本ユニシス株式会社

【概要】

2022年にBIPROGY株式会社に社名変更した企業です。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:61%、激務度:67

【評判】

BIPROGY株式会社の項目と同様。

株式会社DTS

【概要】

独立系SIerで、金融、通信、公共など幅広い分野でシステム開発・運用サービスを提供しています。

【データ】

残業時間:26h、有休消化率:58%、激務度:68

【評判】

労働組合が機能しており、残業時間の上限管理や有休取得の推進が適切に行われています。独立系の中では比較的安定した労働環境が整っているとの評価です。

【まとめ】

堅実な独立系SIerとして、平均的な水準以上のワークライフバランスが期待できるホワイト企業と判断できます。

NECネッツエスアイ株式会社

【概要】

NECグループの一員で、ネットワーク・インフラ構築や統合ソリューション提供に強みを持つ企業です。

【データ】

残業時間:27h、有休消化率:59%、激務度:68

【評判】

NECグループ全体で働き方改革が進んでおり、残業時間の管理が徹底されています。特にインフラ構築の現場では、計画的な業務遂行が重視されるため、比較的安定した働き方が可能です。

【まとめ 】

NECグループのインフラ構築を担い、安定した労働環境が整備されたホワイト企業といえるでしょう。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)

【概要】

伊藤忠グループのシステムインテグレーター。通信、金融、製造など幅広い分野でソリューションを提供しています。商社系SIerとして、多様な商材を組み合わせた提案力が強みです。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:60%、激務度:68

【評判】

グループの安定感と相まって、福利厚生が充実しているとの評価が多いです。残業時間は平均的ですが、グループのコンプライアンス意識が高く、サービス残業などは発生しにくい環境です。

【まとめ 】

安定した経営基盤のもと、適切な労働時間管理と充実した福利厚生が提供されており、バランスの取れたホワイト企業と判断できます。

 株式会社日立システムズ

【概要】

日立グループの中核SIerの一つで、システムの構築から運用・保守までトータルでサービスを提供しています。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:59%、激務度:69

【評判】

大手グループの安定した基盤があり、福利厚生や制度は充実しています。全社的に残業抑制の取り組みが進んでおり、以前より働きやすさが改善されているとの声が多く見られます。

【まとめ】

大規模組織ながら働き方改革が進んでおり、安定感のある労働環境が整備されたホワイト企業と評価できます。

テクマトリックス株式会社

【概要】

情報セキュリティ、ソフトウェアテスト、ITインフラ構築など、専門性の高い分野で事業を展開する独立系SIerです。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:59%、激務度:69

【評判】

専門性の高い技術力が求められる一方で、残業時間や有休取得に関する社内のコンプライアンス意識は高い傾向にあります。技術者として成長しつつ、ワークライフバランスも確保したい人に向いているとの口コミが見られます。

【まとめ 】

専門性の高い領域で、適切な労働環境が保たれている堅実なホワイト企業と判断できます。

株式会社トヨタシステムズ

【概要】

トヨタグループのIT戦略を担うユーザー系SIer。自動車産業の生産管理や販売管理システムに強みを持っています。

【データ】

残業時間:27h、有休消化率:57%、激務度:70

【評判】

トヨタグループの安定した経営基盤と、メーカー系SIerならではの落ち着いた社風が特徴です。残業時間は平均的ですが、有休取得は推奨されており、ワークライフバランスを重視する社員が多いです。

【まとめ】

トヨタグループの盤石な基盤と、安定した働き方が可能な環境が魅力のホワイト企業といえるでしょう。

パナソニックコネクト株式会社

【概要】

パナソニックグループのB2Bソリューション事業の中核を担い、IT技術を活用した現場の変革を支援しています。

【データ】

残業時間:26h、有休消化率:56%、激務度:70

【評判】

大手メーカーグループの一員として、福利厚生や制度が充実しています。近年は働き方改革を強く推進しており、フレックスタイム制度やリモートワークの活用が進んでいる点が評価されています。

 【まとめ 】

大手メーカーグループの安定性と、新しい働き方への移行が進むホワイト企業と判断できます。

JBCCホールディングス株式会社

【概要】

JBCCグループを統括する企業。ITインフラ構築やクラウドサービス提供を主力事業としています。

【データ】

残業時間:26h、有休消化率:55%、激務度:71

【評判】

中堅独立系SIerとして、独自のソリューション展開に強みを持っています。残業時間は平均以下であり、社員の働きやすさへの配慮が見られます。

【まとめ 】

中堅SIerとして堅実な事業展開と、良好なワークライフバランスを両立しているホワイト企業と評価できます。

アクセンチュア株式会社

【概要】

世界的な総合コンサルティングファーム。戦略、デジタル、テクノロジー、オペレーションの各分野でサービスを提供しています。

【データ】

残業時間:30h、有休消化率:58%、激務度:72

【評判】

プロジェクトによっては高い負荷がかかるケースも多いものの、高い専門性と給与水準が魅力です。近年は全社的に残業抑制の意識が高まっており、若手でも有休取得はしやすい環境になりつつあるとの声もあります。

【まとめ 】

高い成長機会と高待遇ながら、働き方改革によって以前よりもワークライフバランスが改善されつつある企業といえるでしょう。

株式会社NSD

【概要】

独立系SIerで、金融や製造業向けのシステム開発・運用に強みを持っています。

【データ】

残業時間:26h、有休消化率:53%、激務度:73

【評判】

安定した事業基盤を持つ一方、有休消化率はやや低めです。残業時間は抑えられていますが、プロジェクトや部署による負荷の差は大きい傾向があります。

【まとめ 】

残業時間が少なく、安定性は高いものの、有休の積極的な消化については部署によって差が見られる企業と判断できます。

京セラコミュニケーションシステム株式会社

【概要】

京セラグループのIT企業。情報通信、環境エネルギー、IoTなど幅広い分野でソリューションを提供しています。

【データ】

残業時間:30h、有休消化率:57%、激務度:73

【評判】

京セラグループの安定した基盤と、充実した福利厚生が特徴です。残業時間は平均的ですが、制度面での安心感があるとの声が多く見られます。

【まとめ】

京セラグループの安定した環境のもと、IT分野で堅実に働けるホワイト企業と評価できます。

NECソリューションイノベータ株式会社

【概要】

NECグループの一員で、地域密着型のソリューション提供を強みとしています。全国各地に拠点を持ち、地域社会のIT化を推進しています。

【データ】

残業時間:28h、有休消化率:55%、激務度:73

【評判】

NECグループの働き方改革の方針が適用されており、残業時間の管理は比較的厳格です。地域社会に貢献する仕事が多く、やりがいを感じる社員が多いです。

【まとめ】

地域に根差したITソリューションを提供し、グループ全体の方針で労働環境が整備されたホワイト企業と判断できます。

富士通株式会社

【概要】

日本を代表する総合ITベンダー。近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げ、事業構造の転換を進めています。

【データ】

残業時間:30h、有休消化率:55%、激務度:75

【評判】

大規模な組織であるため部署による差はあるものの、全社的に残業抑制策が強化され、多くの部門で残業時間が減少傾向にあります。リモートワーク制度も柔軟に運用されている点は高評価であり、多様な働き方が可能です。

【まとめ】

巨大組織ながら働き方改革が進んでおり、多様な働き方を許容するホワイト企業へと変化している途上にあるといえます。

 IT企業で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!

ここまでのデータはあくまで全社平均や口コミサイトの情報に基づいた客観指標であり、あなたが働くことになる特定の部署やプロジェクトの状況を直接反映しているわけではありません。

平均残業時間が少なく、有休消化率が高くても、それは「バックオフィス部門の数字が全体平均を下げているだけ」かもしれませんし、「特定の部署だけが激務で疲弊している」というケースも考えられます。

また、IT業界は技術の進歩やプロジェクトのフェーズによって業務負荷が大きく変動しやすい特性があります。データだけで安心せず、「入社後に自分がどのような働き方をすることになるのか」を具体的に想像できるまで、入念な調査を行うことが非常に重要です。

ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く

企業の内部情報を得る最も確実で具体的な方法は、「その企業で働く、または過去に働いていた人に直接聞く」ことです。

口コミサイトでは不特定多数の意見が混ざり合ってしまうため、部署や職種ごとの具体的な実態が見えにくいことがあります。関係者に直接ヒアリングできれば、以下のような、より深い情報を得ることができます。

 部署ごとの残業実態:「開発部門は忙しいが、運用部門は定時帰りが多い」など。

 制度の利用実態:「リモートワーク制度はあるが、上長が厳しくて使えない」「フレックスタイムは形骸化している」など。

 マネジメントの意識:「上司が積極的に有休を取るように促してくれるか」など。

もし知り合いに該当者がいなくとも、SNSのコミュニティや転職エージェントのコネクションを通じて、OB・OG訪問の機会を探ってみる価値は十分にあります。

ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック

OpenWorkをはじめとする口コミサイトは非常に有用なツールですが、一つのサイトの情報だけを鵜呑みにするのは危険です。サイトごとにユーザー層や集まる情報の傾向が異なるため、複数の口コミサイトを横断的にチェックすることで、より立体的な実態を把握できます。

具体的には、以下の点に注目して情報を統合的に分析することをおすすめします。

 ネガティブな口コミの共通点:どのサイトを見ても同じネガティブな意見(例:「トップダウンが強い」「評価制度が不透明」など)が複数見られる場合は、それが企業の構造的な問題である可能性が高いです。

 投稿時期の確認:直近1年以内の口コミがどうなっているかを確認しましょう。企業が働き方改革を推進している場合、数年前のネガティブな情報がすでに改善されている可能性があります。

 職種別の評価の傾向:エンジニア、営業、バックオフィスなど、あなたの希望職種に絞って評価を比較することで、職種固有の激務度や満足度が見えてきます。

転職エージェントをフル活用する

IT業界特化型の転職エージェントは、企業の採用担当者や現場の社員と頻繁にコミュニケーションを取っているため、最新かつ非公開の「生の情報」を保有しているケースが多いです。

エージェントは、単なる求人紹介だけでなく、以下のようなあなただけでは知り得ない情報を引き出すことができる可能性があります。

 「あの部署は今、特に忙しいらしい」といった部署単位のリアルな情報や「離職率が低いのは事実か」といったデータの裏付けなど、しっかりと情報を共有してくれます。

 「〇〇という制度は、実際にはどの程度活用されているか」といった制度運用の実態まで把握できるので、自分の希望する働き方ができるかどうかも検討できるでしょう。

あなたの希望するワークライフバランスの条件(例:残業20時間以下、リモート必須など)を具体的に伝え、それに合致する企業の具体的な内部事情を徹底的に質問することで、ミスマッチを防ぐための強力なサポートが得られるはずです。

IT業界特有の「プロジェクトの波」を理解する

本記事では、OpenWorkの客観的なデータに基づき、IT企業のホワイト企業をランキング形式で紹介しました。IT企業の働き方を判断する上で、特に考慮すべき点が、プロジェクトの性質による業務負荷の大きな波です。

システム開発のプロジェクトには「要件定義」「設計」「開発」「テスト」といったフェーズがあり、例えば「リリース直前のテストフェーズ」や「大規模プロジェクトの炎上時」など、一時的に残業時間が跳ね上がる時期が存在します。

ホワイト企業とされる企業であっても、この「波」そのものをなくすことは難しい場合があります。しかし、ホワイト企業では、「繁忙期の負荷は一時的であり、その後はしっかりと代休取得やリフレッシュ期間が設けられる」という運用が徹底されています。

逆に、常に高い負荷が続く状態や、繁忙期の後も休めない状態が常態化している場合は、数字上はホワイトに見えても、実態は激務である可能性が高いでしょう。入社前の調査では、「一時的な忙しさの後に、どのようなフォロー体制があるか」という点まで確認することが、IT業界で働く上で重要となります。

データは客観的な事実ではありますが、あくまでも一つの側面に過ぎません。本当に自分らしく輝ける場所を見つけるためには、ランキングを参考にしつつ、多角的に企業の分析を行いましょう。あなたの転職・就職活動が成功することを心から応援しています。

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