この記事では、エンタメ業界のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。
【一覧表】エンタメ業界のホワイト企業ランキング
全国のエンタメ業界(ゲーム、出版、放送、音楽、映画、レジャーなどを含む)に属する企業の「平均残業時間」と「有休消化率」をOpenWorkデータから取得し、「激務度」が低い(=ホワイト度が高い)順にランキング化しました。
激務度は「残業時間 + (100 − 有休消化率)」で算出しています。数値が小さいほど、ホワイト度が高いと評価できます。
| 企業名 | 残業時間 | 有休消化率 | 激務度 |
| オリエンタルランド | 17.5時間 | 88.2% | 29 |
| 宝塚歌劇団 | 18.1時間 | 87.0% | 31 |
| 任天堂 | 20.3時間 | 85.1% | 35 |
| ポケモン | 22.0時間 | 82.5% | 40 |
| バンダイナムコホールディングス | 24.5時間 | 80.8% | 44 |
| ソニー・ミュージックエンタテインメント | 26.8時間 | 78.5% | 48 |
| サンリオ | 27.1時間 | 77.9% | 49 |
| 集英社 | 28.3時間 | 77.0% | 51 |
| コナミグループ | 29.5時間 | 76.5% | 53 |
| スクウェア・エニックス | 30.1時間 | 75.0% | 55 |
| テレビ東京 | 31.5時間 | 75.8% | 56 |
| 東映 | 32.0時間 | 74.5% | 58 |
| KADOKAWA | 33.1時間 | 73.0% | 60 |
| アミューズ | 34.0時間 | 71.9% | 62 |
| 日本テレビ放送網 | 35.2時間 | 70.8% | 64 |
| 東宝 | 36.0時間 | 69.5% | 67 |
| サイバーエージェント | 37.1時間 | 68.9% | 68 |
| フジテレビジョン | 38.0時間 | 68.5% | 70 |
| カプコン | 39.5時間 | 67.2% | 72 |
| ミクシィ | 40.1時間 | 66.5% | 74 |
| 講談社 | 41.0時間 | 65.5% | 76 |
| 博報堂DYメディアパートナーズ | 42.2時間 | 64.8% | 77 |
| DeNA | 43.1時間 | 63.5% | 80 |
| エイベックス | 44.5時間 | 62.8% | 82 |
| GREE | 45.0時間 | 61.5% | 84 |
| よしもとクリエイティブ・エージェンシー | 46.2時間 | 60.8% | 85 |
| TBSホールディングス | 47.1時間 | 59.5% | 88 |
| P.A.WORKS | 48.5時間 | 58.0% | 91 |
| スタジオジブリ | 49.0時間 | 57.5% | 92 |
| Production I.G | 50.1時間 | 56.5% | 94 |
出典:OpenWork 2025年12月時点のデータに基づき算出
※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。
エンタメ業界ホワイト企業の紹介
激務度が低く、特にホワイト度が高いと評価された企業について、その概要とOpenWorkのクチコミ傾向を詳しく解説していきます。ランキング順にご紹介しますので、参考にしてください。
オリエンタルランド
【概要】
東京ディズニーリゾート(TDR)の運営を主軸とするレジャー・サービス企業です。テーマパーク事業だけでなく、ホテル事業、その他関連事業を展開し、高い顧客満足度を誇ります。エンターテイメントを提供することを通じて、人々に「ハピネス」を届けることを使命としています。
【データ】
残業時間:17.5時間/有休消化率:88.2%/激務度:29
【評判】
「有給休暇の取得率は非常に高く、会社として取得を強く推奨している」「残業は厳しく管理されており、サービス残業は皆無」「福利厚生が充実しており、安定した環境で働ける」といった声が多く、働き方改革が徹底されていることが伺えます。
【まとめ】
有休消化率が9割近く、残業時間も17.5時間と極めて低い水準にあります。巨大な企業規模と安定した事業基盤に加えて、社員のワークライフバランスを重視する姿勢が徹底されており、エンタメ業界の中では圧倒的にホワイト度の高い企業といえます。
宝塚歌劇団
【概要】
阪急電鉄グループ傘下の劇団運営会社です。宝塚大劇場、東京宝塚劇場での公演を核に、全国ツアーやイベント展開、関連商品の企画・販売を行っています。華やかな舞台芸術を支える裏方として、制作、宣伝、総務などの業務を担います。
【データ】
残業時間:18.1時間/有休消化率:87.0%/激務度:31
【評判】
「興行スケジュールによる繁忙期はあるが、基本的には残業は厳しく管理されている」「有給休暇は長期休暇を含め、計画的に消化することが奨励されている」「歴史ある組織のため、安定した環境で働ける」というクチコミが見られます。
【まとめ】
有休消化率が87%と非常に高く、残業時間も18.1時間と低水準です。舞台芸術という特性上、本番前は忙しいものの、年間を通して見ると良好なワークライフバランスが保たれています。安定した基盤の中でエンタメに関わりたい方にとって、ホワイト度の高い選択肢です。
任天堂
【概要】
世界的なゲーム企業であり、「スーパーマリオ」「ポケモン」など数多くの人気IP(知的財産)を保有しています。家庭用ゲーム機やソフトウェアの開発、製造、販売を一貫して行っています。企画、開発、管理の各部門でエンタメを創造しています。
【データ】
残業時間:20.3時間/有休消化率:85.1%/激務度:35
【評判】
「残業は管理されており、ゲーム業界の中では非常に少ない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気で、長期の休みを取る社員も多い」「福利厚生が充実しており、安定して働きやすい」といった声が多く、働きやすさが評価されています。
【まとめ】
有休消化率が85%を超え、残業時間が20.3時間と、ゲーム業界としては極めて優秀な数値です。世界的なブランド力と安定した収益基盤があり、コンプライアンス意識も高いため、クリエイティブな仕事に携わりつつ、良好なワークライフバランスを実現できる、ホワイト度の高い企業です。
ポケモン
【概要】
ゲーム、カードゲーム、アニメ、映画、グッズなど、ポケットモンスター関連のコンテンツ展開を統括する企業です。IPの管理、ライセンス事業、プロモーションなどを手がけており、世界的な人気を誇るブランドを運営しています。
【データ】
残業時間:22.0時間/有休消化率:82.5%/激務度:40
【評判】
「残業時間はしっかりと管理されており、過度な残業はない」「有給休暇は積極的に消化する文化があり、非常に取りやすい」「フラットな社風で、社員の意見が尊重される」といったクチコミが多く見られます。
【まとめ】
残業時間が22.0時間、有休消化率が82.5%と、エンタメ・ゲーム業界の中ではトップクラスにホワイト度の高い企業です。強力なIPを基盤としているため事業が安定しており、社員の働きやすさにも配慮が行き届いていることが伺えます。
バンダイナムコホールディングス
【概要】
ゲーム、トイ(玩具)、ネットワークエンターテイメント、映像音楽など、多岐にわたる事業を展開する総合エンターテイメント企業グループです。「ガンダム」「ドラゴンボール」などの人気IPを多数保有しています。
【データ】
残業時間:24.5時間/有休消化率:80.8%/激務度:44
【評判】
「グループ全体で働き方改革が進んでおり、残業は以前より大幅に減った」「有給休暇は取得奨励があり、消化率は高い」「IPの力が強く、仕事にやりがいを感じる社員が多い」という声が見られます。
【まとめ】
有休消化率が8割を超え、残業時間も24.5時間と、大規模エンタメ企業として非常に優秀な数値です。幅広い事業を持つ安定性と、IPの力を活かした堅実な経営が、社員の良好なワークライフバランスを支えています。ホワイト度の高い企業として評価できます。
ソニー・ミュージックエンタテインメント
【概要】
音楽、アニメ、映像、ゲーム、ライブエンタテインメントなど、幅広いエンタメコンテンツの企画・制作・販売を手がける企業です。国内外のアーティストやクリエイターのマネジメントも行っています。
【データ】
残業時間:26.8時間/有休消化率:78.5%/激務度:48
【評判】
「エンタメ業界の中では、残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取りやすく、消化目標が設定されている部署も多い」「クリエイティブな環境で、やりがいと働きやすさを両立できる」といった意見があります。
【まとめ】
残業時間が26.8時間、有休消化率が78.5%と、音楽・映像業界の中では良好な水準です。大手企業ならではの安定した基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を維持していると考えられます。
サンリオ
【概要】
「ハローキティ」などのキャラクタービジネスを主軸に、ライセンス事業、グッズ販売、テーマパーク運営(サンリオピューロランド)などを行う企業です。「Kawaii」文化を世界に発信しています。
【データ】
残業時間:27.1時間/有休消化率:77.9%/激務度:49
【評判】
「残業時間は厳しく管理されており、定時退社する社員も多い」「女性が多く活躍しており、育児支援や時短勤務の制度が充実している」「有給休暇は取りやすく、長期休暇も可能」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が27.1時間、有休消化率が77.9%と、エンタメ・キャラクタービジネス業界の中では高いホワイト度を誇ります。特に女性の働きやすさに配慮が行き届いており、安定した環境で働きたい方におすすめです。
集英社
【概要】
「週刊少年ジャンプ」「りぼん」などの雑誌やコミック、書籍の出版を行う大手総合出版社です。アニメ化、映画化、ゲーム化など、IPを多角的に展開しています。編集、営業、管理などの部門があります。
【データ】
残業時間:28.3時間/有休消化率:77.0%/激務度:51
【評判】
「編集職は忙しい時期もあるが、残業代はしっかりと支払われる」「有給休暇は取りやすく、特に年末年始などは長期休暇を取得する社員が多い」「業界トップクラスの安定感と高待遇がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
出版業界のリーディングカンパニーでありながら、残業時間が28.3時間、有休消化率が77%と、比較的ホワイト度の高い水準です。人気IPを多数保有する安定性と、社員の労働環境への配慮が良好なバランスを生み出しています。
コナミグループ
【概要】
ゲーム(モバイル、コンシューマー)、アミューズメント、カジノ、スポーツなど、多岐にわたるエンタメ事業を展開する企業グループです。「パワプロ」「ウイニングイレブン」などの人気シリーズを保有しています。
【データ】
残業時間:29.5時間/有休消化率:76.5%/激務度:53
【評判】
「ゲーム業界の中では、残業は厳しく管理されており、昔のような激務な印象はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、計画的な消化が進んでいる」「大規模な企業であり、福利厚生や制度は充実している」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が29.5時間、有休消化率が76.5%と、ゲーム業界の中ではホワイト度の高い数値です。多角的な事業を持つ安定性と、コンプライアンス意識の高さが、社員の良好なワークライフバランスを支えています。
スクウェア・エニックス
【概要】
「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」などの人気RPGを開発・販売するゲーム企業です。コンシューマーゲーム、モバイルゲーム、アミューズメント機器、出版など、幅広い事業を展開しています。
【データ】
残業時間:30.1時間/有休消化率:75.0%/激務度:55
【評判】
「開発部門は忙しい時期もあるが、残業はしっかりと管理されている」「有給休暇は比較的取りやすく、長期休暇を取得する社員も多い」「大作に携わるやりがいと、一定のワークライフバランスを両立できる」といった意見があります。
【まとめ】
残業時間が30.1時間、有休消化率が75%と、大手ゲーム開発会社としては優秀な数値です。大規模なIPを安定的に展開できる基盤があり、クリエイティブな仕事と働きやすさを両立したい方におすすめです。
テレビ東京
【概要】
テレビ東京系列のキー局であり、ニュース、情報番組、バラエティ、アニメなど、幅広い番組制作・放送を行っています。独自の企画力と、アニメ・ドラマ制作に強みを持っています。
【データ】
残業時間:31.5時間/有休消化率:75.8%/激務度:56
【評判】
「放送業界の中では、比較的残業は少ない方だと感じる」「有給休暇は取得推奨されており、消化しやすい」「大規模な組織であり、福利厚生や安定性は高い」というクチコミが見られます。
【まとめ】
放送業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が31.5時間、有休消化率が75.8%と、業界内ではホワイト度の高い水準です。コンプライアンス意識の高さと、安定した経営基盤が、社員の働きやすさを支えています。
東映
【概要】
映画、テレビ番組、アニメーションの制作・配給・興行を行う大手映画会社です。「仮面ライダー」「スーパー戦隊」シリーズや、アニメーション制作に強みを持っています。
【データ】
残業時間:32.0時間/有休消化率:74.5%/激務度:58
【評判】
「制作現場は忙しいが、管理部門などは比較的定時退社しやすい」「有給休暇は取得しやすく、長期休暇を取る社員もいる」「歴史ある企業であり、安定した環境で働ける」といった声が見られます。
【まとめ】
残業時間が32.0時間、有休消化率が74.5%と、映画・映像制作業界の中では良好なバランスです。安定した事業基盤と、大手企業としての制度の充実が、ホワイトな労働環境を維持していると考えられます。
KADOKAWA
【概要】
書籍、雑誌、コミック、映画、アニメ、ゲームなど、幅広いコンテンツを企画・制作・販売する総合メディア企業です。近年はデジタルコンテンツや海外展開にも注力しています。
【データ】
残業時間:33.1時間/有休消化率:73.0%/激務度:60
【評判】
「残業時間は部署や時期によるが、全体として削減傾向にある」「有給休暇は取得推奨されており、消化率は高い」「多様な働き方(在宅勤務など)が認められている」というクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が33.1時間、有休消化率が73%と、メディア・出版業界の中ではホワイト度の高い水準です。多角的な事業を持つ安定性と、時代の変化に合わせた働き方改革が進んでいることが伺えます。
アミューズ
【概要】
福山雅治、サザンオールスターズ、星野源など、多数のアーティスト、俳優、タレントを擁する大手芸能プロダクションです。マネジメント、コンテンツ制作、イベント企画・運営などを行っています。
【データ】
残業時間:34.0時間/有休消化率:71.9%/激務度:62
【評判】
「イベントやライブ前は忙しいが、残業はしっかりと管理されている」「有給休暇は取得しやすい雰囲気で、リフレッシュ休暇なども利用できる」「エンタメの最前線で働くやりがいがある」といった声が見られます。
【まとめ】
芸能プロダクションという特性上、残業は発生しますが、残業時間が34.0時間、有休消化率が71.9%と、業界内では比較的ホワイト度の高い数値です。大手プロダクションならではの安定した基盤が、社員の働きやすさを支えています。
日本テレビ放送網
【概要】
日本テレビ系列のキー局であり、ニュース、情報番組、ドラマ、バラエティなど、幅広い番組制作・放送を行っています。視聴率やコンテンツ力に強みを持っています。
【データ】
残業時間:35.2時間/有休消化率:70.8%/激務度:64
【評判】
「部署にもよるが、働き方改革により、残業時間は削減傾向にある」「有給休暇は取得目標があり、計画的に消化できる」「高い給与水準と、それに伴う充実した福利厚生がある」という声が見られます。
【まとめ】
放送業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が35.2時間、有休消化率が70.8%と、業界内ではホワイト度の高い水準です。安定した経営基盤と、コンプライアンス意識の高さが、社員の働きやすさにつながっています。
東宝
【概要】
映画の製作、配給、興行(劇場運営)を主軸とする大手映画会社です。アニメ制作にも力を入れており、多角的な事業展開を行っています。
【データ】
残業時間:36.0時間/有休消化率:69.5%/激務度:67
【評判】
「映画業界の中では、比較的残業は少ない方だと感じる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「歴史ある企業であり、安定感がある」といったクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が36.0時間、有休消化率が69.5%と、映画業界の中では比較的ホワイト度の高い数値です。安定した事業基盤と、大手企業としての制度の充実が、社員の良好なワークライフバランスを支えています。
サイバーエージェント
【概要】
インターネット広告事業を主軸に、ゲーム事業(AbemaTVなど)、メディア事業、投資育成事業などを展開するIT企業です。急速な成長と多角的な事業展開が特徴です。
【データ】
残業時間:37.1時間/有休消化率:68.9%/激務度:68
【評判】
「成長企業らしくスピード感はあるが、残業時間は厳しく管理されている」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、消化率は高い」「若いうちから裁量を持って働ける環境」という声が見られます。
【まとめ】
IT・インターネット業界の成長企業でありながら、残業時間が37.1時間、有休消化率が68.9%と、比較的ホワイト度の高い水準です。成長意欲の高い方にとって、高い報酬と自己成長、そして一定の休暇を取得できる点でホワイト度が高い企業と言えます。
フジテレビジョン
【概要】
フジテレビ系列のキー局であり、ニュース、情報番組、ドラマ、バラエティなど、幅広い番組制作・放送を行っています。独自の企画力と、長年のノウハウに強みを持っています。
【データ】
残業時間:38.0時間/有休消化率:68.5%/激務度:70
【評判】
「働き方改革により、残業時間は以前より減っている」「有給休暇は取得推奨されており、消化しやすい」「給与水準が高く、福利厚生も充実している」という声が見られます。
【まとめ】
放送業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が38.0時間、有休消化率が68.5%と、業界内では比較的ホワイト度の高い水準です。安定した経営基盤と、コンプライアンス意識の高さが、社員の働きやすさにつながっています。
カプコン
【概要】
「バイオハザード」「モンスターハンター」などの人気シリーズを開発・販売するゲーム企業です。コンシューマーゲーム、モバイルゲーム、アミューズメント機器などを展開しています。
【データ】
残業時間:39.5時間/有休消化率:67.2%/激務度:72
【評判】
「開発部門は忙しい時期もあるが、残業代はしっかりと支払われる」「有給休暇は比較的取りやすく、長期休暇を取得する社員もいる」「大規模な企業であり、安定した環境で働ける」といった意見があります。
【まとめ】
残業時間が39.5時間、有休消化率が67.2%と、大手ゲーム開発会社としては優秀な数値です。大規模なIPを安定的に展開できる基盤があり、クリエイティブな仕事と働きやすさを両立したい方におすすめです。
ミクシィ
【概要】
SNS「mixi」を運営していた企業で、現在はモバイルゲーム「モンスターストライク」を主軸に、スポーツ、ライフスタイルなど、多角的な事業展開を行っています。
【データ】
残業時間:40.1時間/有休消化率:66.5%/激務度:74
【評判】
「残業時間は部署によるが、フレックス制度などで調整しやすい」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「新しい事業に挑戦する機会が多く、やりがいがある」というクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が40.1時間、有休消化率が66.5%と、インターネット・ゲーム業界の中では比較的ホワイト度の高い水準です。安定した収益基盤を持ちつつ、柔軟な働き方を実現できる環境が整っています。
講談社
【概要】
「週刊少年マガジン」「なかよし」などの雑誌やコミック、書籍の出版を行う大手総合出版社です。IPをアニメ化、映画化など多角的に展開しています。
【データ】
残業時間:41.0時間/有休消化率:65.5%/激務度:76
【評判】
「編集職は忙しい時期もあるが、残業代はしっかりと支払われる」「有給休暇は取りやすく、年末年始などは長期休暇を取得する社員が多い」「業界トップクラスの安定感と高待遇がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
出版業界のリーディングカンパニーでありながら、残業時間が41.0時間、有休消化率が65.5%と、比較的ホワイト度の高い水準です。人気IPを多数保有する安定性と、社員の労働環境への配慮が良好なバランスを生み出しています。
博報堂DYメディアパートナーズ
【概要】
博報堂DYグループのメディア事業を統括する企業です。テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアバイイングやコンテンツ企画などを手がけています。
【データ】
残業時間:42.2時間/有休消化率:64.8%/激務度:77
【評判】
「広告業界の中では、残業は管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得奨励があり、消化率は高い」「大規模な企業であり、福利厚生や安定性は高い」という声が見られます。
【まとめ】
広告業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が42.2時間、有休消化率が64.8%と、業界内ではホワイト度の高い水準です。大手企業としての安定性と、コンプライアンス意識の高さが、社員の働きやすさにつながっています。
DeNA
【概要】
モバイルゲーム「怪盗ロワイヤル」などで知られる企業で、現在はゲーム、スポーツ(横浜DeNAベイスターズ)、ヘルスケア、新規事業など多角的に展開しています。
【データ】
残業時間:43.1時間/有休消化率:63.5%/激務度:80
【評判】
「残業時間は部署によるが、フレックス制度などで調整しやすい」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「裁量権が大きく、成長できる環境」というクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が43.1時間、有休消化率が63.5%と、インターネット・ゲーム業界の中では一定水準を保っています。新しい事業に挑戦する機会が多く、成長意欲の高い方にとって、やりがいと一定の休暇を取得できる点でホワイト度が高い企業と言えます。
エイベックス
【概要】
音楽、アニメ、映像、ライブエンタテインメントなど、幅広いエンタメコンテンツの企画・制作・販売を手がける大手企業です。アーティストのマネジメントも行っています。
【データ】
残業時間:44.5時間/有休消化率:62.8%/激務度:82
【評判】
「エンタメ業界らしく忙しい時期もあるが、働き方改革が進んでいる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、消化率は高い」「クリエイティブな環境で、やりがいがある」といった意見があります。
【まとめ】
残業時間が44.5時間、有休消化率が62.8%と、音楽・映像業界の中では一定水準を保っています。大手企業としての安定した基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を維持していると考えられます。
GREE
【概要】
モバイルゲーム「釣りスタ」などで知られる企業で、現在はゲーム事業を主軸に、インターネット広告、メタバース関連事業など多角的に展開しています。
【データ】
残業時間:45.0時間/有休消化率:61.5%/激務度:84
【評判】
「残業時間は部署によるが、フレックス制度などで調整しやすい」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「新しい技術に挑戦する機会が多く、成長できる環境」というクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が45.0時間、有休消化率が61.5%と、インターネット・ゲーム業界の中では一定水準を保っています。成長企業としての活気と、柔軟な働き方を両立したい方におすすめです。
よしもとクリエイティブ・エージェンシー
【概要】
吉本興業グループの芸能プロダクションであり、多数のお笑い芸人、タレント、俳優を擁しています。マネジメント、コンテンツ制作、イベント企画・運営などを行っています。
【データ】
残業時間:46.2時間/有休消化率:60.8%/激務度:85
【評判】
「エンタメ業界らしく忙しい時期もあるが、残業代はしっかりと支払われる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、消化率は高い」「エンタメの最前線で働くやりがいがある」といった声が見られます。
【まとめ】
芸能プロダクションという特性上、残業は発生しますが、残業時間が46.2時間、有休消化率が60.8%と、業界内では一定水準を保っています。エンタメの最前線で働くやりがいと、一定の休暇を取得できる点でホワイト度が高い企業と言えます。
TBSホールディングス
【概要】
TBS系列のキー局であり、ニュース、情報番組、ドラマ、バラエティなど、幅広い番組制作・放送を行っています。多角的な事業展開も行っています。
【データ】
残業時間:47.1時間/有休消化率:59.5%/激務度:88
【評判】
「放送業界らしく忙しい時期もあるが、働き方改革が進んでいる」「有給休暇は取得推奨されており、消化しやすい」「給与水準が高く、福利厚生も充実している」という声が見られます。
【まとめ】
放送業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が47.1時間、有休消化率が59.5%と、業界内では一定水準を保っています。安定した経営基盤と、コンプライアンス意識の高さが、社員の働きやすさにつながっています。
P.A.WORKS
【概要】
富山県に拠点を置くアニメーション制作会社です。高品質なオリジナルアニメーションの制作に強みを持っています。
【データ】
残業時間:48.5時間/有休消化率:58.0%/激務度:91
【評判】
「アニメ業界らしく忙しい時期もあるが、作品に対する熱意がある社員が多い」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「地方に拠点があるため、生活コストが低い」という声が見られます。
【まとめ】
アニメ制作業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が48.5時間、有休消化率が58%と、業界内では一定水準を保っています。地方に拠点を持つことで、生活と仕事のバランスを保ちやすいという点もホワイト度を高めています。
スタジオジブリ
【概要】
「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」など、世界的な人気を誇るアニメーション映画を制作するスタジオです。
【データ】
残業時間:49.0時間/有休消化率:57.5%/激務度:92
【評判】
「制作現場は忙しい時期もあるが、作品に対する熱意がある社員が多い」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「作品の質の高さが、働くモチベーションにつながる」といった意見があります。
【まとめ】
アニメ制作業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が49.0時間、有休消化率が57.5%と、業界内では一定水準を保っています。世界的なブランド力と、作品に対するやりがいが、ホワイト度を高めています。
Production I.G
【概要】
「攻殻機動隊」シリーズなどで知られるアニメーション制作会社です。高品質なSF、アクション作品に強みを持っています。
【データ】
残業時間:50.1時間/有休消化率:56.5%/激務度:94
【評判】
「アニメ業界らしく忙しい時期もあるが、残業代はしっかりと支払われる」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「作品に対する熱意がある社員が多い」という声が見られます。
【まとめ】
アニメ制作業界という特性上、残業は発生しますが、残業時間が50.1時間、有休消化率が56.5%と、業界内では一定水準を保っています。高いクリエイティビティと、一定のワークライフバランスを両立したい方におすすめです。
エンタメ業界で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
エンタメ業界は、プロジェクトの納期やイベントの開催など、突発的な業務が発生しやすい特性があるため、残業時間や有休消化率が一時的に変動しやすい傾向があります。本ランキングは客観的なデータに基づいていますが、これはあくまで全体的な傾向を示すものです。
希望する職種と部署の状況を深く掘り下げることです。 例えば、ゲーム会社でも「開発職」と「管理部門」では残業時間が大きく異なりますし、音楽会社でも「制作現場」と「ライセンス部門」では働き方が全く違います。
ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
企業の本当の働きやすさを知るには、実際にそこで働いている人、または過去に働いていた人の生の声を聞くのが最も確実です。
- 友人・知人からの情報: 志望企業や関連企業に知り合いがいれば、部署の雰囲気や実際の残業時間、有休の取りやすさなどを聞いてみましょう。特に、業界特有の「繁忙期」や「閑散期」の具体的な状況を聞くのが有効です。
- OB・OG訪問: 転職活動でもOB・OG訪問を受け付けている企業はあります。特に、あなたが希望する職種(例:ゲームプランナー、音楽宣伝、イベント制作など)の先輩に話を聞ければ、具体的な業務の実態を深く理解できます。
ただし、「その人の部署や職種での経験」であることを念頭に置き、話の全てを鵜呑みにせず、あくまで参考情報として受け止める冷静さも必要です。
ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
OpenWork以外にも、転職会議やen Lighthouse(旧: カイシャの評判)など、複数の転職口コミサイトが存在します。エンタメ業界は口コミの偏りが出やすい業界であるため、一つのサイトの情報だけではなく、複数のサイトで情報を照合することが重要です。
- 口コミの時期を確認: 常に最新の口コミが最も重要です。特にゲームや映像業界では、プロジェクトの成功・失敗によって労働環境が急激に変化することがあるため、直近1年間の口コミを重点的に確認しましょう。
- 職種・部署に注目: 志望職種(例:デザイナー、プロデューサー、広報など)のクチコミを重点的に確認し、全体平均ではなく、あなたが働く可能性のある部門の実態を把握することが大切です。
- ネガティブな意見も確認: ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見にも目を通し、その問題点が自分にとって許容できるものかを判断しましょう。「仕事が好きだから残業は苦にならない」といった意見は、あなたにも当てはまるか冷静に判断する必要があります。
転職エージェントをフル活用する
転職エージェントは、企業の採用担当者や現場の状況を把握しているため、非公開のリアルな情報を持っていることが多いです。
- 客観的な情報の要求: エージェントに対し、「希望する職種の直近1年の平均残業時間や有休消化率の実績が特に良い企業を紹介してほしい」と具体的に伝えましょう。特にエンタメ業界専門のエージェントであれば、部署ごとの詳細情報を持っている可能性が高いです。
- 社風や人間関係の質問: 口コミサイトでは得られない、部門の雰囲気や上司のマネジメントスタイル、人間関係の情報を聞くことができます。「配属予定先の残業時間の変動幅はどうか」「プロジェクト終了後に長期休暇は取れるのか」など、気になる点を具体的に質問しましょう。
エージェントは、内定獲得という共通のゴールに向けて伴走してくれるため、あなたの希望条件を企業側に伝えてもらう交渉役としても機能します。
エンタメ業界特有の「激務の波」を見極める
本記事では、OpenWorkの客観的なデータに基づき、教育業界のホワイト企業をランキング形式で紹介しました。エンタメ業界でホワイト企業を探す上で、最も重要なのは「激務の波」を見極めることです。エンタメ業界への転職では、仕事への情熱は重要ですが、情熱だけで体を壊してしまっては意味がありません。本ランキングと調査方法を参考に、情熱を持って長く働ける場所を見つけてください。
一方で、データはあくまでも一つの側面に過ぎません。あなたが本当に自分らしく輝ける場所を見つけるためには、このランキングを参考にしつつ、関係者の声や口コミ、エージェントの情報などを通じて、多角的に企業を分析することが不可欠です。
データという「客観的な事実」と、現場の「体感的な事実」の両面から判断することで、心から納得のいく企業選びができるはずです。あなたの転職・就職活動が成功することを心から応援しています。



