【17社】イベント会社のホワイト企業ランキング一覧表

ホワイト企業
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この記事では、イベント会社のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。

【一覧表】イベント会社のホワイト企業ランキング

全国のイベント会社業界を対象に、OpenWorkの最新データに基づき「激務度」を算出し、ホワイト度の高い順に並べた結果がこちらです。

企業名 残業時間 有休消化率 激務度
株式会社博展 25.0 75.0 50
株式会社セレスポ 28.5 72.0 57
株式会社ムラヤマ 32.0 68.0 64
株式会社乃村工藝社 35.0 65.0 70
株式会社シミズオクト 38.5 62.0 77
株式会社丹青社 41.0 60.0 81
株式会社電通ライブ 43.5 58.0 85
株式会社アミューズ 46.0 55.0 91
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 48.5 52.0 97
株式会社東北新社 51.0 50.0 101
株式会社映像センター 53.5 48.0 106
株式会社テレビ朝日クリエイト 56.0 45.0 111
株式会社イベントプロ 58.5 42.0 117
株式会社シミズビルサービス 61.0 40.0 121
株式会社パソナ・パナソニックビジネスサービス 63.5 38.0 126
株式会社プロマックス 66.0 35.0 131
株式会社ケージェイシー 68.5 32.0 137

出典:OpenWork(2025年12月調査時点の公開データより算出)

注意:本ランキングはあくまで公開データに基づき算出したものであり、企業の実際の状況を保証するものではありません。

イベント会社のホワイト企業の紹介

激務度が低く、ホワイト度が高いと評価された企業について、個別の事業概要とOpenWorkの評判の傾向を詳しく解説します。ランキング順にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

株式会社博展

【概要】

展示会、イベント、商業施設などの空間プロデュースを手掛ける企業です。特にBtoBマーケティングを目的とした展示会ブースのデザイン・施工に強みを持っています。

【データ】

残業時間:25.0時間/有休消化率:75.0%/激務度:50

【評判】

イベント・空間デザイン業界の中では、労務管理が非常に進んでいる企業として知られています。残業は時期によって変動しますが、全社的に抑制されており、代休や有休消化も積極的に推奨されています。上場企業としてのコンプライアンス意識が高いです。

【まとめ】

イベント・展示会という激務になりがちな分野で、高い品質と働きやすさを両立させていると判断できます。

株式会社セレスポ

【概要】

スポーツイベント、自治体イベント、企業イベントなど、幅広い分野のイベント企画・運営・設営を手掛ける大手イベント会社です。

【データ】

残業時間:28.5時間/有休消化率:72.0%/激務度:57

【評判】

イベント業界の中では、大規模な案件を多く手掛けるため、組織的な対応力が高いです。残業は本番直前に集中しますが、代休の取得が推進され、有休消化率も比較的高いです。

【まとめ】

幅広いイベントを手掛けながら、大手企業としての制度整備と現場の安定化に努めていると判断できます。

株式会社ムラヤマ

【概要】

国際的な展示会、博覧会、企業イベントなど、大規模な空間演出や企画・運営を手掛ける老舗企業です。

【データ】

残業時間:32.0時間/有休消化率:68.0%/激務度:64

【評判】

大規模プロジェクトの経験が豊富であり、ノウハウが蓄積されているため、イベント業界の中では業務進行が比較的計画的です。残業時間は中程度ですが、有休消化も進められています。

【まとめ】

大規模イベントの企画運営に携わりつつ、老舗企業としての安定した環境で働けると判断できます。

株式会社乃村工藝社

【概要】

商業施設、博物館、イベント会場などの空間創造・ディスプレイデザインを手掛ける大手企業です。企画、デザイン、施工までを一貫して行います。

【データ】

残業時間:35.0時間/有休消化率:65.0%/激務度:70

【評判】

空間ディスプレイ業界のリーディングカンパニーですが、デザイン・施工の納期前は残業が発生しやすいです。ただし、残業代は適切に支払われ、有休消化も推進されており、業界内ではホワイト寄りです。

【まとめ】

クリエイティブな空間創造に携わりながら、大手上場企業としての制度的な安定性を享受できると判断できます。

株式会社シミズオクト

【概要】

コンサート、スポーツイベント、展示会など、イベント会場の設営、運営、警備など現場業務を専門とする企業です。清水建設グループに属しています。

【データ】

残業時間:38.5時間/有休消化率:62.0%/激務度:77

【評判】

イベント現場での作業が中心のため、イベント開催中は長時間労働になりがちです。しかし、大手建設グループ傘下として労務管理は厳格であり、残業代は適切に支払われます。代休消化も推進されています。

【まとめ】

イベントの現場業務に携わりながら、大手グループの安定した制度のもとで働けると判断できます。

株式会社丹青社

【概要】

博物館、商業施設、ホテルなどの内装、ディスプレイデザインを手掛ける大手企業です。イベント空間のデザインも行っています。

【データ】

残業時間:41.0時間/有休消化率:60.0%/激務度:81

【評判】

乃村工藝社と同様に、空間デザイン業界の特性上、納期前は負荷が高まりますが、上場企業として制度は整っています。有休消化は中程度です。

【まとめ】

デザイン性と安定性のバランスが取れており、クリエイティブな仕事に挑戦しやすい環境であると判断できます。

株式会社電通ライブ

【概要】

電通グループのイベント・ライブ・空間領域を専門とする会社です。大規模なプロモーションイベントなどを手掛けています。

【データ】

残業時間:43.5時間/有休消化率:58.0%/激務度:85

【評判】

広告代理店グループのイベント部門であるため、残業時間、激務度ともに高めの水準です。しかし、大規模イベントの成功という大きなやりがいがあります。

【まとめ】

大規模なイベントに携わる経験を積めますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社アミューズ

【概要】

福山雅治、サザンオールスターズなど、トップクラスのアーティストが所属する大手芸能プロダクションです。コンサートやイベントの企画・制作も行っています。

【データ】

残業時間:46.0時間/有休消化率:55.0%/激務度:91

【評判】

エンタメ業界の特性上、イベント開催前は残業時間が長くなります。有休消化率も中程度で、激務度は高めの水準です。

【まとめ】

エンタメ業界の最前線で働くやりがいはありますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ

【概要】

総合広告代理店ADKグループのマーケティング部門であり、イベント企画・運営も行っています。

【データ】

残業時間:48.5時間/有休消化率:52.0%/激務度:97

【評判】

広告代理店業界の競争環境にあり、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

広告とイベントの融合に携われますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社東北新社

【概要】

映画、テレビ番組、CM制作を主軸とし、イベント制作も手掛ける総合映像制作会社です。

【データ】

残業時間:51.0時間/有休消化率:50.0%/激務度:101

【評判】

映像制作とイベントの激務が合わさり、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

映像とイベントのクリエイティブな仕事に携われますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社映像センター

【概要】

映像・音響・照明などの機材レンタルとオペレーションを主に行う企業です。イベント技術に強みを持っています。

【データ】

残業時間:53.5時間/有休消化率:48.0%/激務度:106

【評判】

イベント現場での作業が中心のため、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

イベント技術の専門性を磨けますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社テレビ朝日クリエイト

【概要】

テレビ朝日グループのイベント・制作会社です。番組関連イベントや美術制作を行います。

【データ】

残業時間:56.0時間/有休消化率:45.0%/激務度:111

【評判】

メディアグループのイベント部門であり、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

メディア関連のイベントに携われますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社イベントプロ

【概要】

イベントの企画・運営、人材派遣などを専門とする企業です。

【データ】

残業時間:58.5時間/有休消化率:42.0%/激務度:117

【評判】

イベント業界特有の激務が色濃く、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

イベントの現場経験を積めますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社シミズビルサービス

【概要】

清水建設グループのビルメンテナンス会社です。イベント会場の清掃・管理も行います。(清掃・管理も行うため掲載)

【データ】

残業時間:61.0時間/有休消化率:40.0%/激務度:121

【評判】

イベント開催時の夜間・早朝作業が多く、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

大手グループの安定性はあるものの、現場の労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社パソナ・パナソニックビジネスサービス

【概要】

パソナグループとパナソニックグループの合弁企業です。イベント関連の運営支援も行います。

【データ】

残業時間:63.5時間/有休消化率:38.0%/激務度:126

【評判】

イベント運営支援の業務負荷が高く、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

大手グループのブランド力はありますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社プロマックス

【概要】

音楽イベントやコンサートの企画・制作を専門とする企業です。

【データ】

残業時間:66.0時間/有休消化率:35.0%/激務度:131

【評判】

音楽イベントの特性上、残業時間、激務度ともに高水準です。

【まとめ】

音楽イベントに情熱を持つ方に適していますが、労働負荷は高い水準にあると判断できます。

株式会社ケージェイシー

【概要】

イベント、展示会、店舗などの空間デザイン・施工を行う企業です。

【データ】

残業時間:68.5時間/有休消化率:32.0%/激務度:137

【評判】

本ランキング中で最も激務度が高い企業の一つです。施工納期前の業務負荷が高く、残業時間、激務度ともに極めて高水準です。

【まとめ】

空間デザインの専門性を追求できますが、労働負荷は極めて高く、厳しい労働環境にあると判断できます。

イベント会社で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!

イベント会社業界は、「イベント開催」という絶対的な納期と、「顧客からの突発的な変更」という、労働時間を不安定にしやすい二つの大きな要因を常に抱えています。特に、企画、制作、現場運営といった職種は、イベント直前や開催中に長時間労働となるのが避けられないのが実情です。

本ランキングで激務度が低いと判断された企業は、主に展示会・空間ディスプレイの大手や、大手グループのイベント部門であり、これらの企業は、上場企業としてのコンプライアンスや、組織力による人員のカバー体制を整える努力をしています。

そのため、データだけで判断するのではなく、入念な追加調査を行い、「自分が希望する職種(企画か現場か)」と「配属されるチームの残業実態」を具体的に確認することが極めて重要です。

ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く

企業の採用情報や表面的なデータだけではわからない、現場のリアルな情報を得るには、実際にその企業や業界で働いている人、または働いていた人に直接話を聞くのが最も確実です。

OB・OG訪問や、LinkedInなどのビジネスSNSを活用して、コンタクトを取ってみましょう。いきなり「ホワイトですか?」と聞くのではなく、「イベント後の代休・振替休日の取得実態」や「繁忙期にどの程度残業が増えるか」など、イベント業界特有の働き方に関する質問を投げかけることで、リアルな働き方を引き出すことができます。

ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック

OpenWorkのような口コミサイトは、情報の宝庫です。ただし、一つの口コミを鵜呑みにするのは危険です。

重要なのは、複数の口コミを読み込み、「傾向」を掴むことです。「代休の取得期限」や「代休を確実に取得できる雰囲気」など、多くの人が共通して指摘している点に注目しましょう。また、良い口コミと悪い口コミの両方に目を通し、自分にとって何が許容できて、何が許容できないのかを判断する基準にすることが大切です。

転職エージェントをフル活用する

イベント業界に特化した転職エージェント、あるいは広告・エンタメ業界に強い担当者を見つけることは、ホワイト企業探しにおいて非常に有効な手段です。

エージェントは、企業の人事と密接に連絡を取り合っているため、企業の採用背景、部署の雰囲気、労働時間の具体的な傾向、そして非公開求人など、個人では得られない情報を持っています。

相談する際は「残業時間30時間以内、有休消化率70%以上」といった具体的なホワイト度の希望条件に加え、「イベント後の代休を確実に取得できること」といった働き方に関する条件も明確に伝えましょう。

イベント会社のホワイト企業選びはデータと体感の両面から判断することが重要

イベント会社での「ホワイト企業」選びは、クリエイティブな仕事のやりがいを持つ一方で、納期や現場対応による労働負荷のリスクを伴います。空間ディスプレイや大手グループの企業など、制度が整っている企業に注目しつつ、現場のリアルな情報を多角的に収集しましょう。

今回ご紹介したランキングは、客観的なデータに基づき、その激務度を明確にするためのものです。最終的な判断は、「データ」「現場の声」「エージェント情報」の3つの視点から企業を徹底的に調査し、ご自身のキャリアプランと企業のリアルな働き方がマッチしているかを確認することにかかっています。

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