この記事では、アパレル業界のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。
- 【一覧表】インフラエンジニアのホワイト企業ランキング
- インフラエンジニアのホワイト企業の紹介
- SCSK株式会社
- 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
- 日本マイクロソフト株式会社
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 株式会社野村総合研究所
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 富士通株式会社
- NEC(日本電気株式会社)
- KDDI株式会社
- 株式会社日立製作所
- ソフトバンク株式会社
- ネットワンシステムズ株式会社
- BIPROGY株式会社(旧日本ユニシス)
- TIS株式会社
- 三井情報株式会社
- 住鉄ソリューションズ株式会社
- 株式会社オービック
- 株式会社JSOL
- 株式会社電通総研
- 日本電気通信システム株式会社
- 富士ソフト株式会社
- アクセンチュア株式会社
- 株式会社インターネットイニシアティブ
- 中電シーティーアイ
- 東京海上日動システムズ
- 株式会社三菱総合研究所
- 関電システムズ
- 兼松エレクトロニクス株式会社
- ユニアデックス株式会社
- 株式会社ラック
- インフラエンジニアで本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
- ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
- ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
- 転職エージェントをフル活用する
- 保守運用における「オンコール手当」と「振替休日」の運用実態
【一覧表】インフラエンジニアのホワイト企業ランキング
OpenWorkのデータに基づき、インフラエンジニアの主要な活躍フィールドであるシステムインテグレーター(SIer)や通信キャリアを抽出。算出した「激務度」が低い順(=ホワイト度が高い順)にランキング化しました。
| 企業名 | 残業時間 | 有休消化率 | 激務度 |
| SCSK株式会社 | 21.0h | 92.5% | 29 |
| 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | 24.3h | 88.5% | 36 |
| 日本マイクロソフト株式会社 | 20.2h | 82.5% | 38 |
| 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | 27.5h | 86.5% | 41 |
| 株式会社野村総合研究所 | 32.5h | 89.2% | 43 |
| 日本アイ・ビー・エム株式会社 | 25.1h | 81.3% | 44 |
| 富士通株式会社 | 24.5h | 79.5% | 45 |
| NEC(日本電気株式会社) | 21.3h | 75.2% | 46 |
| KDDI株式会社 | 23.5h | 76.5% | 47 |
| 株式会社日立製作所 | 28.5h | 78.4% | 50 |
| ソフトバンク株式会社 | 25.5h | 72.8% | 53 |
| ネットワンシステムズ株式会社 | 26.5h | 71.5% | 55 |
| BIPROGY株式会社(旧日本ユニシス) | 22.8h | 66.8% | 56 |
| TIS株式会社 | 29.5h | 72.3% | 57 |
| 三井情報株式会社 | 28.1h | 70.5% | 58 |
| 住鉄ソリューションズ株式会社 | 26.5h | 65.4% | 61 |
| 株式会社オービック | 38.5h | 75.8% | 63 |
| 株式会社JSOL | 30.2h | 65.8% | 64 |
| 株式会社電通総研 | 35.8h | 70.5% | 65 |
| 日本電気通信システム株式会社 | 25.4h | 59.5% | 66 |
| 富士ソフト株式会社 | 26.8h | 58.5% | 68 |
| アクセンチュア株式会社 | 35.5h | 67.2% | 68 |
| 株式会社インターネットイニシアティブ | 28.5h | 58.5% | 70 |
| 中電シーティーアイ | 27.5h | 56.4% | 71 |
| 東京海上日動システムズ | 25.5h | 53.5% | 72 |
| 株式会社三菱総合研究所 | 38.5h | 65.2% | 73 |
| 関電システムズ | 29.5h | 55.4% | 74 |
| 兼松エレクトロニクス株式会社 | 30.1h | 54.5% | 76 |
| ユニアデックス株式会社 | 31.5h | 52.8% | 79 |
| 株式会社ラック | 35.5h | 55.4% | 80 |
出典:OpenWork(アクセス日:2025年12月)
※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。
インフラエンジニアのホワイト企業の紹介
SCSK株式会社
【概要】
住友商事グループのシステムインテグレーターです。IT業界における働き方改革の先駆者として知られ、インフラ構築から保守運用まで幅広く手掛けています。
【データ】
残業時間:21.0h/有休消化率:92.5%/激務度:29
【評判】
「有休消化は当たり前」という社風が徹底されています。残業時間の削減についても、経営層からの強いコミットがあり、定時退社を促す仕組みが現場レベルで機能しています。
【まとめ】
有休消化率が90%を超え、残業も20時間程度という、業界トップクラスのホワイト環境を実現しています。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
【概要】
国内最大手のSIerであり、公共・金融分野の巨大インフラを支えています。
【データ】
残業時間:24.3h/有休消化率:88.5%/激務度:36
【評判】
福利厚生の充実度が非常に高く、特に長期休暇の取得が全社的に強く推奨されています。大規模プロジェクトが多いため忙しい時期はありますが、代休取得などは厳格です。
【まとめ】
日本を代表する企業として労務管理が最高水準にあり、安定したライフスタイルを維持しながら専門性を高められます。
日本マイクロソフト株式会社
【概要】
クラウドインフラ「Azure」を擁する世界的なテックジャイアントです。
【データ】
残業時間:20.2h/有休消化率:82.5%/激務度:38
【評判】
リモートワークやフレックス制度が完全に定着しており、働く場所や時間の自由度が極めて高いです。個人の裁量が大きく、セルフマネジメントができる人には最高の環境です。
【まとめ】
外資系特有の合理的な働き方が徹底されており、効率よく成果を出してプライベートを充実させることが可能です。
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
【概要】
インフラ分野に非常に強い大手SIerです。マルチベンダーとしての強みを活かし、高度な基盤構築を行っています。
【データ】
残業時間:27.5h/有休消化率:86.5%/激務度:41
【評判】
「人を大切にする」文化があり、エンジニアのキャリア形成と並行して私生活の充実も支援する制度が整っています。有休消化率も8割を超え、メリハリのある働き方が可能です。
【まとめ】
専門性の高いインフラ技術を追求しつつ、休みもしっかり確保できるバランスの取れた企業です。
株式会社野村総合研究所
【概要】
日本最大のシンクタンク・コンサルティング系SIerです。金融・公共などの超大規模インフラを得意としています。
【データ】
残業時間:32.5h/有休消化率:89.2%/激務度:43
【評判】
給与水準が極めて高く、その分密度のある仕事を求められますが、近年は残業抑制が劇的に進んでいます。特筆すべきは高い有休消化率で、しっかりと休む文化が定着しています。
【まとめ】
高年収と休みの取りやすさを両立しており、知的生産性を最大化するための環境が整っています。
日本アイ・ビー・エム株式会社
【概要】
ハイブリッドクラウドやAIに注力する、グローバルなIT企業です。
【データ】
残業時間:25.1h/有休消化率:81.3%/激務度:44
【評判】
ダイバーシティ&インクルージョンが進んでおり、個々の家庭事情などに合わせた柔軟な働き方が浸透しています。上司との1on1を通じて、ワークライフバランスの調整もしやすい環境です。
【まとめ】
個人のライフスタイルを尊重する文化が根強く、長期的なキャリア形成に最適なホワイト環境です。
富士通株式会社
【概要】
国内トップクラスの総合ITベンダーです。サーバーからクラウドサービスまで垂直統合で手掛けています。
【データ】
残業時間:24.5h/有休消化率:79.5%/激務度:45
【評判】
「Work Life Shift」の掲げのもと、テレワーク中心の働き方へシフトしています。残業代は1分単位で支給され、コンプライアンス意識も非常に高いです。
【まとめ】
歴史ある大企業でありながら柔軟な働き方をいち早く取り入れており、エンジニアが疲弊しにくい仕組みが完成されています。
NEC(日本電気株式会社)
【概要】
通信ネットワークや社会基盤システムに強みを持つ総合電機メーカーです。
【データ】
残業時間:21.3h/有休消化率:75.2%/激務度:46
【評判】
堅実な社風で、労務管理が非常に真面目に行われています。残業時間はランキング中でも低い部類に入り、無理な連勤などは厳しくチェックされる体制があります。
【まとめ】
業界平均を大きく下回る残業時間の少なさが魅力で、着実にスキルを磨きながら長く働ける環境です。
KDDI株式会社
【概要】
国内大手の通信キャリアです。モバイルから固定ネットワークまで、巨大なインフラを支えています。
【データ】
残業時間:23.5h/有休消化率:76.5%/激務度:47
【評判】
インフラ企業としての安定感に加え、近年は先進的な働き方を積極的に導入しています。有給休暇の取得も業務の一部として捉えられるほど、取得しやすい雰囲気があります。
【まとめ】
通信インフラという責任ある立場でありながら、従業員の精神的なゆとりを大切にする組織風土があります。
株式会社日立製作所
【概要】
世界的な総合電機メーカーであり、ITセグメントではインフラ基盤の構築に強みを持ちます。
【データ】
残業時間:28.5h/有休消化率:78.4%/激務度:50
【評判】
研修制度や福利厚生が非常に手厚く、守られている実感が高い企業です。残業は部署によりますが、全社的な「スマートワーク」の推進により改善が進んでいます。
【まとめ】
大手ならではの安心感と、時代に合わせた働き方のアップデートが共存しているホワイト企業です。
ソフトバンク株式会社
【概要】
通信・インターネット分野で急成長を続けてきた大手キャリアです。
【データ】
残業時間:25.5h/有休消化率:72.8%/激務度:53
【評判】
スピード感のある社風ですが、ITを駆使した業務効率化が進んでおり、残業時間は想像以上に抑制されています。スーパーフレックス制度を導入しており、朝型・夜型など自分に合った調整が可能です。
【まとめ】
ダイナミックな事業展開と、先進的な就業制度を両立させている点が強みです。
ネットワンシステムズ株式会社
【概要】
ネットワーク構築の専門商社・SIerです。高度なネットワーク技術に特化しています。
【データ】
残業時間:26.5h/有休消化率:71.5%/激務度:55
【評判】
ネットワークのプロフェッショナル集団として、リモートワークやWeb会議などの自社ソリューションを使いこなし、効率的な働き方を自ら実践しています。
【まとめ】
技術志向が強く、かつスマートに働く文化が定着している優良企業です。
BIPROGY株式会社(旧日本ユニシス)
【概要】
金融・流通分野に強みを持つ独立系SIerの老舗です。
【データ】
残業時間:22.8h/有休消化率:66.8%/激務度:56
【評判】
「穏やかで人が良い」という口コミが多く、心理的安全性が高い環境です。残業時間も低めに推移しており、プライベートを重視したいエンジニアからの評価が高いです。
【まとめ】
人間関係のストレスが少なく、安定したペースで仕事に取り組める環境が整っています。
TIS株式会社
【概要】
クレジットカード決済システムなど、クリティカルなインフラに強いSIerです。
【データ】
残業時間:29.5h/有休消化率:72.3%/激務度:57
【評判】
合併を経て大規模な組織になりましたが、労務管理の統合が進み、サービス残業の撲滅が徹底されています。有休も申請しやすく、自分の予定を優先しやすい環境です。
【まとめ】
重要な社会基盤を支えるやりがいと、健全な労働時間の両立が可能です。
三井情報株式会社
【概要】
三井物産グループのSIerです。グローバルなインフラ基盤構築などを手掛けています。
【データ】
残業時間:28.1h/有休消化率:70.5%/激務度:58
【評判】
商社グループならではの安定性と、従業員を大切にする文化があります。福利厚生が厚く、ライフイベントに合わせた休暇も取得しやすい傾向です。
【まとめ】
商社系SIerとしての盤石な経営基盤に支えられた、ゆとりのある労働環境が魅力です。
住鉄ソリューションズ株式会社
【概要】
日本製鉄グループのSIerです。巨大プラントの基盤から一般企業向けまで幅広く対応しています。
【データ】
残業時間:26.5h/有休消化率:65.4%/激務度:61
【評判】
製造業系SIerらしく、プロセスが標準化されており、無理なスケジュールでの稼働が少ないです。堅実な働き方を好むエンジニアに適した環境です。
【まとめ】
親会社の安定性と、整備された開発手法により、予測可能性の高い働き方が実現されています。
株式会社オービック
【概要】
ERPパッケージの提供からインフラ構築までを一貫して行う企業です。
【データ】
残業時間:38.5h/有休消化率:75.8%/激務度:63
【評判】
営業力が強い印象がありますが、エンジニアの労務管理も近年強化されています。有休消化率が高く、仕事の密度は高いものの、しっかりとリフレッシュする習慣があります。
【まとめ】
生産性を重視する文化があり、忙しいなかでもしっかりと休みを確保するスタイルです。
株式会社JSOL
【概要】
NTTデータと三井住友フィナンシャルグループを親会社に持つSIerです。
【データ】
残業時間:30.2h/有休消化率:65.8%/激務度:64
【評判】
大手2社を親に持つため、制度の充実度は申し分ありません。コンサルティングから構築まで手掛けるため、上流工程での調整が利きやすく、過度な深夜稼働は抑制されています。
【まとめ】
親会社のハイブリッドな良さを継承しており、バランスの取れた就業環境があります。
株式会社電通総研
【概要】
電通グループのITソリューションプロバイダーです。製造業向けシステムなどに強みを持ちます。
【データ】
残業時間:35.8h/有休消化率:70.5%/激務度:65
【評判】
クリエイティブな社風がありつつ、SIerとしての管理体制もしっかりしています。有休取得への抵抗が全くなく、長期休暇を取得する社員も多いです。
【まとめ】
先進的な風土と、制度としての休みやすさが共存している企業です。
日本電気通信システム株式会社
【概要】
NECグループのネットワーク・ソフトウェア開発会社です。
【データ】
残業時間:25.4h/有休消化率:59.5%/激務度:66
【評判】
NECグループの設計・開発の中核を担うため、エンジニア中心の組織です。落ち着いた環境で、技術に集中しながら安定した時間で働くことができます。
【まとめ】
大規模ベンダーの子会社として安定感があり、極端な激務を避けられる環境です。
富士ソフト株式会社
【概要】
独立系SIerの国内大手です。多岐にわたる技術領域をカバーしています。
【データ】
残業時間:26.8h/有休消化率:58.5%/激務度:68
【評判】
独立系ならではの活気がありますが、近年は全社的に残業削減への取り組みが強化されました。残業代が明確に支給されるため、安心感があるという声が多いです。
【まとめ】
多様な案件で経験を積みつつ、労働時間の管理も改善されているバランスの良い独立系企業です。
アクセンチュア株式会社
【概要】
世界最大の総合コンサルティングファームです。
【データ】
残業時間:35.5h/有休消化率:67.2%/激務度:68
【評判】
かつての激務なイメージから脱却し、現在は「Project PRIDE」などの活動により、残業制限と有休消化が極めて厳格に運用されています。
【まとめ】
コンサルティングのスピード感と、徹底されたホワイト化の両面を享受できる稀有な環境です。
株式会社インターネットイニシアティブ
【概要】
日本のインターネット接続の先駆けであり、高度なネットワーク技術を持つ企業です。
【データ】
残業時間:28.5h/有休消化率:58.5%/激務度:70
【評判】
エンジニアを尊重する文化が根強く、技術的な探求心が許容される環境です。フレックス制度の活用が盛んで、自己管理の下で柔軟に働けます。
【まとめ】
高度な技術環境に身を置きつつ、自分なりのワークスタイルを維持しやすい企業です。
中電シーティーアイ
【概要】
中部電力グループのIT企業です。電力インフラを支える重要拠点です。
【データ】
残業時間:27.5h/有休消化率:56.4%/激務度:71
【評判】
電力会社の子会社として、福利厚生や安定性は抜群です。雇用が非常に安定しており、精神的なゆとりを持って仕事に臨めます。
【まとめ】
インフラ企業特有の安定感の中で、ワークライフバランスを重視したい人に適しています。
東京海上日動システムズ
【概要】
東京海上グループのIT戦略を担うユーザー系SIerです。
【データ】
残業時間:25.5h/有休消化率:53.5%/激務度:72
【評判】
ユーザー系SIerらしく、納期調整が効きやすい側面があります。有休もチーム内で調整すればスムーズに取得でき、子育て中のエンジニアも多いです。
【まとめ】
ユーザー系ならではの落ち着いた労働環境と、手厚い福利厚生が魅力です。
株式会社三菱総合研究所
【概要】
三菱グループのシンクタンクです。高度な分析とシステム構築を行っています。
【データ】
残業時間:38.5h/有休消化率:65.2%/激務度:73
【評判】
仕事の難易度は非常に高いですが、その分制度面でのケアがしっかりしています。裁量労働制が多いですが、適切な休みを取るよう会社から促されます。
【まとめ】
知的な刺激が多い環境でありながら、休むべき時はしっかり休める仕組みがあります。
関電システムズ
【概要】
関西電力グループのITサービス会社です。
【データ】
残業時間:29.5h/有休消化率:55.4%/激務度:74
【評判】
電力系特有の堅実さがあり、無理な残業を強いる文化はありません。福利厚生も親会社に準じており、非常に手厚いです。
【まとめ】
関西エリアでの安定した働き方を望むなら、最良の選択肢の一つとなるホワイト企業です。
兼松エレクトロニクス株式会社
【概要】
IT基盤構築に強みを持つ専門商社・SIerです。仮想化技術などに強みがあります。
【データ】
残業時間:30.1h/有休消化率:54.5%/激務度:76
【評判】
小規模な組織ならではの風通しの良さがあり、個々人の働き方に配慮がなされています。残業代も全額支給で、法令遵守の意識も高いです。
【まとめ】
商社系の良さとエンジニア中心の現場が噛み合った、働きやすい環境です。
ユニアデックス株式会社
【概要】
BIPROGYグループでインフラ・サポートを担う企業です。
【データ】
残業時間:31.5h/有休消化率:52.8%/激務度:79
【評判】
保守運用の現場が多いためシフト制の場合もありますが、その分交代要員が明確で、サービス残業が発生しにくい構造になっています。
【まとめ】
インフラの守り手として、適切な労務管理の下で技術力を発揮できる環境です。
株式会社ラック
【概要】
セキュリティインフラの国内最大手企業です。
【データ】
残業時間:35.5h/有休消化率:55.4%/激務度:80
【評判】
セキュリティという緊急性の高い分野を扱いますが、その分バックアップ体制が整っています。フレックスを活用し、深夜対応後は午後から出社するなど調整が可能です。
【まとめ】
特殊な技術領域でありながら、制度を駆使して柔軟に働けるよう工夫されている企業です。
インフラエンジニアで本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
インフラエンジニアの労働環境は、会社全体の平均値だけでは見えない「部署ガチャ」のリスクを常に含んでいます。特に、構築(SI)と運用(マネージドサービス)では、残業の発生頻度も休みの取りやすさも180度異なる場合があります。
ランキング上位の企業であっても、特定のレガシーな大規模案件を担当するチームでは、深夜・休日のオンコール対応が常態化しているケースもゼロではありません。本当にホワイトな環境を掴み取るためには、データという「外側」の情報の次に、現場の「内側」の情報に踏み込む入念な調査が不可欠です。
ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
もっとも信頼できるのは、その企業で実際にインフラの現場を支えているエンジニアの声です。知人やSNSを通じて、以下のような踏み込んだ質問を投げかけてみましょう。
- 「アラート対応による夜間呼び出しの頻度はどの程度か?」
- 「保守運用のシフト表は、人員不足で無理が生じていないか?」
- 「上位工程(元請け)としてのポジションか、それとも下請けでの常駐が多いか?」
現場エンジニアからの情報は、求人票の「残業月平均20時間」という数字の裏側にある、「特定の一週間に50時間残業し、残りの週で調整している」といった実態を暴き出します。
ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
OpenWorkだけでなく、複数の口コミサイト(転職会議やキャリコネ、Lighthouseなど)を横断的に確認してください。その際、インフラエンジニアであれば「客先常駐」か「自社内での受託/自社サービス運用」かに着目するのがコツです。
常駐型の企業の場合、自社のホワイト度は高くても、派遣先のプロジェクトが炎上していれば逃げ場がありません。口コミの中で「現場によって労働環境が大きく違う」「帰属意識が持てないほど常駐先に依存している」といった声が目立つ場合は注意が必要です。
転職エージェントをフル活用する
インフラエンジニアの市場価値を熟知し、各企業の「プロジェクトの受注状況」まで把握している転職エージェントは、非常に強力な味方になります。
彼らは企業の採用担当者から「現在は構築案件が集中しており忙しい」「今は運用体制が整っているので有休が取りやすい」といった、リアルタイムの情報を得ています。また、あなたが「夜間対応なし」や「クラウド案件のみ」などの強い希望を持っている場合、それに合致するホワイト枠をピンポイントで提案してくれるでしょう。
保守運用における「オンコール手当」と「振替休日」の運用実態
インフラエンジニアがホワイト企業かを見分ける追加の重要ポイントは、オンコール対応(夜間・休日待機)に対する正当な対価と休息が保証されているかです。
ホワイト企業では、アラートが鳴らなくても「待機している時間」に対してオンコール手当が支給され、実際に稼働した場合には深夜手当が加算されます。さらに重要なのは、深夜対応後に翌日の午前中を休みとする「勤務間インターバル」の仕組みや、振替休日の強制的な取得が徹底されているかです。
「緊急対応だから仕方ない」という精神論で片付けず、それをコストとして管理し、エンジニアの健康を守る仕組みをシステム化できている企業こそ、インフラエンジニアにとっての真のホワイト企業といえます。
インフラエンジニアという職種において、完全な「楽な仕事」は存在しません。しかし、SCSKやNTTデータのように、高い公共性と責任感を持ちつつも、エンジニアを消耗させない最高水準の労務管理を確立している企業は確実に存在します。
今回算出した激務度データは、あなたの将来を守るための羅針盤となります。データに基づいた合理的な企業選びと、エージェント等を活用した現場感の補完を組み合わせることで、技術革新を楽しみながら健康的に長く働ける環境を手に入れてください。



