【17社】教育業界のホワイト企業ランキング一覧表

【一覧表】教育業界ホワイト企業ランキング

早速、調査結果を見ていきましょう。このランキングは、残業時間と有給休暇消化率から算出した「激務度」が低い順（＝ホワイト度が高い順）に並んでいます。

激務度は以下の計算式で算出しており、数値が低いほどプライベートとの両立がしやすい企業である可能性が高いことを示します。

激務度 = 月間平均残業時間 + (100 – 有給休暇消化率)

出典：OpenWork（アクセス日：2024年10月17日）

※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。

教育業界ホワイト企業の紹介

ここからは、ランキングに掲載した企業を1社ずつ詳しく紹介していきます。各社の事業内容や特徴、そしてデータが示す働き方の実態について掘り下げていきましょう。

株式会社ユーキャン

【概要】

「生涯学習のユーキャン」として広く知られる通信教育の大手企業です。社会人向けの資格取得講座から趣味・実用講座まで、幅広いジャンルの教材を提供しており、特定の受験シーズンに左右されない安定した事業モデルが特徴です。

【データ】

残業時間：8.3時間/月、有休消化率：88.6%、激務度：19

【評判】

月間残業時間が10時間を下回るという数値は、業界内で突出して低い水準です。また、有休消化率が90%に迫る高さであることから、計画的に業務を進め、休暇をしっかりと取得する文化が根付いていることがうかがえます。安定した事業基盤のもと、効率的な働き方が推奨されていると考えられます。

【まとめ】

業界トップクラスの低い残業時間と高い有休消化率を両立しており、従業員のワークライフバランスを非常に重視する企業文化が根付いている企業といえます。

株式会社LITALICO

【概要】

障害のある方の就労支援や、発達が気になるお子さま向けの学習塾・幼児教室などを展開するソーシャルベンチャーです。社会課題の解決を事業の核としており、その理念に共感して入社する社員が多いのが特徴です。

【データ】

残業時間：20.2時間/月、有休消化率：86.1%、激務度：34

【評判】

残業時間は月20時間程度と、1日あたり1時間程度にコントロールされています。特筆すべきは86.1%という非常に高い有休消化率で、これは「人を支える」という事業理念が、自社の社員にも向けられていることの表れと見ることができます。休暇取得への心理的ハードルが低く、オンオフのメリハリをつけやすい環境が整備されているようです。

【まとめ】

社会貢献性の高い事業内容に加え、極めて高い有休消化率が示すように、社員の働きやすさにも配慮が行き届いた企業です。

株式会社ECC

【概要】

「ECC外語学院」や「ECCジュニア」などを全国展開する、総合的な語学教育サービス企業です。英会話スクール事業を主軸としながら、法人向け研修や留学サポートなど、幅広いサービスを提供しています。

【データ】

残業時間：10.0時間/月、有休消化率：71.8%、激務度：38

【評判】

月間残業時間が10時間という低さは、スクール運営や講師のシフト管理が非常に効率的に行われていることを示唆しています。70%を超える有休消化率も良好な水準であり、決められた時間内で質の高いサービスを提供し、プライベートの時間も確保するという文化が醸成されていると考えられます。

【まとめ】

非常に少ない残業時間と高い有休消化率から、確立された運営体制のもとで健全なワークライフバランスを実現できる企業といえます。

TAC株式会社

【概要】

公認会計士や税理士、司法書士といった難関資格の受験指導で高い実績を誇る資格予備校です。個人向けのスクール事業のほか、法人研修事業や出版事業も手がけるなど、多角的な事業展開が特徴です。

【データ】

残業時間：19.2時間/月、有休消化率：68.6%、激務度：50

【評判】

残業時間が月20時間を下回っており、専門性の高い知識を扱う企業でありながら、過度な長時間労働には陥っていないことが分かります。有休消化率も70%に迫る水準で、繁忙期と閑散期のメリハリをつけながら、計画的に休暇を取得できる環境が整っていると推察されます。

【まとめ】

専門職としてのスキルアップを目指しながらも、管理された労働時間と比較的取りやすい休暇制度により、安定した働き方が可能な企業です。

株式会社リンクアンドモチベーション

【概要】

「モチベーション」を切り口とした独自の経営コンサルティング事業を展開する企業です。組織人事コンサルティングや研修プログラムの提供、従業員エンゲージメントを測るクラウドサービスの開発など、教育業界の中でもユニークな立ち位置を確立しています。

【データ】

残業時間：12.7時間/月、有休消化率：60.2%、激務度：53

【評判】

企業の組織課題を解決することを事業としているだけに、自社の労働環境にも高い意識を持っていることがうかがえます。特に月13時間弱という残業時間の少なさは、生産性の高さを物語っています。有休消化率は標準的ですが、日々の残業が少ないため、全体として負担の少ない働き方が可能と考えられます。

【まとめ】

自社が提唱する組織論を体現するかのような極めて少ない残業時間により、プロフェッショナルな環境と働きやすさを両立しています。

学校法人河合塾

【概要】

駿台、代ゼミと並び「三大予備校」と称される、大学受験予備校の最大手の一つです。全国に校舎を展開し、長年にわたる豊富なデータと指導ノウハウを強みとしています。模擬試験の実施でも高いシェアを誇ります。

【データ】

残業時間：22.7時間/月、有休消化率：65.0%、激務度：58

【評判】

受験戦争の最前線という厳しいイメージとは裏腹に、残業時間は比較的抑制されています。これは大手ならではの体系化された業務運営の賜物でしょう。有休消化率も65%と良好で、受験業界特有の繁忙期以外では、しっかりとリフレッシュする機会が確保されていることがうかがえます。

【まとめ】

競争の激しい大学受験業界の大手でありながら、組織的な業務管理によって過度な負担を抑制し、安定した労働環境を提供している企業です。

数研出版株式会社

【概要】

主に数学や理科の教科書、参考書、問題集などを発行する教育専門の出版社です。「青チャート」をはじめとする「チャート式」シリーズは、大学受験生のバイブルとして絶大な知名度を誇ります。

【データ】

残業時間：30.0時間/月、有休消化率：70.0%、激務度：60

【評判】

出版業界特有の締切前の繁忙期などを反映してか、残業時間は月30時間と一定量発生しています。しかし、それを補うように有休消化率が70%と高い水準にあるのが特徴です。これは、業務の波に合わせて柔軟に休暇を取得できる、風通しの良い職場環境を示唆しています。

【まとめ】

出版という業務の特性上、一定の残業はあるものの、高い有休消化率がそれをカバーしており、メリハリのついた働き方が可能な企業といえます。

株式会社すららネット

【概要】

AIを活用した対話型アニメーション教材「すらら」を、全国の学習塾や学校に提供するEdTech企業です。生徒一人ひとりの学習到達度に合わせて個別最適化された学びを提供できる点が強みです。

【データ】

残業時間：25.1時間/月、有休消化率：64.2%、激務度：61

【評判】

残業時間は月25時間程度に抑えられており、IT企業にありがちな極端な長時間労働とは一線を画しています。有休消化率も60%を超えており、ワークライフバランスへの配慮が見られます。成果を重視しつつも、無理のない働き方を推奨する現代的な企業文化がうかがえます。

【まとめ】

EdTech分野の成長企業でありながら、労働時間と休暇のバランスが取れており、健全な環境で新しい教育の形に挑戦できる企業です。

株式会社Z会

【概要】

難関大学受験向けの質の高い通信教育で定評のある企業です。近年は「Z会進学教室」といった教室事業や、ICT教材の開発にも力を入れており、総合的な教育サービスを展開しています。

【データ】

残業時間：22.8時間/月、有休消化率：56.4%、激務度：67

【評判】

ハイレベルな教育サービスを提供する企業として、業務の質は高く求められるものの、残業時間は適切に管理されているようです。有休消化率は50%を超えており、休暇取得も可能な環境です。全体として、プロフェッショナルな仕事とプライベートを両立させようという意識が感じられます。

【まとめ】

質の高い教育を追求する厳しい環境ながらも、残業時間は抑制されており、バランスの取れた働き方が可能な企業といえます。

学校法人大原学園

【概要】

簿記、税理士などの資格取得支援を目的とした専門学校を全国に展開しています。公務員試験対策や情報処理、医療福祉系のコースも充実しており、社会人の学び直しの場としても重要な役割を担っています。

【データ】

残業時間：19.2時間/月、有休消化率：48.2%、激務度：71

【評判】

残業時間が月20時間を下回っている点は大きな魅力です。日々の業務は比較的定時で終えられることが多いと推測されます。一方で、有休消化率が50%を下回っているため、長期休暇の取得にはやや課題があるかもしれません。年間を通じて安定した業務スケジュールが組まれている反面、柔軟な休み方はしにくい可能性があります。

【まとめ】

月々の残業が少ないため日々の生活設計は立てやすいものの、有休消化率がやや低めである点には留意が必要です。

株式会社インソース

【概要】

企業や官公庁向けに、講師派遣型の研修や公開講座を提供する人材育成支援企業です。ビジネススキルから専門分野まで4,600種類以上の豊富な研修コンテンツを持ち、オンライン研修やDX支援にも強みを持っています。

【データ】

残業時間：35.4時間/月、有休消化率：55.5%、激務度：79

【評判】

法人顧客のニーズに応えるコンサルティング的な業務が多いためか、残業時間は月35時間とやや多めです。しかし、有休消化率は50%を超えており、多忙な中でも休暇を取得してリフレッシュする機会は確保されているようです。個人の裁量が大きく、やりがいを求める人にとっては魅力的な環境かもしれません。

【まとめ】

業務の特性上、残業は発生しやすい傾向にありますが、休暇取得は可能であり、仕事へのコミットメントと休息のバランスを取ろうとする姿勢が見られます。

ヒューマンホールディングス株式会社

【概要】

専門教育を行う「ヒューマンアカデミー」を中核に、人材派遣、介護、保育など多角的な事業を展開する総合人材・教育企業グループです。社会人の学び直しからキャリアチェンジまで、人生の様々なステージをサポートしています。

【データ】

残業時間：28.9時間/月、有休消化率：47.2%、激務度：82

【評判】

残業時間は月30時間弱と、一定の業務量があることを示しています。有休消化率が50%を下回っていることから、多岐にわたる事業を管理・運営する中で、多忙な時期が続いたり、休暇の調整が難しかったりする場面が想定されます。

【まとめ】

多様な事業展開が魅力である一方、残業時間がやや長めで有休消化率が低めなことから、比較的忙しい労働環境である可能性が示唆されます。

株式会社トライグループ

【概要】

「家庭教師のトライ」や「個別教室のトライ」ブランドで知られる、個別指導教育のリーディングカンパニーです。全国規模のネットワークと、生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムを強みとしています。

【データ】

残業時間：27.0時間/月、有休消化率：43.2%、激務度：84

【評判】

多くの生徒と家庭教師をマッチング・管理する業務の複雑さを反映してか、残業時間は一定量発生しています。43.2%という有休消化率の低さは、生徒の受験スケジュールや保護者対応などに追われ、まとまった休みが取りにくい現場の状況を示している可能性があります。

【まとめ】

個別指導という事業の特性上、一定の残業と低めの有休消化率がデータに表れており、比較的業務負荷の高い環境であると考えられます。

株式会社ベネッセコーポレーション

【概要】

「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」で知られる、教育業界の最大手企業です。通信教育事業を基盤に、学習塾、出版、介護・保育事業など、人々の「よく生きる」を支援する幅広いサービスを展開しています。

【データ】

残業時間：39.0時間/月、有休消化率：52.1%、激務度：87

【評判】

業界のガリバーとして多様な事業をスピーディーに展開しているため、業務量は多く、残業時間は月40時間近くに達しています。一方で、大企業としてコンプライアンス意識も高く、有休消化率は50%を超えています。多忙ながらも、制度としての休みは確保されている状況といえるでしょう。

【まとめ】

業界を牽引するリーダー企業ならではの多忙さはあるものの、大手としての制度は整っており、一定のワークライフバランスは保たれている企業です。

株式会社ステップ

【概要】

神奈川県を地盤とする地域密着型の学習塾です。特に公立高校受験指導に強みを持ち、地域での高い合格実績から絶大な信頼を得ています。教師の情熱的な指導スタイルも特徴の一つです。

【データ】

残業時間：41.2時間/月、有休消化率：51.7%、激務度：89

【評判】

残業時間は月40時間を超えており、生徒一人ひとりに向き合う手厚い指導や受験対策に多くの時間が割かれていることがうかがえます。有休消化率は50%を超えていますが、高い残業時間を考慮すると、全体的な労働時間は長くなる傾向にあると見られます。教育への熱意が求められる、ハードな環境である可能性が高いです。

【まとめ】

高い合格実績を支える熱心な指導の裏側で、残業時間は多くなっており、相応の覚悟が求められる労働環境といえます。

株式会社やる気スイッチグループ

【概要】

個別指導塾「スクールIE」や幼児教室「チャイルド・アイズ」などを、主にフランチャイズ方式で国内外に展開する総合教育サービス企業です。多彩なブランドで、多様な教育ニーズに応えています。

【データ】

残業時間：38.9時間/月、有休消化率：44.2%、激務度：95

【評判】

残業時間が長く、有休消化率が低いというデータは、多忙な労働環境を示唆しています。広範なフランチャイズネットワークの管理や、各ブランドの品質維持には相当なエネルギーが必要とされ、それが社員の業務負荷につながっている可能性があります。

【まとめ】

高い残業時間と低い有休消化率の組み合わせから、ランキング内では業務負荷が特に大きい企業の一つと考えられます。

株式会社ナガセ

【概要】

有名講師陣による映像授業を配信する「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」を運営しています。大学受験指導の分野で革新的なビジネスモデルを構築し、高いブランド力を誇ります。

【データ】

残業時間：55.1時間/月、有休消化率：33.5%、激務度：121

【評判】

月55時間を超える残業時間と33.5%という低い有休消化率は、極めて多忙で厳しい労働環境であることを明確に示しています。最難関大学への合格実績を追求する企業文化が、結果として長時間労働を常態化させている可能性が考えられます。仕事に全てを捧げるくらいの気概がなければ、続けるのは難しいかもしれません。

【まとめ】

圧倒的な合格実績の裏には、業界でもトップクラスに厳しい労働環境があり、ワークライフバランスの確保は非常に困難であると推察されます。

教育業界で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要！

ここまでデータに基づいてランキングを紹介してきましたが、このランキングが全てではない、という点も重要です。

なぜなら、同じ会社の中でも部署や職種、さらには上司によって働きやすさは大きく変わるからです。例えば、本社勤務の企画職と、校舎で生徒と向き合う講師職では、求められる働き方や繁忙期も全く異なります。

このランキングは、あくまで客観的なデータに基づいた「企業選びの出発点」です。ここからさらに一歩踏み込んで、自分にとって本当に「ホワイト」な環境かを見極めるための、具体的な調査方法をご紹介します。

ホワイト企業か判断する方法１：関係者に聞く

最も信頼性が高いのは、実際にその企業で働いている、あるいは働いていた人の「生の声」です。

OB・OG訪問や、LinkedInなどのビジネスSNSを活用して、コンタクトを取ってみましょう。いきなり「ホワイトですか？」と聞くのではなく、「学習塾の季節講習の時期は、やはり業務量が大きく増えるのでしょうか？」「授業準備や保護者対応といった、授業以外の業務はどのように管理されていますか？」など、具体的な質問を投げかけることで、リアルな働き方を引き出すことができます。

ホワイト企業か判断する方法２：全ての口コミサイトを入念にチェック

OpenWorkのような口コミサイトは、情報の宝庫です。ただし、一つの口コミを鵜呑みにするのは危険です。

重要なのは、複数の口コミを読み込み、「傾向」を掴むことです。「成長できるが激務」「部署による差が大きい」「制度は整っているが、現場では使いにくい雰囲気がある」など、多くの人が共通して指摘している点に注目しましょう。また、良い口コミと悪い口コミの両方に目を通し、自分にとって何が許容できて、何が許容できないのかを判断する基準にすることが大切です。

転職エージェントをフル活用する

転職活動を進めるなら、転職エージェントの活用は欠かせません。特に、業界に特化したエージェントは、企業の内部情報に精通しています。

彼らは、求人票には書かれない「社内の雰囲気」「チームの人間関係」「そのポジションが募集されている背景（退職者の補充なのか、事業拡大による増員なのか）」といった貴重な情報を持っていることがあります。自分の希望する働き方（残業は月20時間以内に抑えたい、など）を正直に伝えることで、その条件に合った企業を紹介してもらえる可能性が高まります。

教育業界特有の「働きがい」と「働き方」のバランスを見極める

最後に、教育業界ならではの視点について触れておきます。この業界で働く多くの人は、「生徒の成長に貢献したい」「人の可能性を広げたい」といった強い想いを持っています。この「働きがい」は、何物にも代えがたい魅力です。

しかし、その想いが時に「やりがい搾取」につながりやすい構造もはらんでいます。生徒のため、という大義名分のもと、サービス残業や休日出勤が正当化されてしまうケースも少なくありません。

本当に優れた企業とは、単に残業が少ないだけでなく、社員の「貢献したい」という情熱を尊重し、持続可能な形で働き続けられる制度や文化を整えている企業です。例えば、同じ大学受験業界でも、河合塾とナガセでは「激務度」に大きな差がありました 15。これは、業界の特性が全てを決めるのではなく、企業の経営方針や組織運営がいかに重要かを示しています。

面接などの場では、「社員の皆様が、高いモチベーションを維持しながら長く働き続けるために、会社としてどのようなサポートをされていますか？」といった質問を投げかけ、企業の姿勢を見極めることが重要です。

まとめ

本記事では、OpenWorkの客観的なデータに基づき、教育業界のホワイト企業をランキング形式で紹介しました。生涯学習や語学、EdTechといった分野に比較的働きやすい企業が多く、一方で競争の激しい大学受験業界は業務負荷が高い傾向が見られました。

しかし、繰り返しになりますが、データはあくまでも一つの側面に過ぎません。あなたが本当に自分らしく輝ける場所を見つけるためには、このランキングを参考にしつつ、関係者の声や口コミ、エージェントの情報などを通じて、多角的に企業を分析することが不可欠です。

データという「客観的な事実」と、現場の「体感的な事実」の両面から判断することで、心から納得のいく企業選びができるはずです。あなたの転職・就職活動が成功することを心から応援しています。