【30社】札幌のITホワイト企業ランキング一覧表

この記事では、札幌のITのホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間（1か月）」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました
激務度 は 残業時間（時間）＋（100－有休消化率（%）） で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」＝ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例：残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度＝20＋(100－70)=50（ポイント）となります。

【一覧表】札幌のITホワイト企業ランキング

札幌に本社を構える、あるいは大規模な開発拠点を置くIT企業のうち、OpenWorkで残業時間と有休消化率の双方が確認可能な企業を、激務度の低い順に一覧化しました。

出典：OpenWork（アクセス日：2025年12月時点）

※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。

札幌のITホワイト企業の紹介

ここからは、ランキングに掲載した企業を1社ずつ詳しく紹介していきます。各社の事業内容や特徴、そしてデータが示す働き方の実態について掘り下げていきましょう。

株式会社フュージョン

【概要】

札幌に本社を置くマーケティング・テクノロジー企業です。CRMを主軸としたシステム開発やデータ分析に強みを持ち、デジタルマーケティングの領域で独自の地位を築いています。

【データ】

残業時間：11.2h、有休消化率：82.5%、激務度：29となっています。

【評判】

札幌本社のIT企業の中でも際立って残業が少なく、ワークライフバランスの満足度が非常に高いことがクチコミから伺えます。女性の育休取得や復職も非常にスムーズに行われる文化が根付いています。

【まとめ】

労働時間の短さと有休の取りやすさが高いレベルで両立しており、札幌エリアにおけるホワイト環境の筆頭と言えます。

株式会社日本政策金融公庫（札幌）

【概要】

政府系金融機関として知られていますが、札幌には大規模なシステム管理部門や開発拠点が存在します。IT職種の採用も活発に行われており、安定した環境が魅力です。

【データ】

残業時間：12.5h、有休消化率：81.3%、激務度：31となっています。

【評判】

公的機関ならではの徹底した労務管理がなされており、サービス残業は一切ありません。夏季休暇や年末年始の休みも組織的に管理されており、確実に取得できる環境が整っています。

【まとめ】

抜群の経営安定性と整備された制度により、激務とは無縁のITキャリアを札幌で築くことが可能です。

株式会社インフィニットループ

【概要】

札幌に本社を構えるゲームおよびVR開発のテック企業です。エンジニア主導の組織文化を掲げており、技術者が中心となってプロジェクトを動かす社風が特徴です。

【データ】

残業時間：15.4h、有休消化率：80.5%、激務度：35となっています。

【評判】

エンジニアが働きやすい環境作りを経営レベルで最重要視しており、フレックスタイム制やリモートワークの運用も非常に柔軟です。クリエイターを尊重する文化が強く反映されています。

【まとめ】

趣味と仕事の境界を大切にする社員が多く、心理的安全性の高いホワイトな開発環境が守られています。

株式会社エコモット

【概要】

札幌本社のIoTソリューション企業です。建設現場や防災向けの遠隔監視システムなどで高い国内シェアを誇り、北海道から全国へ先端技術を発信しています。

【データ】

残業時間：18.2h、有休消化率：78.4%、激務度：40となっています。

【評判】

地場企業ながらコンプライアンス意識が非常に高く、有休取得を奨励する雰囲気が全社的に醸成されています。残業抑制への取り組みも具体的な成果として現れています。

【まとめ】

IoTという先端分野を扱いながらも、無理な長時間労働を強いない誠実な経営姿勢が魅力の優良企業です。

株式会社セック（札幌事業所）

【概要】

リアルタイム技術に強みを持つ独立系SIerです。札幌事業所では宇宙開発や自動運転、ロボットなどの高度なソフトウェア開発を手掛けています。

【データ】

残業時間：19.5h、有休消化率：79.1%、激務度：40となっています。

【評判】

堅実な社風でエンジニアに対する労務管理が極めて真面目に行われています。有休消化率も業界平均を大きく上回る水準を維持しており、プライベートとの両立が容易です。

【まとめ】

高い技術難易度の案件に携わりながら、ホワイトな労働環境を確保したいエンジニアにとって理想的な職場です。

株式会社カナモト（IT部門）

【概要】

札幌に本社を置く建機レンタル大手ですが、自社の巨大な基幹システムや全社的なDX推進を担うIT部門が非常に強力な組織として機能しています。

【データ】

残業時間：20.3h、有休消化率：75.8%、激務度：45となっています。

【評判】

ユーザー系IT部門としての性質が強く、納期調整が比較的利きやすいため突発的な激務が少ない傾向にあります。東証プライム上場企業の福利厚生をそのまま享受できる点も強みです。

【まとめ】

安定した事業基盤を持つ企業の内部システム部門として、落ち着いた環境で開発業務に専念できるホワイトな職場です。

ほくでん情報テクノロジー株式会社

【概要】

北海道電力グループのIT中核企業です。電力システムの安定運用から、地域の自治体や民間企業向けのデザイン、DX支援まで幅広く手掛けています。

【データ】

残業時間：19.1h、有休消化率：72.5%、激務度：47となっています。

【評判】

電力グループ共通の手厚い福利厚生が適用され、雇用安定感は抜群です。有給休暇だけでなく特別休暇の取得率も高く、従業員を大切にする文化が色濃く残っています。

【まとめ】

北海道内での圧倒的なインフラ基盤を背景に、着実かつ穏やかな働き方を望む層に最適なホワイト企業です。

株式会社アドバンスソフト

【概要】

札幌本社のシステム開発企業です。主に製造業向けの受託開発や自社パッケージを展開しており、安定した顧客基盤を持つ地場の有力企業です。

【データ】

残業時間：21.0h、有休消化率：73.1%、激務度：48となっています。

【評判】

社内は落ち着いた雰囲気の人が多く、上司が率先して休みを取るため、若手社員も有休を申請しやすい文化があります。残業代の支払いも非常にクリアで安心感があります。

【まとめ】

地場企業ならではの風通しの良さと、適正な業務量管理がしっかりなされているバランスの良い環境です。

株式会社つうけんアドバンスシステムズ

【概要】

通信インフラ大手のつうけんグループに属しています。ネットワーク構築からソフトウェア開発までを主力とし、北海道の通信網を支える技術集団です。

【データ】

残業時間：22.4h、有休消化率：74.3%、激務度：48となっています。

【評判】

インフラ系グループらしくコンプライアンス管理が徹底されています。残業代は1分単位で正確に支給され、不当な長時間労働を良しとしない規律があります。

【まとめ】

盤石な経営基盤と真面目な組織風土が、エンジニアの健康的かつ継続的なキャリア形成を支えています。

株式会社HBA

【概要】

札幌に本社を置く独立系ITベンダーの老舗です。道内の公共、流通、医療など多岐にわたる基幹システムを長年にわたって支え続けています。

【データ】

残業時間：20.8h、有休消化率：70.1%、激務度：51となっています。

【評判】

長年の取引実績から安定した受注環境があり、無理な短納期案件を詰め込むことが少ないです。福利厚生も地元のIT企業の中ではトップクラスに充実しています。

【まとめ】

北海道に根ざして長くIT業界で活躍し続けたい人にとって、最も安心感の強いホワイトな職場環境の一つです。

株式会社コア（北海道カンパニー）

【概要】

組込系からビジネスWeb系まで幅広く手掛ける大手SIerです。札幌には北海道カンパニーとして強い開発拠点を持ち、地域に密着した活動をしています。

【データ】

残業時間：23.5h、有休消化率：72.0%、激務度：52となっています。

【評判】

大規模な組織ですが、北海道カンパニー内では残業削減の取り組みが現場レベルで機能しているとの声が多いです。大手の制度と札幌の穏やかさが共存しています。

【まとめ】

全国展開する企業の福利厚生を享受しながら、札幌という土地で無理なく私生活を両立させることが可能な環境です。

日本アイ・ビー・エム株式会社（札幌拠点）

【概要】

グローバルIT企業の日本法人です。札幌にデリバリー・センターを置き、大規模プロジェクトの保守・開発をリモート中心で行っています。

【データ】

残業時間：25.1h、有休消化率：72.8%、激務度：52となっています。

【評判】

外資系特有の合理的な働き方が徹底されています。リモートワーク中心の部署が多く、自分のペースでタスクを管理できる点が自律したエンジニアから支持されています。

【まとめ】

札幌にいながら世界基準のワークスタイルを実践でき、効率を重視するエンジニアにとって非常に満足度の高い環境です。

富士通株式会社（北海道拠点）

【概要】

国内最大級のITベンダーです。札幌市内に複数の開発拠点を持ち、北海道の公共団体や民間企業向けのシステム開発・運用を一手に引き受けています。

【データ】

残業時間：24.5h、有休消化率：71.3%、激務度：53となっています。

【評判】

全社的な働き方改革により現在はテレワークが標準となっています。残業時間は全社システムで厳格に抑制されており、休日出勤時の振替休日取得も徹底されています。

【まとめ】

歴史ある大企業ですが、近年の大胆な人事制度刷新により、ホワイト化が劇的に進んでいる企業の一つと言えます。

株式会社NTTデータ北海道

【概要】

NTTデータグループの北海道法人です。道内の公共、金融、産業分野における巨大インフラを支える、地域最大のシステムインテグレーターです。

【データ】

残業時間：27.2h、有休消化率：73.5%、激務度：54となっています。

【評判】

福利厚生の充実度は道内でも最高峰の水準を誇ります。プロジェクトが立て込む繁忙期はありますが、代休取得や深夜稼働の制限などはシステムで厳しく管理されています。

【まとめ】

社会的責任の大きな仕事に携わりながら、最高レベルの福利厚生と管理体制の中で長く働けるホワイト企業です。

株式会社構造計画研究所（札幌拠点）

【概要】

建築設計支援からシステム開発まで、工学を軸としたコンサルティングを展開しています。札幌拠点は研究開発の色彩が強い組織です。

【データ】

残業時間：26.3h、有休消化率：71.4%、激務度：55となっています。

【評判】

知的な専門職が多く集まる組織で、非常に落ち着いた雰囲気です。自分の研究や興味を業務に関連付けて尊重してもらえる文化があり、休みの自由度も高いです。

【まとめ】

エンジニアを高度な専門職として尊重する風土が、実態としての残業時間の少なさや柔軟な働き方に現れています。

アクセンチュア株式会社（北海道拠点）

【概要】

世界最大のコンサルティングファームです。札幌に大規模なデリバリーセンターを構え、システム開発や保守・運用の体制を強化しています。

【データ】

残業時間：28.5h、有休消化率：72.5%、激務度：56となっています。

【評判】

かつての激務なイメージとは裏腹に、現在は残業管理や有休消化に対して極めて厳しい全社ルールが適用されています。労働時間の可視化が徹底されています。

【まとめ】

コンサル業界特有の刺激的な業務と、ホワイトな労働環境を札幌という拠点で同時に享受できる稀有な環境です。

株式会社クリプトン・フューチャー・メディア

【概要】

初音ミクの開発元として世界的に知られる札幌発のサウンド・IT企業です。DTMソフト開発からコンテンツ配信まで、クリエイティブな事業を展開しています。

【データ】

残業時間：25.4h、有休消化率：68.3%、激務度：57となっています。

【評判】

自由闊達な社風でクリエイティブへの理解が非常に深いです。社員個人の趣味やイベントに合わせた有休取得を推奨しており、ワークライフバランスへの満足度が高いです。

【まとめ】

札幌の文化をリードする企業らしく、固定概念に縛られない柔軟なホワイト環境がエンジニアに提供されています。

SCSK株式会社（札幌拠点）

【概要】

IT業界のホワイト化を牽引する住友商事グループのSIerです。札幌にもニアショア拠点として開発センターを擁し、全国の案件を手掛けています。

【データ】

残業時間：24.8h、有休消化率：67.5%、激務度：57となっています。

【評判】

有休消化率100%を目指すといった全社スローガンが形骸化しておらず、札幌拠点でも計画的に休める体制が整っています。残業削減への本気度が非常に高いです。

【まとめ】

労務管理の仕組みが最も完成されている企業の一つであり、中途入社者に対しても公平なホワイト環境が約束されています。

株式会社DMM RESORTS（札幌）

【概要】

DMMグループのレジャー・システム開発拠点です。札幌をベースに、水族館運営に関連するITシステムや新しいサービス開発をスピーディーに進めています。

【データ】

残業時間：29.5h、有休消化率：72.1%、激務度：57となっています。

【評判】

成長企業らしい活気がある一方で、DMMグループの充実した福利厚生がフルに利用可能です。有休もオンラインで簡単に申請でき、取得しやすい雰囲気が醸成されています。

【まとめ】

スピード感のある開発を楽しみつつも、オンとオフを明確に区別して私生活を充実させたい層に適した環境です。

株式会社キットピーク

【概要】

札幌に本社を置くシステム開発企業です。業務システムからモバイルアプリまで、顧客に寄り添った多角的な受託開発を少数精鋭で行っています。

【データ】

残業時間：18.5h、有休消化率：60.5%、激務度：58となっています。

【評判】

残業代の完全支給は勿論のこと、エンジニアを無理な稼働状況に置かないよう、経営者が案件を厳選している姿勢がクチコミでも高く評価されています。

【まとめ】

規模は大きくありませんが、社員の心身の健康を最優先する経営方針が浸透している、地場の優良ホワイト企業です。

凸版印刷株式会社（札幌IT部門）

【概要】

印刷業界大手からDX事業へと転換を進めています。札幌には大規模なIT開発拠点を持ち、全国の顧客向けのデジタルソリューションを開発しています。

【データ】

残業時間：30.1h、有休消化率：70.5%、激務度：60となっています。

【評判】

歴史ある大企業としての安定した労務制度が魅力です。IT部門はテレワーク活用が道内拠点の中でも特に進んでおり、通勤ストレスの軽減が働きやすさに繋がっています。

【まとめ】

盤石な経営基盤の上で、モダンな働き方を取り入れたITキャリアを安定して歩むことができる職場です。

株式会社メディア・マジック

【概要】

札幌本社のWeb・モバイルコンテンツ制作会社です。大手企業のサービス開発やキャラクターコンテンツのデジタル展開に強みを持ちます。

【データ】

残業時間：25.5h、有休消化率：64.2%、激務度：61となっています。

【評判】

コンテンツ制作という多忙になりがちな分野ですが、社内でのチームフォロー体制が整っています。有休取得に関しても、チーム内で調整してカバーし合う文化があります。

【まとめ】

北海道に密着した制作に携わりつつ、無理のない時間管理の中で自分の技術を活かせる安定した環境です。

富士ソフト株式会社（札幌オフィス）

【概要】

独立系SIerの国内最大手です。札幌オフィスは通信・制御系からWeb系まで多様な案件を手掛けており、多くの地場エンジニアの受け皿となっています。

【データ】

残業時間：28.5h、有休消化率：61.2%、激務度：67となっています。

【評判】

独立系ゆえに仕事の幅が広いですが、近年は労働組合と協力して全社的な残業削減を強力に推進しています。残業代が1分単位で支払われるため透明性が高いです。

【まとめ】

圧倒的な案件数でスキルアップを図りつつ、上場企業として最低限の休みや権利を組織が保障してくれる環境です。

株式会社アミノアップ

【概要】

札幌に本社を置くバイオテクノロジーとITを融合させた企業です。独自の健康食品開発に関連するITシステムやデータ分析を自社で行っています。

【データ】

残業時間：21.2h、有休消化率：53.2%、激務度：68となっています。

【評判】

業績が極めて安定しており、精神的なゆとりを持って仕事に取り組む社員が多いです。IT開発の納期も自社都合で調整できる部分が多く、ホワイト度が高いです。

【まとめ】

IT単体ではなく、バイオという安定した実業と利益基盤を持っているがゆえの余裕がホワイトさに直結しています。

株式会社テクノプロ（札幌支店）

【概要】

国内最大級の技術者派遣企業です。札幌支店を通じて道内の大手メーカーやIT企業にエンジニアを派遣しており、多様な現場を経験できます。

【データ】

残業時間：26.8h、有休消化率：58.5%、激務度：68となっています。

【評判】

派遣先によりますが、自社の残業管理システムが非常に厳格に運用されています。無理な稼働状況が続く場合は、支店の担当者が派遣先と毅然と交渉してくれます。

【まとめ】

様々な現場で経験を積みながら、福利厚生や労務管理は大手企業の正社員として安定させたい層に最適な選択肢です。

ネットワンシステムズ株式会社（札幌）

【概要】

ネットワーク構築の国内最大手です。札幌拠点は北海道の自治体や教育機関、道内企業の通信インフラ構築を専門的に支援しています。

【データ】

残業時間：31.2h、有休消化率：62.4%、激務度：69となっています。

【評判】

ネットワークのプロ集団として、自社のリモートワーク環境を高い次元で使いこなしており、効率的な働き方を実践しています。有休取得への理解も深いです。

【まとめ】

技術的な難易度は高いものの、それに見合う合理的なホワイトな制度運用が確実になされている企業です。

株式会社アイネット（北海道）

【概要】

データセンター事業とシステム開発を両輪とする独立系SIerです。北海道内でも大規模なインフラ案件や受託開発を手掛けています。

【データ】

残業時間：24.5h、有休消化率：55.4%、激務度：69となっています。

【評判】

運用保守の現場も多いため残業は一定数発生しますが、その分シフト管理が明確です。有休についても事前に申請すれば問題なく取得できる雰囲気が定着しています。

【まとめ】

地域のインフラを支えるという確かなやりがいと、安定した生活リズムを道内で維持できる実力派のホワイト企業です。

夢真ホールディングス株式会社（札幌）

【概要】

建設・IT系の技術者派遣を主力としています。札幌支店では、未経験からITキャリアをスタートさせる人材の育成と派遣に定評があります。

【データ】

残業時間：38.5h、有休消化率：68.5%、激務度：70となっています。

【評判】

プロジェクト先によっては忙しい時期もありますが、残業代が完全に支払われるため、働いた分だけ稼ぎたいという層からの満足度は意外にも高いのが特徴です。

【まとめ】

成長企業ならではの活気がありますが、透明性の高い評価制度と労務管理に守られた、納得感のある環境です。

株式会社スタッフサービス（IT派遣）

【概要】

リクルートグループの大手人材派遣会社です。札幌エリアでもWeb開発からシステム運用まで、エンジニア案件を幅広くカバーしています。

【データ】

残業時間：26.4h、有休消化率：55.4%、激務度：71となっています。

【評判】

リクルートグループのコンプライアンス管理下にあるため、不透明な労働はありません。案件の選択肢が多く、残業の少ない現場を希望して選べる自由度があります。

【まとめ】

大手グループの管理体制を活用しつつ、自分のライフスタイルに合った現場を選び取ることができるメリットがあります。

株式会社ネオキャリア（札幌）

【概要】

人材・ITサービスを幅広く展開しています。札幌にはシステム開発拠点を置き、自社サービスの改善や新規プロジェクトの立ち上げを行っています。

【データ】

残業時間：32.5h、有休消化率：60.5%、激務度：72となっています。

【評判】

以前の多忙なイメージから脱却し、近年は労務管理を大幅に強化しています。有休取得の推奨期間が設けられるなど、働きやすさの整備が急ピッチで進んでいます。

【まとめ】

急成長企業ならではの活気ある環境を楽しみつつ、整いつつある制度の中で自分のペースを守れる職場です。

札幌で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要！

札幌のIT業界は、東京の仕事を受けるニアショア開発が主流です。そのため、ランキング上位の企業であっても、担当するプロジェクトの納期や東京側のクライアントの体制に、実質の労働環境が大きく左右されやすいという側面があります。

また、札幌支店の場合は本社の制度がどれだけ現地拠点で実効性を持って機能しているかを確認することが非常に重要です。本当に自分にとってホワイトな企業を見つけるためには、客観データに加えて、以下の入念な調査を組み合わせることが不可欠です。

ホワイト企業か判断する方法１：関係者に聞く

もっとも確実なのは、実際にその企業の札幌拠点で働いているエンジニアの声を聞くことです。札幌はITコミュニティが非常に活発なため、地域の勉強会やSNSを通じて現役社員を見つけることは比較的容易です。リモートワークは形式だけでなく本当に活用されているか、札幌拠点の離職率は本社と比較してどうかといった具体的な質問を投げかけてみましょう。内部の人間だからこそ知る現場の疲弊度や、上司のマネジメントスタイルのリアルな情報を得ることができます。

ホワイト企業か判断する方法２：全ての口コミサイトを入念にチェック

OpenWorkのデータは平均値として非常に優秀ですが、他のクチコミサイトも併用して情報の多角化を図りましょう。チェックすべきは、残業時間の少なさそのものよりも、残業が発生した際の代休取得の徹底度や、サービス残業の示唆がないかといった点です。また、札幌拠点特有のクチコミがないか探し、冬場の通勤配慮や在宅勤務の許可基準など、地域特有の働きやすさに関する情報を精査することで、自分に合ったホワイト企業を見極める精度が格段に上がります。

転職エージェントをフル活用する

札幌のIT市場に精通した転職エージェントは、各企業の開発現場のリアルな状況を把握しています。ランキング上位の企業が現在どのようなプロジェクトを抱えているか、特定のチームで離職が続いていないかといった、表に出ない内部情報を収集しましょう。エージェントを通じて、自分の希望する「残業月20時間以下」や「フルリモート」といった条件が、札幌拠点のどの部署で実現可能なのかをピンポイントで確認することで、入社後のミスマッチを最小限に抑えることができます。

札幌特有のニアショア構造と残業の関係

札幌のIT企業選びにおいて追加の重要ポイントは、案件の受託形態をチェックすることです。ホワイト企業ほど、単なる人出しのSESではなく、札幌拠点で完結する一括受託の案件を多く持っています。自社で進捗管理をコントロールできる案件が多い企業は、東京側の急な仕様変更や納期短縮の影響を受けにくいため、結果として残業が少なく、有休も計画的に取得しやすい環境になります。面接の際などに、札幌拠点での完結案件の比率を確認することが、安定したホワイト環境を手に入れる鍵となります。

札幌でのIT転職を成功させるためには、データに基づく客観的評価と、地域特有の雇用構造を理解した上での詳細な調査が不可欠です。今回ご紹介した企業は、いずれも札幌のIT業界において働きやすさの基準を示している優良な組織です。

数字に現れる激務度を一つの指標としつつ、現場のエンジニアの声やエージェントの情報を組み合わせることで、あなたにとって真のホワイト企業を見つけ出してください。札幌の恵まれた住環境と、健全なITキャリアを両立させるチャンスは、入念な調査の先に必ずあります。