この記事では、介護業界のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データ(2025年現在)に基づいて調査しました。
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。
【一覧表】介護業界ホワイト企業ランキング
それでは早速、介護業界のホワイト企業ランキングを見ていきましょう。今回はOpenWorkの「介護、福祉関連サービス」カテゴリに属する企業の中から、残業時間と有休消化率の両方のデータが取得できた35社を抽出し、「激務度」のスコアが低い順に並べました。
企業名 | 残業時間 | 有休消化率 | 激務度 |
株式会社global bridge HOLDINGS | 9.0時間 | 95.0% | 14 |
株式会社LITALICO | 10.3時間 | 90.0% | 20 |
株式会社プロケア | 12.3時間 | 87.0% | 25 |
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ | 10.5時間 | 83.0% | 28 |
株式会社ファーストナース | 12.0時間 | 82.0% | 30 |
株式会社アンビス | 18.0時間 | 82.0% | 36 |
株式会社リエイ | 18.3時間 | 80.0% | 38 |
ソフィアメディ株式会社 | 17.5時間 | 78.0% | 40 |
株式会社土屋 | 20.1時間 | 79.0% | 41 |
株式会社介護NEXT | 18.8時間 | 75.0% | 44 |
株式会社インターネットインフィニティー | 18.3時間 | 74.0% | 44 |
株式会社ミライロ | 15.8時間 | 71.0% | 45 |
株式会社アズパートナーズ | 21.5時間 | 76.0% | 46 |
株式会社ケア21 | 20.3時間 | 74.0% | 46 |
Human Life Management株式会社 | 22.0時間 | 72.0% | 50 |
株式会社SOYOKAZE | 21.8時間 | 71.0% | 51 |
株式会社ベネッセスタイルケア | 22.5時間 | 70.0% | 53 |
株式会社ツクイ | 22.8時間 | 69.0% | 54 |
SOMPOケア株式会社 | 24.5時間 | 68.0% | 57 |
株式会社シダー | 23.4時間 | 66.0% | 57 |
株式会社やさしい手 | 25.1時間 | 68.0% | 57 |
株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ | 25.0時間 | 67.0% | 58 |
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション | 24.9時間 | 66.0% | 59 |
株式会社ソラスト | 26.1時間 | 67.0% | 59 |
株式会社木下の介護 | 27.8時間 | 67.0% | 61 |
株式会社ニチイケアパレス | 28.3時間 | 66.0% | 62 |
株式会社川島コーポレーション | 29.3時間 | 65.0% | 64 |
グッドタイムリビング株式会社 | 28.5時間 | 63.0% | 66 |
株式会社東日本福祉経営サービス | 30.0時間 | 64.0% | 66 |
アースサポート株式会社 | 29.8時間 | 62.0% | 68 |
株式会社ベストライフ | 31.0時間 | 62.0% | 69 |
パナソニック エイジフリー株式会社 | 30.5時間 | 60.0% | 71 |
株式会社日本エルダリーケアサービス | 32.4時間 | 58.0% | 74 |
株式会社ニチイ学館 | 35.5時間 | 59.0% | 77 |
HITOWAケアサービス株式会社 | 36.1時間 | 57.0% | 79 |
出典:OpenWork(アクセス日:2024年5月22日)
※本ランキングは、OpenWorkに投稿された匿名の社員・元社員による個別の評価を基に集計したものであり、各企業の公式見解ではありません。また、データは全社・全職種の平均値であり、個別の事業所や部署、時期によって実態とは異なる場合があります。
介護業界ホワイト企業の紹介
ここからは、ランキング上位にランクインした企業を中心に、各社の特徴や働きがいについて個別に解説していきます。
株式会社global bridge HOLDINGS
【概要】
保育・介護・ICT事業を三本柱とする企業です。特に介護分野では、千葉県を中心にデイサービスやサービス付き高齢者向け住宅などを展開。ICT事業で培ったノウハウを介護現場の業務効率化に活かしているのが特徴です。
【データ】
残業時間:9.0時間
有休消化率:95.0%
激務度:14
【評判】
OpenWorkの口コミでは、ITツール導入による業務効率化が進んでおり、書類作成などの間接業務が少ない点が評価されています。有給休暇も非常に取得しやすく、会社として取得を推奨する文化が根付いているとの声が多く見られます。
【まとめ】
ICT活用による徹底した業務効率化が、業界トップクラスの低い残業時間と高い有休消化率を実現している企業です。
株式会社LITALICO
【概要】
障害者支援を軸に、学習塾や幼児教室、就労支援サービスなどを幅広く展開するソーシャルベンチャー企業です。介護保険法に基づくサービスとしては、訪問看護などを提供しています。
【データ】
残業時間:10.3時間
有休消化率:90.0%
激務度:20
【評判】
「人の役に立ちたい」という意欲の高い社員が多く、社会貢献性の高さをやりがいに感じるという声が多数あります。残業管理が徹底されており、プライベートとの両立がしやすい環境。多様なキャリアパスが用意されている点も魅力とされています。
【まとめ】
社会貢献性の高い事業内容と、社員のワークライフバランスを両立させるための仕組みが整っている企業といえます。
株式会社プロケア
【概要】
首都圏を中心に、訪問介護や居宅介護支援、福祉用具のレンタル・販売などを手掛ける企業です。地域に密着したきめ細やかなサービス提供を強みとしています。
【データ】
残業時間:12.3時間
有休消化率:87.0%
激務度:25
【評判】
口コミでは、事業所ごとのチームワークの良さが評価されています。困ったことがあればすぐに相談できる風通しの良い雰囲気があるようです。シフトの調整もしやすく、希望休が通りやすいとの声が多く見られます。
【まとめ】
良好な人間関係と柔軟なシフト体制が、働きやすさに直結している地域密着型の優良企業です。
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
【概要】
東京都を中心に訪問介護事業を展開。ITを積極的に活用し、介護記録の電子化や効率的なルート管理などを自社開発のシステムで行っているのが大きな特徴です。
【データ】
残業時間:10.5時間
有休消化率:83.0%
激務度:28
【評判】
自社開発システムによる業務効率化が徹底されており、移動時間や事務作業の負担が少ない点が評価されています。残業をしない文化が定着しており、定時退社が基本。評価制度も明確で、頑張りが給与に反映されやすいとの声もあります。
【まとめ】
ITの力で介護現場の非効率を解消し、社員の負担軽減と待遇改善を両立させている企業です。
株式会社ファーストナース
【概要】
訪問看護・リハビリテーションに特化した事業を展開しています。教育・研修制度が充実しており、未経験者やブランクのある看護師・療法士でも安心して働ける環境づくりに注力しています。
【データ】
残業時間:12.0時間
有休消化率:82.0%
激務度:30
【評判】
研修制度の手厚さや、先輩社員によるOJTがしっかりしている点が高く評価されています。残業は少なく、オンコール対応もチームで分担するため、一人当たりの負担は限定的。子育て中の社員も多く、家庭の事情に理解がある職場環境のようです。
【まとめ】
充実した教育体制と相互扶助の精神が、専門職が安心して長く働ける環境を実現しています。
株式会社アンビス
【概要】
医療施設型ホスピス「医心館」を全国に展開。慢性期・終末期のケアに特化し、看護師・介護士が連携して質の高いケアを提供しています。
【データ】
残業時間:18.0時間
有休消化率:82.0%
激務度:36
【評判】
医療依存度の高い利用者へのケアが中心となるため、専門スキルが身につく環境です。人員配置に余裕を持たせているため、一人ひとりの利用者にじっくり向き合えるとの声があります。希望休が取りやすく、連休の取得も可能でプライベートを大切にできる点が評価されています。
【まとめ】
手厚い人員配置により、質の高いケアと社員のワークライフバランスを両立させている企業です。
株式会社リエイ
【概要】
介護施設の運営のほか、企業の福利厚生代行や人材派遣など多角的な事業を展開しています。介護事業では、首都圏を中心に有料老人ホーム「コンシェール」シリーズなどを運営しています。
【データ】
残業時間:18.3時間
有休消化率:80.0%
激務度:38
【評判】
大手ならではの福利厚生の充実度や、コンプライアンス意識の高さが評価されています。研修制度も体系化されており、キャリアアップを目指せる環境です。事業所による差はあるものの、会社全体として残業削減に取り組む姿勢が見られるとのことです。
【まとめ】
安定した経営基盤のもと、手厚い福利厚生とキャリア支援制度が魅力の企業といえます。
ソフィアメディ株式会社
【概要】
首都圏を中心に訪問看護事業を展開する業界のリーディングカンパニーです。教育・研修に力を入れており、「ソフィア総合ナースステーション」として質の高いサービスを提供しています。
【データ】
残業時間:17.5時間
有休消化率:78.0%
激務度:40
【評判】
訪問看護未経験者でも安心してスタートできる研修制度や、キャリアラダー制度が整っている点が強みです。フレックスタイム制を導入している事業所もあり、柔軟な働き方が可能。子育て支援制度も充実しており、ママさんナースが多く活躍しているようです。
【まとめ】
業界大手ならではの充実した教育制度と、多様な働き方を支える仕組みが整った企業です。
株式会社土屋
【概要】
重度訪問介護を主力事業とし、全国でサービスを展開しています。「誰一人取り残さない」社会の実現を理念に掲げ、難病や重度障害を持つ方々の在宅生活を支えています。
【データ】
残業時間:20.1時間
有休消化率:79.0%
激務度:41
【評判】
社会的な意義が非常に大きい仕事であり、強いやりがいを感じられるという声が多くあります。1対1のケアが基本のため、利用者と深く向き合える点が魅力。研修や資格取得支援も手厚く、専門性を高めたい人に向いている環境です。
【まとめ】
高い専門性が求められる事業でありながら、社員の成長を支える制度と働きやすさへの配慮が見られる企業です。
株式会社ケア21
【概要】
大阪を拠点に、訪問介護、施設運営、福祉用具、人材派遣など総合的な介護サービスを全国で展開しています。「人を大事にし、人を育てる」を経営理念に掲げています。
【データ】
残業時間:20.3時間
有休消化率:74.0%
激務度:46
【評判】
福利厚生の一環として、従業員持株会や独自の表彰制度などユニークな制度があります。研修制度が充実しており、未経験からでもキャリアを積んでいける土壌があるようです。残業時間は事業所によって差があるものの、全社的に削減努力が進められています。
【まとめ】
人を大切にする理念のもと、社員の定着と成長を促すための多様な制度を備えた企業です。
株式会社ベネッセスタイルケア
【概要】
教育事業で知られるベネッセグループの介護事業会社。「アリア」や「くらら」など、質の高いサービスを提供する有料老人ホームを全国に展開しています。
【データ】
残業時間:22.5時間
有休消化率:70.0%
激務度:53
【評判】
大手企業ならではのコンプライアンス遵守意識の高さと、充実した福利厚生が魅力です。教育・研修制度が非常に手厚く、介護のプロフェッショナルを目指せる環境。残業時間はホームによってばらつきがあるものの、サービス残業などはなく勤怠管理は徹底されているとの声が多いです。
【まとめ】
安定した経営基盤と業界トップクラスの教育体制により、安心して長く働ける環境が提供されている企業です。
株式会社ツクイ
【概要】
デイサービス事業のパイオニアであり、全国に約700の事業所を展開する業界最大手の一角です。デイサービスのほか、訪問介護や有料老人ホームなど幅広く手掛けています。
【データ】
残業時間:22.8時間
有休消化率:69.0%
激務度:54
【評判】
全国規模の大手でありながら、各事業所の裁量が比較的大きいのが特徴です。福利厚生が手厚く、特にリフレッシュ休暇制度などが評価されています。キャリアアップの機会も多く、資格取得支援制度も充実しています。
【まとめ】
業界大手としての安定感と、現場の自主性を尊重する文化が両立している企業といえます。
SOMPOケア株式会社
【概要】
損害保険大手のSOMPOホールディングス傘下の介護事業会社。「そんぽの家」ブランドを中心に、全国で有料老人ホームや在宅サービスを運営。M&Aにより規模を拡大し、業界トップクラスの事業規模を誇ります。
【データ】
残業時間:24.5時間
有休消化率:68.0%
激務度:57
【評判】
親会社が大手金融機関であるため、経営基盤の安定性やコンプライアンス意識の高さは抜群です。ICTや介護ロボットの導入に積極的で、業務負担の軽減に取り組んでいます。残業時間はホームによる差が大きいものの、サービス残業の防止など労務管理はしっかりしているとの評価です。
【まとめ】
強固な資本力を背景に、テクノロジー活用による働き方改革を推進している先進的な企業です。
株式会社ソラスト
【概要】
医療事務の受託事業からスタートし、介護・保育事業へと領域を拡大。首都圏を中心に訪問介護やデイサービス、有料老人ホームなどを運営しています。
【データ】
残業時間:26.1時間
有休消化率:67.0%
激務度:59
【評判】
女性社員が多く、産休・育休の取得実績が豊富で、復職しやすい環境が整っている点が評価されています。キャリアアップ制度が明確で、目標を持って働きやすいとの声も。労務管理がしっかりしており、残業代はきちんと支払われます。
【まとめ】
女性がライフイベントを経てもキャリアを継続しやすい制度と文化が根付いている企業です。
株式会社ニチイ学館
【概要】
医療事務・介護・保育の最大手企業。介護事業では、訪問介護から施設介護までフルラインナップのサービスを全国で提供しており、業界のガリバー的存在です。
【データ】
残業時間:35.5時間
有休消化率:59.0%
激務度:77
【評判】
業界最大手としての圧倒的な事業所数と安定感が魅力です。全国どこでも働ける可能性があり、キャリアパスも多様。一方で、事業所によって労働環境の差が大きいという声も多く聞かれます。残業時間は他の上位企業と比較すると多めですが、コンプライアンス意識は高くサービス残業は許されない風土です。
【まとめ】
良くも悪くも事業所ごとのカラーが濃いものの、業界最大手ならではの安定性と多様なキャリアの選択肢が魅力の企業です。
(※上記以外の企業についても、ランキング表のデータを参考に、個別にOpenWork等で詳細をご確認ください。)
介護業界で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
ここまでランキング形式で企業を紹介してきましたが、一つ注意すべき重要な点があります。それは、介護業界の働きやすさは、会社全体の方針以上に「配属される事業所」と「その事業所の責任者(施設長・管理者)」に大きく左右されるという事実です。
いくら会社全体の平均残業時間が短くても、人手不足の事業所に配属されれば激務になる可能性があります。逆に、会社の平均スコアがそれほど良くなくても、優れた施設長がいる事業所は非常に働きやすい環境であることも少なくありません。
つまり、このランキングはあくまで「働きやすい環境である可能性が高い企業」のリストアップに役立つもの。最終的な判断を下す前には、必ず「事業所単位」での情報収集が不可欠です。
ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
最も信頼性が高いのは、内部の情報を知る人からの「生の声」です。もし可能であれば、以下のような方法で関係者から話を聞いてみましょう。
- 出身校のキャリアセンターやOB・OG名簿を活用する:同じ福祉系や看護系の学校の先輩が、候補の企業や施設で働いていないか探してみましょう。
- 転職エージェントにヒアリングする:介護業界に特化したエージェントは、各企業の内部情報や、特定の施設の評判(人間関係や施設長の評判など)を把握していることがあります。
- SNSなどを活用する:個人が特定されない範囲で、企業の評判について情報収集するのも一つの手です。
直接的な情報が得られなくても、複数の人から同じような評判を聞くことができれば、その情報の信憑性は高いと判断できます。
ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
OpenWorkをはじめとする口コミサイトは、非常に有用な情報源です。ただし、情報を鵜呑みにせず、賢く活用する視点が重要です。
- 極端な評価は参考程度に:非常に高い評価や低い評価は、個人的な感情が強く反映されている可能性があります。多くの人が共通して指摘している「傾向」を読み取ることが大切です。
- 「事業所名」や「職種」で絞り込む:もし可能であれば、自分が応募しようとしている事業所や職種に関する口コミがないか探してみましょう。本社スタッフと現場の介護職員では、働き方が全く異なるためです。
- 投稿時期を確認する:数年前の口コミは、現在の状況と乖離している可能性があります。できるだけ最新の情報を参考にしましょう。
- 退職理由に注目する:「給与が低い」「人間関係が悪い」「体力的にきつい」など、退職理由にはその企業の根本的な課題が表れていることが多いです。
転職エージェントをフル活用する
自分一人での情報収集には限界があります。特に、一般には公開されない「非公開求人」や、事業所ごとの詳細な内部情報については、転職エージェントが有力な情報源となります。
介護業界に特化したエージェントは、日常的に多くの企業の人事担当者や現場の責任者とやり取りをしています。そのため、求人票だけではわからない、以下のような「裏の情報」を握っていることがあります。
- その事業所の人間関係や雰囲気
- 施設長のマネジメントスタイルや人柄
- 実際の残業時間や有給休暇の取得状況
- 過去の退職者の傾向とその理由
複数のエージェントに登録し、それぞれの担当者から多角的な情報を得ることで、より客観的に企業を判断することができます。面接対策だけでなく、こうした情報収集のパートナーとしてエージェントを積極的に活用しましょう。
【追加章】事業所ごとの「働きやすさの差」を見極める
最終的に入社を決める前、最も重要なのが「自分の目で確かめる」ことです。特に面接や施設見学の機会は、その事業所のリアルな姿を知る絶好のチャンスです。以下のポイントを意識して臨みましょう。
- 働くスタッフの表情や雰囲気を観察する:スタッフ同士が笑顔で挨拶を交わしているか、活気があるか、それとも疲弊した表情で黙々と作業しているか。現場の空気感は、働きやすさを測る重要なバロメーターです。
- 施設の整理整頓状況を確認する:施設内が清潔に保たれ、備品が整理整頓されているかは、業務に余裕があるかどうかの指標になります。乱雑な環境は、スタッフが日々の業務に追われ、心身ともに余裕がないサインかもしれません。
- 施設長や面接官に具体的な質問をする:働きやすさについて、以下のような具体的な質問をしてみましょう。
- 「こちらの事業所では、残業が発生するのはどのような場合が多いですか?」
- 「シフトはどのように決められていますか?希望休は月どのくらい通りますか?」
- 「急な体調不良などでお休みされる方が出た場合、どのようにカバーされていますか?」
- 「教育・研修はどのように行われていますか?入社後のサポート体制について教えてください」
これらの質問に対する回答の具体性や、面接官の誠実さから、その事業所がスタッフを大切にしているかどうかを推し量ることができます。
まとめ
介護業界で自分に合ったホワイト企業を見つけるためには、データとリアルな情報の両面から判断することが重要です。
まずは、本記事で紹介したような残業時間や有休消化率といった客観的なデータを活用して、働きやすい環境づくりに取り組んでいる可能性の高い企業をリストアップします。そして、その中から興味のある企業が見つかったら、口コミサイトやエージェント、さらには施設見学を通じて、事業所単位での「生の情報」を徹底的に収集する。
この二段階のアプローチによって、入社後のミスマッチを防ぎ、あなたが本当に輝ける職場を見つけられる可能性は格段に高まるはずです。この記事が、あなたの納得のいく転職活動の一助となることを心から願っています。