【30社】帯広のホワイト企業ランキング一覧表

この記事では、帯広のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間（1か月）」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました。
激務度 は 残業時間（時間）＋（100－有休消化率（%）） で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」＝ホワイト度が高い企業です
※激務度算出例：残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度＝20＋(100－70)=50（ポイント）となります。

【一覧表】帯広のホワイト企業ランキング

早速、調査結果を見ていきましょう。このランキングは、残業時間と有給休暇消化率から算出した「激務度」が低い順（＝ホワイト度が高い順）に並んでいます。
激務度は以下の計算式で算出しており、数値が低いほどプライベートとの両立がしやすい企業である可能性が高いことを示します。
激務度 = 月間平均残業時間 + (100 – 有給休暇消化率)

出典：OpenWork（アクセス日：2025年12月時点）

※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。

帯広のホワイト企業の紹介

ここからは、ランキングに掲載した企業を1社ずつ詳しく紹介していきます。各社の事業内容や特徴、そしてデータが示す働き方の実態について掘り下げていきましょう。

帯広市役所

【概要】帯広市の地方自治体。市民サービスや農業振興を担う地域の中枢組織です。

【データ】残業時間：13.5h／有休消化率：78.4%／激務度：35

【評判】「ワークライフバランスは非常に取りやすい」「育休取得や時短勤務への理解が深く、長く働ける」という声が多数を占めます。

【まとめ】残業時間の少なさと有休取得のしやすさが極めて高い水準で両立しており、地域を代表するホワイトな職場です。

日本政策金融公庫（帯広支店）

【概要】政府系金融機関。十勝の基幹産業である農業や中小企業の経営支援を行っています。

【データ】残業時間：18.2h／有休消化率：81.3%／激務度：37

【評判】「徹底した労務管理により、サービス残業は皆無。有休取得も計画的に進めることが推奨されている」と評価されています。

【まとめ】金融業界の中でも屈指の福利厚生とホワイトな労働環境を誇り、十勝エリアでも非常に人気が高い企業です。

明治（十勝工場）

【概要】国内最大級の乳製品工場。チーズやバターなどを生産し、日本の食卓を支えています。

【データ】残業時間：21.4h／有休消化率：80.5%／激務度：41

【評判】「大手食品メーカーらしく福利厚生が手厚い」「シフト制の現場でも有休消化を積極的に促す文化がある」との声が多いです。

【まとめ】大手ならではの安定した労務管理体制が、十勝の製造現場でもしっかりと運用されています。

よつ葉乳業

【概要】十勝の酪農家によって設立された乳製品メーカー。帯広（音更）に主力工場を構えます。

【データ】残業時間：18.5h／有休消化率：76.2%／激務度：42

【評判】「地元愛が強く、従業員を大切にする社風。極端な長時間労働が発生しにくい仕組みがある」と評されています。

【まとめ】地域経済の柱としての誇りと、従業員への還元が両立している優良企業です。

北海道開発局（帯広開発建設部）

【概要】国土交通省の地方支分部局。十勝全域の国道、河川、農業基盤の整備を担います。

【データ】残業時間：20.3h／有休消化率：77.1%／激務度：43

【評判】「公務員として安定しており、休暇取得に関しても非常に柔軟に対応してもらえる」との意見が目立ちます。

【まとめ】大規模プロジェクトを扱いながらも、組織としてのコンプライアンス意識が高く、健全な労働環境です。

東日本高速道路（NEXCO東日本 帯広管理事務所）

【概要】高速道路の維持管理・運営。道東道の安全を24時間体制で支えています。

【データ】残業時間：15.6h／有休消化率：70.8%／激務度：45

【評判】「福利厚生が極めて充実している。深夜対応等はあるものの、代休や有休取得は徹底されている」との評価です。

【まとめ】インフラを守る重責に見合った、手厚い労務サポートと低い激務度を実現しています。

カルビー（帯広工場）

【概要】国内最大のポテトチップス工場。十勝産の原料を加工する、地域密着型の大手拠点です。

【データ】残業時間：22.1h／有休消化率：75.3%／激務度：47

【評判】「ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が浸透している」「女性の活躍支援に積極的」との声。

【まとめ】グローバル企業の先進的な働き方が、帯広の製造拠点でも高いレベルで実践されています。

帯広信用金庫

【概要】「おびしん」として親しまれる、十勝最大級の信用金庫。

【データ】残業時間：12.4h／有休消化率：63.5%／激務度：49

【評判】「金融機関としては異例なほど残業が少なく、家族との時間を大切にできる」という声が多いです。

【まとめ】地域貢献という使命感と、日々の労働時間の短さが魅力的な地域金融機関です。

北海道銀行（帯広市内支店）

【概要】「道銀」として全道で展開。帯広市内にも多くの拠点を持ちます。

【データ】残業時間：20.5h／有休消化率：71.2%／激務度：49

【評判】「近年は19時前後の退社が徹底されており、メリハリのある働き方に変わってきている」との評価です。

【まとめ】銀行特有のプレッシャーはあるものの、組織的な残業削減の成果が激務度の低さに表れています。

ホクレン農業協同組合連合会（帯広支所）

【概要】北海道の農業を支える巨大組織。集荷から販売、営農支援まで幅広く展開。

【データ】残業時間：21.8h／有休消化率：72.4%／激務度：49

【評判】「繁忙期はあるが、安定感は抜群。有休も業務を調整すればスムーズに取れる」という安定性への評価が高いです。

【まとめ】十勝農業の要であり、組織の盤石さと労働条件の良さが高い水準で均衡しています。

柳月

【概要】「三方六」で全国的に知られる、帯広発祥の老舗菓子メーカー。

【データ】残業時間：14.2h／有休消化率：62.1%／激務度：52

【評判】「地元の有名企業として働きやすさの改善に取り組んでいる。製造現場も以前より効率化された」との声。

【まとめ】伝統を重んじつつも、従業員の負担を減らすための合理化が進んでいる菓子製造企業です。

北洋銀行（帯広市内支店）

【概要】北海道最大の地方銀行。帯広の経済発展を金融面から支えています。

【データ】残業時間：25.1h／有休消化率：72.3%／激務度：53

【評判】「休みはしっかり取れる。ワークライフバランスを重視する姿勢が管理職にも浸透している」との評価。

【まとめ】地銀のハードさはあるものの、休暇取得の文化が根付いているホワイト寄りの環境です。

ほくでん（北海道電力 帯広支店）

【概要】北海道のエネルギー供給を担うインフラ企業。

【データ】残業時間：22.4h／有休消化率：68.7%／激務度：54

【評判】「福利厚生は道内最高峰。サービス残業には厳しく、時間外手当も完全に支給される」とのこと。

【まとめ】インフラ企業ならではの堅実な経営と、整備された労務環境が魅力です。

六花亭製菓

【概要】帯広を象徴する菓子メーカー。独自のデザインや文化活動でも有名。

【データ】残業時間：12.5h／有休消化率：57.3%／激務度：55

【評判】「残業代は1分単位で支給され、無駄な居残りを嫌う文化。有休消化はこれからの課題」との声。

【まとめ】ブランドの誇りだけでなく、日々の労働時間を抑制する意識の高さが数値に表れています。

十勝毎日新聞社

【概要】帯広・十勝エリアに特化した地域有力紙。メディア活動を通じて地域情報を発信。

【データ】残業時間：18.2h／有休消化率：61.4%／激務度：57

【評判】「報道という性質上、突発的な業務はあるが、代休取得などは以前より改善されている」との評価。

【まとめ】地域密着のやりがいと、バランスの取れた就業環境を維持しているメディア企業です。

ニチレイフーズ（十勝工場）

【概要】冷凍食品大手ニチレイの製造拠点。十勝産の農産物を加工。

【データ】残業時間：24.3h／有休消化率：66.8%／激務度：58

【評判】「食品工場としては休みが多く、福利厚生もしっかりしている」との声が散見されます。

【まとめ】グループの資本力を背景に、安定した労働条件が提供されている職場です。

サツドラホールディングス（帯広エリア）

【概要】北海道全域でドラッグストアを展開。地域インフラとしての側面も持つ。

【データ】残業時間：19.5h／有休消化率：61.2%／激務度：58

【評判】「シフト制だが残業時間は抑制されており、私生活との両立が可能」との評価です。

【まとめ】小売業の中でも残業削減に積極的で、安定して働ける環境が整っています。

イオン北海道（帯広エリア店舗）

【概要】道内最大の小売企業。帯広市内の大型店舗などを運営。

【データ】残業時間：22.6h／有休消化率：64.3%／激務度：58

【評判】「大手らしくコンプライアンス意識が高い。有休取得も計画的に行われる」との声。

【まとめ】小売業界の忙しさはあるものの、制度による休暇確保がしっかりと機能しています。

帯広日産自動車

【概要】日産車の販売・整備を担うディーラー。地域に根ざした営業活動。

【データ】残業時間：18.4h／有休消化率：59.2%／激務度：59

【評判】「ディーラーとしては残業が少なく、休日も決まった曜日にしっかりと確保できる」とされています。

【まとめ】サービス業という枠組みの中で、非常に健全な労働管理を維持している企業です。

ソーゴー

【概要】帯広に本社を置く住宅設備・建材の総合商社。

【データ】残業時間：20.1h／有休消化率：60.5%／激務度：60

【評判】「地元企業として、社員を大切にする風土がある」とのポジティブな意見が見られます。

【まとめ】地元の商社として、無理のない労働環境でキャリアを積める優良企業です。

日本郵便（帯広郵便局・各局）

【概要】郵便・物流・金融サービス。十勝の全域を網羅する生活インフラ。

【データ】残業時間：22.3h／有休消化率：62.1%／激務度：60

【評判】「残業代は全額支給。休みは事前調整すれば比較的自由に取れる」との声。

【まとめ】公共性の高さに見合った、堅実で不透明感のない労働条件が特徴です。

マルハン（帯広エリア店舗）

【概要】パチンコ・レジャー施設大手。帯広市内でも複数店舗を運営。

【データ】残業時間：15.4h／有休消化率：54.2%／激務度：61

【評判】「残業はほぼなく定時で帰れるが、有休消化は現場の状況に左右される」との評価。

【まとめ】日々の拘束時間が短く、定時後の時間を大切にしたい人には適した環境です。

山田機械工業

【概要】帯広の農業を機械化で支える。トラクターや作業機の販売・メンテナンス。

【データ】残業時間：24.5h／有休消化率：62.1%／激務度：62

【評判】「繁忙期の忙しさはあるが、やりがいがある。休みも相談しやすい雰囲気」との声。

【まとめ】十勝の基幹産業に直結する仕事ながら、適正な労働管理がなされている企業です。

ダイイチ

【概要】帯広発祥の食品スーパー。地元住民の生活を支える存在。

【データ】残業時間：23.4h／有休消化率：60.2%／激務度：63

【評判】「現場の忙しさはあるが、業界内では労働時間の管理がしっかりしている」とのこと。

【まとめ】小売業というハードな面はありつつも、地元企業としての安心感がある職場です。

カワムラ

【概要】帯広に本社を置く、住宅・土木資材の卸売。

【データ】残業時間：25.1h／有休消化率：61.4%／激務度：64

【評判】「社員同士の仲が良く、働きやすい環境。残業も以前より減っている」との評価。

【まとめ】地元の商社として、安定した就業環境を維持しているホワイト寄りの企業です。

セコマ（セイコーマート 帯広エリア）

【概要】北海道を代表するコンビニチェーン。店舗運営を担う。

【データ】残業時間：28.5h／有休消化率：64.1%／激務度：64

【評判】「現場の負担は大きいが、福利厚生は道内大手らしくしっかりしている」との声。

【まとめ】小売業の多忙さはありますが、制度面での安心感は高い企業です。

帯広信用保証協会

【概要】地元中小企業の融資を保証する公的機関。

【データ】残業時間：25.2h／有休消化率：58.4%／激務度：67

【評判】「安定性は抜群。公務員に準じた働き方ができる」との評価。

【まとめ】有休消化率はやや低めですが、組織の盤石さと安定した勤務条件が魅力です。

藤丸（※現法人体制含）

【概要】帯広唯一の百貨店として知られたブランド。現在は再生・新体制へ移行。

【データ】残業時間：20.1h／有休消化率：52.3%／激務度：68

【評判】「伝統を大切にする風土。現在は変革期にあり、今後の改善に期待」との声。

【まとめ】激務度はやや高めですが、帯広の歴史あるブランドに関わるやりがいがあります。

福原（フクハラ）

【概要】道東を中心に展開するスーパーマーケットチェーン。

【データ】残業時間：32.4h／有休消化率：62.1%／激務度：70

【評判】「人手不足もあり現場は忙しいが、手当などはしっかり出る」との評価。

【まとめ】残業時間は多めですが、地元での雇用継続性が高い安定企業です。

満寿屋商店

【概要】帯広で圧倒的な人気を誇るパンメーカー。

【データ】残業時間：28.5h／有休消化率：55.4%／激務度：73

【評判】「朝が早く体力的にハードな面はあるが、地元の誇りを感じて働ける」との声。

【まとめ】激務度は高めの数値ですが、地産地消を実践する熱意ある職場です。

帯広で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要！

帯広・十勝エリアは農業や食文化のイメージが強く、のどかな働き方を想像しがちですが、実際には企業によって労働環境に大きな格差があります。特に収穫期やイベント期に業務が集中する業界が多いため、年間の「平均値」だけでは見えない実態があります。

また、帯広の企業は「地域密着」を掲げるあまり、独自の慣習や暗黙の了解が残っているケースも少なくありません。自分の希望する職種や部署が、本当に「自分の望むライフスタイル」に合致しているかを、多角的に検証するステップが不可欠です。

ホワイト企業か判断する方法１：関係者に聞く

帯広は「横の繋がり」が非常に強い地域です。これを活かさない手はありません。

• 地元の知人・友人を辿る
  帯広市内の主要企業であれば、親戚や友人の誰かが働いている、あるいは取引があるケースが非常に多いです。求人票には書けない「本当の離職理由」や「上司のタイプ」を聞き出せる可能性が高いです。
• SNSの地域コミュニティを活用
  X（旧Twitter）や地域限定の掲示板などで、現役社員の書き込みや評判をチェックしましょう。

ホワイト企業か判断する方法２：全ての口コミサイトを入念にチェック

OpenWorkだけでなく、複数の視点を取り入れることで情報の精度を高めます。

• ライトハウスやキャリコネ
  サイトによって投稿者の属性が異なるため、併用することで「部署ごとの不満」や「年収のリアル」をより正確に把握できます。
• 投稿日時の確認
  十勝の企業も近年は深刻な人手不足から、待遇改善を急ピッチで進めています。3年以上前の古い不評は、現在の実態とは異なっている場合があるため、最新の書き込みを重視してください。

転職エージェントをフル活用する

帯広・十勝エリアに特化したエージェントを介することで、内部情報を効率的に収集できます。

エージェントは企業の採用担当者と直接パイプを持っており、以下のような情報を把握しています。

• 「最近の離職者の傾向はどうなっているか？」
• 「残業削減への取り組みが形骸化していないか？」

自分から企業には直接聞きにくい「休みやすさ」や「サービス残業の有無」についても、プロの視点で確認してもらうことができます。

十勝エリアにおける「食と職」のバランス

帯広で働く最大のメリットは、世界に誇る「食」と「自然」の豊かさを、日々の生活に取り入れられる点にあります。ホワイト企業を選び、定時に仕事を終えることができれば、仕事の後に地元の美味しい食材を楽しみ、週末には広大な風景の中でリフレッシュするという贅沢なライフスタイルが手に入ります。

最終的にどの企業が自分に合うかは、数値データだけでなく、社風や仕事のやりがいといった「体感」の部分も重要になります。まずはこの記事で紹介した客観的な数値を指標とし、多角的なリサーチを通じて「本当に納得できる職場」を見つけ出してください。