この記事では、ゲーム会社のホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました。
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。
【一覧表】ゲーム会社のホワイト企業ランキング
早速、調査結果を見ていきましょう。このランキングは、残業時間と有給休暇消化率から算出した「激務度」が低い順(=ホワイト度が高い順)に並んでいます。
激務度は以下の計算式で算出しており、数値が低いほどプライベートとの両立がしやすい企業である可能性が高いことを示します。
激務度 = 月間平均残業時間 + (100 – 有給休暇消化率)
| 企業名 | 残業時間 | 有休消化率 | 激務度 |
| 任天堂 | 12.0h | 91.2% | 21 |
| MIXI | 14.8h | 82.5% | 32 |
| セガ | 18.2h | 85.4% | 33 |
| ハル研究所 | 12.0h | 78.0% | 34 |
| ディー・エヌ・エー(DeNA) | 25.0h | 88.2% | 37 |
| モノリスソフト | 17.0h | 79.2% | 38 |
| バンダイナムコスタジオ | 22.0h | 84.5% | 38 |
| グリー(GREE) | 22.4h | 83.1% | 39 |
| スクウェア・エニックス | 25.1h | 84.3% | 41 |
| コナミデジタルエンタテインメント | 22.8h | 78.5% | 44 |
| マーベラス | 24.2h | 78.1% | 46 |
| アカツキ | 25.4h | 78.0% | 47 |
| Cygames | 28.5h | 81.2% | 47 |
| バンダイナムコエンターテインメント | 30.1h | 82.5% | 48 |
| コーエーテクモホールディングス | 23.5h | 74.2% | 49 |
| コロプラ | 27.2h | 76.5% | 51 |
| ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 32.1h | 80.5% | 52 |
| カプコン | 35.2h | 82.1% | 53 |
| スパイク・チュンソフト | 28.4h | 72.1% | 56 |
| ドリコム | 30.2h | 73.1% | 57 |
| 日本ファルコム | 20.5h | 62.4% | 58 |
| フロム・ソフトウェア | 42.1h | 83.4% | 59 |
| SNK | 34.2h | 74.1% | 60 |
| ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 32.4h | 71.5% | 61 |
| MAGES. | 36.0h | 73.0% | 63 |
| アークシステムワークス | 34.5h | 68.2% | 66 |
| プラチナゲームズ | 38.4h | 71.2% | 67 |
| KLab | 32.8h | 64.5% | 68 |
| Aiming | 35.1h | 65.2% | 70 |
| ブシロード | 40.2h | 65.4% | 75 |
| カヤック(面白法人カヤック) | 45.3h | 68.1% | 77 |
出典:OpenWork(アクセス日:2025年12月時点)
※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。
ゲームホワイト企業の紹介
ここからは、ランキングに掲載した企業を1社ずつ詳しく紹介していきます。各社の事業内容や特徴、そしてデータが示す働き方の実態について掘り下げていきましょう。
任天堂
【概要】世界的なハード・ソフト一体型メーカー。圧倒的なブランド力を持ち、京都を拠点に展開しています。
【データ】残業時間:12.0h/有休消化率:91.2%/激務度:21
【評判】「ワークライフバランスは完璧。有休取得を断られることはまずない」「給与水準も高く、安定感が抜群」との声が多数。
【まとめ】業界最高水準の有休消化率と圧倒的な残業の少なさを両立しており、日本を代表する超ホワイト企業です。
MIXI
【概要】『モンスターストライク』を筆頭に、SNSやスポーツ事業も展開。
【データ】残業時間:14.8h/有休消化率:82.5%/激務度:32
【評判】「フレックスタイムが柔軟で、子育て世代も非常に働きやすい」「残業代も1分単位。不必要な居残りは推奨されない」とのこと。
【まとめ】IT企業のスピード感と、成熟した企業の労務管理が見事に融合した優良環境です。
セガ
【概要】『龍が如く』や『ソニック』シリーズなど、歴史あるIPを多数保有する大手。
【データ】残業時間:18.2h/有休消化率:85.4%/激務度:33
【評判】「働き方改革により、以前に比べて劇的に残業が減った」「休暇取得の推奨日が設定されており、休みやすい」との評価。
【まとめ】伝統的な開発体制を現代的に刷新し、現在はワークライフバランスに極めて配慮された組織となっています。
ハル研究所
【概要】『星のカービィ』シリーズなどで知られる、任天堂と密接な関係を持つ開発会社。
【データ】残業時間:12.0h/有休消化率:78.0%/激務度:34
【評判】「穏やかで誠実な社風。クリエイティブな仕事に集中できるよう、環境が整備されている」との声。
【まとめ】開発専門のスタジオながら残業が非常に抑制されており、モノづくりにじっくり取り組める環境です。
ディー・エヌ・エー(DeNA)
【概要】モバイルゲームに加え、多角的なプラットフォーム事業を展開。
【データ】残業時間:25.0h/有休消化率:88.2%/激務度:37
【評判】「自由度が高く、結果を出せば働き方は本人に任される」「有休は1日単位だけでなく、時間単位でも取得しやすい」とのこと。
【まとめ】合理性を重んじる文化があり、無駄な長時間労働を排除しつつ高いパフォーマンスを求めるスタイルです。
モノリスソフト
【概要】『ゼノブレイド』シリーズを開発。任天堂の連結子会社。
【データ】残業時間:17.0h/有休消化率:79.2%/激務度:38
【評判】「任天堂グループとしての基準が適用されており、開発会社としては異例の残業の少なさ」と評されています。
【まとめ】大規模なRPG制作を担いながら、しっかりとした管理体制で労働時間がコントロールされている貴重なスタジオです。
バンダイナムコスタジオ
【概要】バンダイナムコグループのゲーム開発実働部隊。
【データ】残業時間:22.0h/有休消化率:84.5%/激務度:38
【評判】「福利厚生が手厚く、女性の働きやすさへの配慮も進んでいる」「残業時間の管理が非常に厳格」との評価。
【まとめ】大手グループならではの安心感と、有休消化率の高さがクリエイターの定着に繋がっています。
グリー(GREE)
【概要】モバイルゲームやメタバース、コマース事業などを展開。
【データ】残業時間:22.4h/有休消化率:83.1%/激務度:39
【評判】「子育て支援や休暇制度が実効的に運用されている」「フルリモートやハイブリッド勤務など、柔軟な姿勢」との声。
【まとめ】モダンな開発環境と、プライベートを尊重する制度が整ったIT色の強いゲーム企業です。
スクウェア・エニックス
【概要】『FF』『DQ』シリーズを誇る、日本を代表するサードパーティー。
【データ】残業時間:25.1h/有休消化率:84.3%/激務度:41
【評判】「裁量労働制だが、管理はしっかりしている。休暇もしっかり取れる」「プロジェクトの谷間には長期休暇も可能」とのこと。
【まとめ】大規模開発の多忙さはありつつも、休みを権利として行使できる文化が根付いています。
コナミデジタルエンタテインメント
【概要】スポーツゲームや『遊戯王』など、強力なIPをグローバルに展開。
【データ】残業時間:22.8h/有休消化率:78.5%/激務度:44
【評判】「管理体制がしっかりしており、以前のイメージとは異なり現在は非常にクリーンな労働環境」との声。
【まとめ】組織的な改革が進み、現在は安定したリズムで働ける大企業らしい環境が整っています。
マーベラス
【概要】ゲーム、アニメ、音楽、舞台と多角的なエンタメ展開が特徴。
【データ】残業時間:24.2h/有休消化率:78.1%/激務度:46
【評判】「穏やかな人が多く、職場の人間関係が良好。有休も申請すればスムーズに通る」との評価です。
【まとめ】極端な繁忙期を除けば安定しており、ワークライフバランスを保ちやすい中堅大手です。
アカツキ
【概要】モバイルゲームの企画・開発を中心に、IP創出に強みを持つ。
【データ】残業時間:25.4h/有休消化率:78.0%/激務度:47
【評判】「心理的安全性を重視する社風があり、働き方の相談もしやすい」「長期休暇を推奨する文化がある」とのこと。
【まとめ】従業員の感情やライフスタイルに寄り添うマネジメントが特徴で、精神的なホワイト度も高いです。
Cygames
【概要】『ウマ娘』『グラブル』などのメガヒットを連発する、サイバーエージェントグループの中核。
【データ】残業時間:28.5h/有休消化率:81.2%/激務度:47
【評判】「設備や福利厚生が豪華。仕事の要求水準は高いが、休みもしっかり確保される」との声。
【まとめ】圧倒的な収益を背景に、待遇面と休暇制度の両輪を高い水準で回している企業です。
バンダイナムコエンターテインメント
【概要】グループのパブリッシング(出版・販売)を主導。
【データ】残業時間:30.1h/有休消化率:82.5%/激務度:48
【評判】「他部署との連携が多く多忙だが、代休などの制度はきっちり機能している」「福利厚生は非常に手厚い」との評価。
【まとめ】プロデューサー職などは残業が増えがちですが、組織としての権利保障は盤石です。
コーエーテクモホールディングス
【概要】『信長の野望』『三國無双』など歴史ゲームの第一人者。
【データ】残業時間:23.5h/有休消化率:74.2%/激務度:49
【評判】「オーナー企業の安定感がある。近年はベースアップや環境改善に非常に積極的」との声。
【まとめ】着実な経営スタイルを反映し、残業時間の少なさと安定した休暇水準を維持しています。
コロプラ
【概要】『白猫プロジェクト』などを運営するスマートフォンゲーム大手。
【データ】残業時間:27.2h/有休消化率:76.5%/激務度:51
【評判】「かつての深夜残業は過去の話。現在は健康的な労働時間が徹底されている」「社食などの福利厚生も充実」とのこと。
【まとめ】急成長期のカオスから脱却し、現在は整備されたクリーンな環境へと移行しています。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
【概要】PlayStationを展開する、ソニーグループのゲーム部門。
【データ】残業時間:32.1h/有休消化率:80.5%/激務度:52
【評判】「グローバル基準の働き方。休暇は非常に取りやすく、個人の裁量が大きい」との評価。
【まとめ】残業時間はやや多めに見えますが、外資系に近い自由度と高い休暇消化率が魅力です。
カプコン
【概要】『バイオハザード』『モンスターハンター』など世界的人気作を保有。
【データ】残業時間:35.2h/有休消化率:82.1%/激務度:53
【評判】「実力主義だが、休みに関しては権利としてしっかり認められる。大型連休も確保しやすい」との声。
【まとめ】開発に熱量を注ぐ社風ゆえ残業は発生しますが、有休の取りやすさでバランスを取っています。
スパイク・チュンソフト
【概要】独創的なアドベンチャーゲームやRPGで知られる。
【データ】残業時間:28.4h/有休消化率:72.1%/激務度:56
【評判】「クリエイターを尊重する雰囲気があり、自分の裁量で仕事の調整をしやすい」との評価です。
【まとめ】比較的自由な社風で、プロジェクトの進行に合わせてメリハリのある働き方が可能です。
ドリコム
【概要】ソーシャルゲームやIP展開に注力。
【データ】残業時間:30.2h/有休消化率:73.1%/激務度:57
【評判】「変化が激しいが、社内環境を良くしようという意識は高い。若手でも意見が通りやすい」とのこと。
【まとめ】適度な忙しさはありますが、ITベンチャーらしい柔軟な働き方が許容されています。
日本ファルコム
【概要】『軌跡』『イース』シリーズなど、長年ファンに愛されるRPGを開発。
【データ】残業時間:20.5h/有休消化率:62.4%/激務度:58
【評判】「少数精鋭のため個人の負担はあるが、残業代はしっかり出る。非常に堅実な経営」との声。
【まとめ】残業時間の絶対数は少なめに抑えられており、安定して長く働ける古き良き開発会社です。
フロム・ソフトウェア
【概要】『ELDEN RING』『DARK SOULS』など、世界的ヒット作を連発。
【データ】残業時間:42.1h/有休消化率:83.4%/激務度:59
【評判】「非常に忙しいが、有休はかなり取りやすい。モノづくりへの熱量が異常に高い職場」とのこと。
【まとめ】残業時間は本ランキングでも上位ですが、有休消化率が極めて高く、オンオフを重視するプロ向けです。
SNK
【概要】『THE KING OF FIGHTERS』などの格闘ゲームで知られる老舗。
【データ】残業時間:34.2h/有休消化率:74.1%/激務度:60
【評判】「海外資本が入り、制度の現代化が進んでいる。以前よりも働き方の柔軟性が増した」との評価。
【まとめ】変革期にあり、伝統的なゲーム開発と現代的な労務管理の両立を目指しています。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
【概要】『パズル&ドラゴンズ』を運営。
【データ】残業時間:32.4h/有休消化率:71.5%/激務度:61
【評判】「運営が主軸のため忙しさに波はあるが、福利厚生は一定水準以上」とのこと。
【まとめ】長期運営タイトルを支える安定感があり、制度も標準的な水準が維持されています。
MAGES.
【概要】『STEINS;GATE』などの科学アドベンチャーシリーズやアニメ事業。
【データ】残業時間:36.0h/有休消化率:73.0%/激務度:63
【評判】「プロジェクトごとの波が激しい。ただ、アニメや声優など趣味を仕事にしている人には刺激的な環境」とのこと。
【まとめ】エンタメ色が強く、一定の忙しさを楽しみつつクリエイティブに関わりたい人に向いています。
アークシステムワークス
【概要】『GUILTY GEAR』など、圧倒的なグラフィックの格闘ゲームを開発。
【データ】残業時間:34.5h/有休消化率:68.2%/激務度:66
【評判】「技術追求への妥協がなく、リリース前はかなり追い込むが、やりがいは大きい」とのこと。
【まとめ】残業や有休の面では課題もありますが、世界一の2D表現に触れられる専門性の高い職場です。
プラチナゲームズ
【概要】『ベヨネッタ』シリーズなど、世界に通用するアクションゲームを開発。
【データ】残業時間:38.4h/有休消化率:71.2%/激務度:67
【評判】「アクションへのこだわりが強く、開発現場は多忙。ただ、社内公募制度などキャリア形成に積極的」との声。
【まとめ】激務度は高めですが、世界最高峰の技術を磨きたいクリエイターに支持されています。
KLab
【概要】アニメ原作のモバイルゲーム開発に強み。
【データ】残業時間:32.8h/有休消化率:64.5%/激務度:68
【評判】「部署による差が激しい。有休消化はこれからの課題だが、社内イベントなどは活発」とのこと。
【まとめ】平均的なIT企業の忙しさですが、コミュニティ活動や賑やかな社風を好む層には適しています。
Aiming
【概要】オンラインRPGの開発・運営に特化したスタジオ。
【データ】残業時間:35.1h/有休消化率:65.2%/激務度:70
【評判】「運営がメインになると休日対応なども発生する場合がある。ただ、成果への評価は率直」とのこと。
【まとめ】MMORPGという特殊な業態ゆえの忙しさがありますが、特定ジャンルを突き詰められる環境です。
ブシロード
【概要】カードゲーム、ゲーム、ライブとIPを多角展開。
【データ】残業時間:40.2h/有休消化率:65.4%/激務度:75
【評判】「非常にスピード感があり、常に新しいことに挑戦している。その分、残業も多い」との評価。
【まとめ】激務度は高いですが、メディアミックスの最前線で爆発的な成長を体感したい人向けの環境です。
カヤック(面白法人カヤック)
【概要】ソーシャルゲームだけでなく、独創的なWeb制作や地域事業も展開。
【データ】残業時間:45.3h/有休消化率:68.1%/激務度:77
【評判】「仕事と遊びの境界が曖昧。とにかく面白いことをしたい人には天国だが、時間は溶ける」とのこと。
【まとめ】激務度の数値は高いですが、それを「遊び」として楽しめる特異な社風を持つため、相性が分かれます。
ゲーム業界で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
ゲーム業界は、同じ会社内でも開発と「運営(ライブサービス)のどちらの部署に配属されるかで、働き方が劇的に変わります。
新規開発(0→1)の部署であれば、リリース直前は必然的に残業が増えますが、リリース後はまとまったリフレッシュ休暇を取れることが一般的です。一方で、既存タイトルの運営(1→100)を担う部署は、イベント更新や不具合対応のために、年間を通して一定の残業が発生し、時には休日対応が必要になることもあります。
ランキングの平均値だけで判断せず、自分の職種が「どのフェーズ」に深く関わるのかを考慮に入れることが重要です。
ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
ゲーム業界は非常にコミュニティが狭く、SNS(Xなど)やカンファレンス(CEDECなど)を通じて現場の生の声が拾いやすい業界です。
- SNSでの「つぶやき」の頻度と内容を追う
その会社のエンジニアやデザイナーが、平日の夜間にどのような投稿をしているか、あるいは休暇を満喫している投稿があるかをチェックしましょう。 - CEDECなどの登壇者の表情や雰囲気をチェック
技術カンファレンスに登壇している社員が「自社の環境を誇りに思っているか」は、言葉の端々に現れます。
ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
OpenWorkだけでなく、より具体的な開発実態が書かれているサイトを確認しましょう。
- 「転職会議」や「キャリコネ」での具体的なプロジェクト名チェック
「〇〇(作品名)の開発時は地獄だった」といった具体的な書き込みがあれば、その会社が危機的な状況でどのように動くのかが見えてきます。 - 直近1年以内の投稿を重視する
ゲーム業界の働き方改革はここ数年で一気に進んでいます。5年以上前の「ブラック」という評価は、現在は経営陣が代わって改善されている可能性が高いです。
転職エージェントをフル活用する
ゲーム業界に特化した転職エージェントは、各社の「離職率」や「プロジェクトの状況」をリアルタイムで把握しています。
エージェント経由であれば、以下のような「自分では聞きにくいこと」を確認してもらえます。
- 「現在、炎上している(デスマーチ化している)プロジェクトはあるか?」
- 「リモートワークの実施状況と、機材サポートの有無は?」
- 「残業代は固定残業代を超えた分もしっかり払われているか?」
「運営タイトル」の更新頻度とイベントサイクルを確認する
スマホゲーム主体の企業の場合、その企業の代表作がどのくらいの頻度でメンテナンスやイベント更新を行っているかを確認してください。
毎週のように大規模なイベント更新があるタイトルを抱えている場合、裏側の運営チームは慢性的に高い負荷がかかっている可能性が高いです。逆に、長期的な計画に基づいてアップデートを行っている企業や、1作ずつの売り切り型を主軸とするコンシューマー系は、比較的休みの調整がつきやすい傾向にあります。
ゲーム業界におけるホワイト度とは、単に残業が少ないことだけではなく、「クリエイティビティを発揮するために、会社がどれだけ社員のリフレッシュに投資しているか」の表れでもあります。
データで示された効率性と、自分のやりたい仕事内容。この両面が重なる場所こそが、あなたにとっての「真のホワイト企業」です。事前の入念な調査を武器に、納得のいくキャリアを掴んでください。



