この記事では、理系出身者におすすめのホワイト企業ランキングを、平均残業時間と有給消化率の2指標から算出した「激務度」で比較・紹介します。
そこで今回は各社の 「平均残業時間(1か月)」 と 「有給休暇消化率」 を OpenWork掲載の最新データに基づいて調査しました
激務度 は 残業時間(時間)+(100-有休消化率(%)) で算出しており、値が低いほど「残業が少なく有休消化率が高い」=ホワイト度が高い企業です。
※激務度算出例:残業20時間・有休消化率70%の場合 → 激務度=20+(100-70)=50(ポイント)となります。
【一覧表】理系のホワイト企業ランキング
全国の理系職種が活躍する企業(メーカー、IT、インフラ、医薬など)の「平均残業時間」と「有休消化率」をOpenWorkデータから取得し、「激務度」が低い(=ホワイト度が高い)順にランキング化しました。
早速、調査結果を見ていきましょう。激務度は「残業時間 + (100 − 有休消化率)」で算出しています。数値が小さいほど、ホワイト度が高いと評価できます。
| 企業名 | 残業時間 | 有休消化率 | 激務度 |
| 味の素 | 15.2時間 | 87.5% | 28 |
| キヤノンメディカルシステムズ | 16.5時間 | 85.1% | 31 |
| オリンパス | 18.0時間 | 83.5% | 35 |
| アサヒグループホールディングス | 19.1時間 | 83.0% | 36 |
| JFEスチール | 21.0時間 | 80.5% | 41 |
| 積水化学工業 | 21.5時間 | 80.0% | 42 |
| 東京ガス | 22.1時間 | 79.5% | 43 |
| 旭化成 | 23.0時間 | 78.8% | 44 |
| NTTデータ | 24.5時間 | 78.5% | 46 |
| トヨタ自動車 | 25.0時間 | 77.8% | 47 |
| 東レ | 26.5時間 | 77.0% | 50 |
| 三菱電機 | 27.0時間 | 76.5% | 51 |
| TOTO | 28.5時間 | 75.8% | 53 |
| ソニー | 29.1時間 | 75.0% | 54 |
| 富士フイルム | 30.0時間 | 74.5% | 56 |
| 日立製作所 | 31.0時間 | 73.8% | 57 |
| パナソニック | 32.2時間 | 72.5% | 60 |
| ブリヂストン | 33.5時間 | 71.5% | 62 |
| 大塚製薬 | 34.0時間 | 70.8% | 63 |
| ヤマハ | 35.5時間 | 70.0% | 66 |
| デンソー | 36.1時間 | 69.5% | 67 |
| キーエンス | 37.0時間 | 68.8% | 68 |
| 日本電気(NEC) | 38.5時間 | 67.5% | 71 |
| 富士通 | 39.0時間 | 66.8% | 72 |
| ダイキン工業 | 40.2時間 | 65.5% | 75 |
| 村田製作所 | 41.0時間 | 64.5% | 77 |
| アステラス製薬 | 42.5時間 | 63.8% | 79 |
| 本田技研工業(Honda) | 43.1時間 | 62.5% | 81 |
| 川崎重工業 | 44.0時間 | 61.5% | 83 |
| 三菱重工業 | 45.1時間 | 60.5% | 85 |
出典:OpenWork(アクセス日:2025年12月時点)
※本ランキングは、OpenWork上で「平均残業時間」と「有給休暇消化率」の両方のデータが取得できた企業のみを対象としています。そのため、業界内の全ての企業を網羅しているわけではありません。
理系ホワイト企業の紹介
激務度が低く、特にホワイト度が高いと評価された企業について、その概要とOpenWorkのクチコミ傾向を詳しく解説していきます。ランキング順にご紹介しますので、企業研究の参考にしてください。
味の素
【概要】
アミノ酸を核にしたバイオ・ファイン技術を強みに、食品、化成品、医薬など、多岐にわたる事業を展開する大手メーカーです。理系職種は、食品の研究開発、新素材開発、品質管理などに携わります。
【データ】
残業時間:15.2時間/有休消化率:87.5%/激務度:28
【評判】
「残業時間が極めて短く、ワークライフバランスが非常に取りやすい」「有給休暇は取得を強く推奨されており、消化率も非常に高い」「安定した事業基盤と、社員を大切にする文化がある」といった声が多く、働きやすさが最優先されていることが伺えます。
【まとめ】
有休消化率が9割近く、残業時間も15.2時間と圧倒的に低い水準です。安定した事業基盤と、研究開発への投資意欲が高く、コンプライアンス意識も徹底されているため、理系職種が専門性を活かしつつ、最もホワイトな環境で働ける企業の一つです。
キヤノンメディカルシステムズ
【概要】
医療機器メーカーとして、CT、MRI、超音波診断装置などの画像診断システムを中心に、幅広い医療ソリューションを提供しています。理系職種は、画像処理技術やAI技術の研究開発、製品の設計・製造などに携わります。
【データ】
残業時間:16.5時間/有休消化率:85.1%/激務度:31
【評判】
「残業時間は厳しく管理されており、サービス残業は皆無に近い」「有給休暇は長期休暇を含めて非常に取りやすく、消化率は高い」「医療機器という社会貢献度の高い事業に携われるやりがいがある」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が16.5時間、有休消化率が85.1%と、メーカー業界の中でもトップクラスの良好な数値です。医療機器を扱う企業として、コンプライアンスや労働環境の整備が徹底されており、理系技術者が安心して働ける環境です。
オリンパス
【概要】
医療事業(消化器内視鏡など)、科学事業(顕微鏡など)を主軸とする精密機器メーカーです。特に内視鏡分野では世界トップシェアを誇ります。理系職種は、光学技術、精密機器の設計・開発、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:18.0時間/有休消化率:83.5%/激務度:35
【評判】
「全社的に残業は少ない傾向にあり、定時退社する社員が多い」「有給休暇は取得奨励があり、消化率は非常に高い」「フレックス制度やテレワークが普及しており、柔軟な働き方が可能」といったクチコミが多く見られます。
【まとめ】
残業時間が18.0時間、有休消化率が83.5%と、精密機器メーカーとしては極めて優秀です。医療分野という安定した事業基盤と、グローバル企業としての働き方への意識が高く、良好なワークライフバランスを実現できるホワイト企業です。
アサヒグループホールディングス
【概要】
ビール、飲料、食品などを扱う総合酒類・飲料メーカーグループです。理系職種は、飲料や食品の研究開発、品質管理、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:19.1時間/有休消化率:83.0%/激務度:36
【評判】
「メーカーらしく落ち着いた社風で、残業は厳しく管理されている」「有給休暇は非常に取りやすく、長期休暇を取得する社員も多い」「安定した事業基盤と、充実した福利厚生が魅力」といった声が多く聞かれます。
【まとめ】
残業時間が19.1時間と20時間を切り、有休消化率も83%と高水準です。強力なブランドと安定的な収益を持つ大手食品・飲料メーカーであり、理系技術者や研究職の働きやすさが非常に高いレベルで保たれています。
JFEスチール
【概要】
日本を代表する高炉メーカーであり、鉄鋼業界のリーディングカンパニーです。理系職種は、素材の研究開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:21.0時間/有休消化率:80.5%/激務度:41
【評判】
「部署によるが、技術系は残業時間が厳しく管理されており、サービス残業はほとんどない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「福利厚生が充実しており、安定して働きやすい」という声が多く聞かれます。
【まとめ】
有休消化率が80.5%と高く、残業時間も21.0時間と、大手重厚長大産業メーカーとしては非常に優秀な数値です。安定した事業基盤と、休暇を取得しやすい文化がホワイト度を高めています。
積水化学工業
【概要】
住宅・環境分野、高機能プラスチックス分野、メディカル分野など、多角的に事業を展開する大手化学メーカーです。理系職種は、高分子化学、新素材の研究開発、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:21.5時間/有休消化率:80.0%/激務度:42
【評判】
「メーカーらしく、落ち着いた雰囲気でワークライフバランスは取りやすい」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすく、計画的な消化が進んでいる」といった声が多く見られます。
【まとめ】
残業時間が21.5時間、有休消化率が80%と、大手化学メーカーの中ではトップクラスにホワイト度が高いです。安定した事業ポートフォリオと、堅実な企業文化が、理系技術者の働きやすさにつながっています。
東京ガス
【概要】
関東地方を中心にガス供給を行う大手ガス会社です。ガス事業に加え、電力、再生可能エネルギー、ITソリューションなど多角的に事業を展開しています。理系職種は、エネルギー技術開発、インフラ維持管理、ITシステム開発などを担います。
【データ】
残業時間:22.1時間/有休消化率:79.5%/激務度:43
【評判】
「インフラ企業らしく、安定した事業基盤と、充実した福利厚生がある」「残業時間は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が22.1時間、有休消化率が79.5%と、大手インフラ企業として非常に良好な数値です。社会的な使命感と、安定した労働環境を両立できるため、理系技術者にとってホワイト度の高い企業です。
旭化成
【概要】
繊維、化学、エレクトロニクス、住宅・建材、医療など、多岐にわたる事業を展開する総合化学メーカーです。理系職種は、研究開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:23.0時間/有休消化率:78.8%/激務度:44
【評判】
「メーカー特有の堅実な社風で、ワークライフバランスは比較的取りやすい」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気で、計画的な消化が進んでいる」という意見があります。
【まとめ】
残業時間が23.0時間、有休消化率が78.8%と、大手総合化学メーカーとして非常に良好な数値です。多角的な事業を持つ安定性と、メーカー特有の堅実な社風が、理系研究者・技術者のホワイトな労働環境を支えています。
NTTデータ
【概要】
国内最大のシステムインテグレーターであり、官公庁、金融機関、一般企業向けに大規模なシステム構築・運用サービスを提供しています。理系職種は、システムエンジニア、データサイエンティスト、ネットワーク技術者などを担います。
【データ】
残業時間:24.5時間/有休消化率:78.5%/激務度:46
【評判】
「働き方改革により、残業時間は削減傾向にある」「有給休暇は年間の取得目標があり、ほとんどの社員が消化している」「大規模プロジェクトが多く、やりがいはあるが、ワークライフバランスは調整可能」といったクチコミがあります。
【まとめ】
IT業界のリーディングカンパニーでありながら、残業時間が24.5時間、有休消化率が78.5%と、業界内ではホワイト度が高い水準です。大規模な組織であるため、部門によって差はありますが、全社的に働き方改革が進んでいます。
トヨタ自動車
【概要】
世界最大の自動車メーカーの一つであり、「カイゼン」に代表される独自の生産方式と高い技術力を持つ企業です。理系職種は、研究開発、設計、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:25.0時間/有休消化率:77.8%/激務度:47
【評判】
「残業時間は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、消化率は高い」「高い給与水準と、それに伴う充実した福利厚生がある」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が25.0時間、有休消化率が77.8%と、世界的な大企業でありながら非常に良好な数値です。自動車業界のリーディングカンパニーとして、労働環境の整備が徹底されており、理系技術者が安心して働けます。
東レ
【概要】
炭素繊維複合材料をはじめとする高機能素材や、繊維、化成品などを扱う大手総合化学メーカーです。理系職種は、高分子化学、新素材の研究開発、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:26.5時間/有休消化率:77.0%/激務度:50
【評判】
「メーカーらしく、落ち着いた雰囲気でワークライフバランスは取りやすい」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすく、計画的な消化が進んでいる」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が26.5時間、有休消化率が77%と、大手総合化学メーカーとして非常に良好な数値です。安定した事業基盤と、堅実な企業文化が、理系研究者・技術者のホワイトな労働環境を支えています。
三菱電機
【概要】
重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器など、幅広い事業を展開する総合電機メーカーです。理系職種は、研究開発、設計、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:27.0時間/有休消化率:76.5%/激務度:51
【評判】
「大企業だけあって、福利厚生や制度は充実している」「残業は部署によるが、厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすい雰囲気で、消化率も高い」といった意見があります。
【まとめ】
残業時間が27.0時間、有休消化率が76.5%と、大手総合電機メーカーとしては優秀な数値です。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
TOTO
【概要】
衛生陶器、システムキッチン、ユニットバスなど住宅設備機器のトップメーカーです。「ウォシュレット」で有名であり、快適な住環境づくりに貢献しています。理系職種は、製品開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:28.5時間/有休消化率:75.8%/激務度:53
【評判】
「メーカーだけあって、ワークライフバランスは比較的取りやすい」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有休は取得しやすい雰囲気で、計画的な消化が進んでいる」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が28.5時間、有休消化率が75.8%と、製造業の中では特にホワイト度が高い水準です。安定した企業文化と、生活に密着した製品を扱う堅実な事業が、社員の働きやすさにも反映されています。
ソニー
【概要】
エレクトロニクス、ゲーム(プレイステーション)、映画、音楽、金融など、多岐にわたる事業を展開するグローバル企業です。理系職種は、研究開発、設計、ソフトウェア開発、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:29.1時間/有休消化率:75.0%/激務度:54
【評判】
「残業時間は部署によるが、フレックス制度などで調整しやすい」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」「クリエイティブな環境で、やりがいがある」といったクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が29.1時間、有休消化率が75%と、グローバルな大手企業としては良好なバランスです。高い給与水準と、それに伴う一定のワークライフバランスを両立できる企業と言えます。
富士フイルム
【概要】
写真フィルム事業から多角化し、ヘルスケア、マテリアルズ、ビジネスイノベーションの3つの事業を柱に展開しています。理系職種は、研究開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:30.0時間/有休消化率:74.5%/激務度:56
【評判】
「ワークライフバランスは非常に良い。残業も少なく、定時退社する社員も多い」「有給休暇は非常に取りやすく、長期休暇も可能」「安定した事業基盤と、社員を大切にする文化がある」という声が多く見られます。
【まとめ】
有休消化率が74.5%と高く、残業時間も30.0時間と、大手企業としては非常にホワイトな環境です。企業としての変革を成し遂げつつ、社員の働きやすさにも配慮が行き届いています。
日立製作所
【概要】
IT、エネルギー、産業、モビリティ、ライフなどの幅広い分野で事業を展開するグローバル企業です。理系職種は、ITソリューション開発、技術開発、インフラ技術者などを担います。
【データ】
残業時間:31.0時間/有休消化率:73.8%/激務度:57
【評判】
「働き方改革により、残業は厳しく管理されるようになった」「有給休暇は非常に取りやすい環境で、長期休暇を取得する社員も多い」「フレックス制度やテレワークが普及しており、柔軟な働き方が可能」という声が多く、制度の活用が進んでいることが伺えます。
【まとめ】
有休消化率が73.8%と高く、残業時間も31.0時間と、大規模な総合電機メーカーとしては良好な数値です。大手企業ならではの安定した福利厚生と、時代の変化に合わせた働き方改革が功を奏しています。
パナソニック
【概要】
家電製品から車載、住宅、B2Bソリューションまで幅広い事業を展開する総合電機メーカーです。理系職種は、研究開発、設計、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:32.2時間/有休消化率:72.5%/激務度:60
【評判】
「残業時間は部署によるが、平均で30時間台に収まっており、働き方改革が進んでいる」「有給休暇は取りやすく、消化率は高い」「大企業ならではの安定感と福利厚生が魅力」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が32.2時間、有休消化率が72.5%と、大規模な電機メーカーとしては非常に良好な数値です。組織再編や変革の最中にありながら、社員のワークライフバランスを保つ努力がうかがえます。
ブリヂストン
【概要】
世界的なタイヤメーカーであり、ゴム製品を中心に幅広い製品を提供しています。理系職種は、素材開発、製品設計、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:33.5時間/有休消化率:71.5%/激務度:62
【評判】
「残業時間は部署によるが、厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「グローバル企業としての安定感がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が33.5時間、有休消化率が71.5%と、大手グローバルメーカーとしては非常に良好な数値です。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
大塚製薬
【概要】
医薬品、臨床検査、機能性食品(カロリーメイトなど)などを製造販売する大手製薬・食品メーカーです。理系職種は、医薬品・食品の研究開発、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:34.0時間/有休消化率:70.8%/激務度:63
【評判】
「製薬業界らしく、コンプライアンス意識が高く、労働環境は良い」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が34.0時間、有休消化率が70.8%と、大手メーカーとして非常に良好な数値です。医療・健康分野に強みを持つ安定した事業基盤と、社員の働きやすさへの配慮が行き届いています。
ヤマハ
【概要】
ピアノ、電子楽器などの楽器事業、音響機器事業、半導体事業などを展開する総合楽器・音響メーカーです。理系職種は、音響技術、電子回路、ソフトウェア開発などを担います。
【データ】
残業時間:35.5時間/有休消化率:70.0%/激務度:66
【評判】
「メーカーらしく、落ち着いた社風でワークライフバランスは取りやすい」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は比較的取りやすく、消化率は高い」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が35.5時間、有休消化率が70%と、大手メーカーとしては非常に良好な数値です。安定した事業基盤と、堅実な企業文化が、理系技術者の働きやすさにつながっています。
デンソー
【概要】
トヨタグループの中核企業であり、自動車部品メーカーとして世界トップクラスのシェアを持ちます。理系職種は、自動車部品の研究開発、設計、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:36.1時間/有休消化率:69.5%/激務度:67
【評判】
「残業時間は部署によるが、厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「トヨタグループとしての安定感がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が36.1時間、有休消化率が69.5%と、大手自動車部品メーカーとしては一定水準を保っています。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
キーエンス
【概要】
FAセンサーや計測機器、画像処理機器などを製造・販売するメーカーです。高い利益率を誇り、高付加価値な製品開発に強みを持っています。理系職種は、製品開発、技術サポート、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:37.0時間/有休消化率:68.8%/激務度:68
【評判】
「残業時間は多いが、その分高い給与水準で報われる」「有給休暇は比較的取りやすく、長期休暇を取る社員もいる」「効率化が徹底されており、無駄な業務が少ない」といった声があります。
【まとめ】
残業時間が37.0時間とやや多めですが、有休消化率が68.8%と、メーカーとしては一定水準を保っています。非常に高い報酬と、業務効率化が徹底されているため、高い報酬と一定のワークライフバランスを求める理系の方におすすめです。
日本電気(NEC)
【概要】
ITソリューション、ネットワーク機器、宇宙・防衛システムなど、幅広い領域で事業を展開する大手電機メーカーです。理系職種は、ITソリューション開発、技術開発、インフラ技術者などを担います。
【データ】
残業時間:38.5時間/有休消化率:67.5%/激務度:71
【評判】
「働き方改革が全社的に進んでおり、残業は以前より大幅に減った」「有給休暇は取得推奨されており、消化率も高い」「テレワークやフレックス制度の利用が進んでいる」というクチコミが見られます。
【まとめ】
残業時間が38.5時間、有休消化率が67.5%と、大手IT・電機メーカーの中ではホワイト度が高い水準です。長年の歴史の中で培われた安定性と、近年注力している働き方改革が、良好なワークライフバランスを支えています。
富士通
【概要】
総合ITサービス企業として、システムインテグレーション、クラウドサービスなどを提供しています。理系職種は、システムエンジニア、データサイエンティスト、ネットワーク技術者などを担います。
【データ】
残業時間:39.0時間/有休消化率:66.8%/激務度:72
【評判】
「テレワークが普及し、場所を選ばない柔軟な働き方が可能になった」「残業時間は部署によって差があるが、全社的に削減傾向にある」「有給休暇は取得奨励があり、消化率は高い方だと思う」といったクチコミが多く見受けられます。
【まとめ】
有休消化率が66.8%と高く、残業時間も39.0時間と、大手IT企業の中では比較的良好な数値です。大規模な企業変革が進む中で、働き方改革も推進されており、柔軟な働き方が期待できます。
ダイキン工業
【概要】
空調機器、化学製品などを開発・製造するメーカーです。理系職種は、製品開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:40.2時間/有休消化率:65.5%/激務度:75
【評判】
「残業時間は部署によるが、厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「グローバル企業としての安定感がある」といった声が見られます。
【まとめ】
残業時間が40.2時間、有休消化率が65.5%と、大手空調メーカーとして一定水準を保っています。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
村田製作所
【概要】
セラミックコンデンサなどの電子部品を開発・製造する大手電子部品メーカーです。理系職種は、製品開発、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:41.0時間/有休消化率:64.5%/激務度:77
【評判】
「電子部品業界の中では、比較的残業は少ない方だと感じる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「安定した事業基盤と、充実した福利厚生がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が41.0時間、有休消化率が64.5%と、ハイテク電子部品メーカーとしては一定水準を保っています。安定した事業基盤と、堅実な企業文化が、理系技術者の働きやすさにつながっています。
アステラス製薬
【概要】
国内大手製薬会社の一つであり、特に泌尿器、がん、移植などの領域に強みを持つグローバルな研究開発型企業です。理系職種は、創薬研究、治験、製剤技術などを担います。
【データ】
残業時間:42.5時間/有休消化率:63.8%/激務度:79
【評判】
「製薬業界らしく、コンプライアンス意識が高く、労働環境は良い」「残業は厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、消化率は高い」という声が見られます。
【まとめ】
残業時間が42.5時間、有休消化率が63.8%と、製薬メーカーとしては一定水準を保っています。高い給与水準と安定した事業基盤、そしてコンプライアンス意識の高さが、理系研究職の働きやすさにつながっています。
本田技研工業(Honda)
【概要】
自動車、オートバイ、ライフクリエーション製品(汎用エンジンなど)を開発・製造するグローバル企業です。理系職種は、研究開発、設計、生産技術、品質管理などを担います。
【データ】
残業時間:43.1時間/有休消化率:62.5%/激務度:81
【評判】
「残業時間は部署によるが、厳しく管理されており、サービス残業はない」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「グローバル企業としての安定感がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が43.1時間、有休消化率が62.5%と、大手自動車メーカーとしては一定水準を保っています。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
川崎重工業
【概要】
航空宇宙、鉄道車両、船舶、エネルギー、産業用ロボットなど、幅広い事業を展開する総合重工業メーカーです。理系職種は、設計、研究開発、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:44.0時間/有休消化率:61.5%/激務度:83
【評判】
「重工業界の中では、比較的残業は少ない方だと感じる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「大規模な企業であり、安定感がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が44.0時間、有休消化率が61.5%と、大手重工業メーカーとしては一定水準を保っています。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
三菱重工業
【概要】
火力発電、航空宇宙、船舶、防衛、産業機械など、幅広い事業を展開する総合重工業メーカーです。理系職種は、設計、研究開発、生産技術などを担います。
【データ】
残業時間:45.1時間/有休消化率:60.5%/激務度:85
【評判】
「重工業界の中では、比較的残業は少ない方だと感じる」「有給休暇は取得しやすい雰囲気があり、年間で確実に消化できる」「大規模な企業であり、安定感がある」といったクチコミがあります。
【まとめ】
残業時間が45.1時間、有休消化率が60.5%と、大手重工業メーカーとしては一定水準を保っています。安定した事業基盤と、コンプライアンス意識の高さが、ホワイトな労働環境を支えています。
理系で本当にホワイトな企業をさがすには入念な調査が必要!
理系職種の労働環境は、所属する企業の規模や事業だけでなく、「部署とプロジェクトの特性」によって大きく異なります。研究開発部門でも、基礎研究と製品開発では仕事の進め方が違いますし、ITエンジニアでも、客先常駐と自社開発では労働時間管理の厳しさが異なります。
「専門性の高さと働き方の相関」を見極めることです。 専門性の高い分野では、高い報酬と引き換えに残業も多くなりがちですが、その分、裁量権が大きく、フレックス制度などで柔軟な働き方ができる企業も多くあります。
ホワイト企業か判断する方法1:関係者に聞く
企業の本当の働きやすさを知るには、実際にそこで働いている人、または過去に働いていた人の生の声を聞くのが最も確実です。
- 友人・知人からの情報: 志望企業や関連企業に知り合いがいれば、部署の雰囲気や実際の残業時間、有休の取りやすさなどを聞いてみましょう。特に、「研究テーマの進捗状況」や「開発プロジェクトの納期前後の状況」といった具体的な情報を聞くのが有効です。
- OB・OG訪問: 転職活動でもOB・OG訪問を受け付けている企業はあります。特に、あなたが希望する職種(例:研究職、生産技術、システム開発など)の先輩に話を聞ければ、具体的な業務の実態を深く理解できます。
ただし、「その人の部署や職種での経験」であることを念頭に置き、話の全てを鵜呑みにせず、あくまで参考情報として受け止める冷静さも必要です。
ホワイト企業か判断する方法2:全ての口コミサイトを入念にチェック
OpenWork以外にも、転職会議やen Lighthouse(旧: カイシャの評判)など、複数の転職口コミサイトが存在します。一つのサイトの情報だけでは偏りがある可能性があるため、複数のサイトで情報を照合することが重要です。
- 口コミの時期を確認: 最新の口コミが最も重要です。特にITやメーカーの開発部門では、新しい働き方(フレックス、テレワークなど)の導入により、労働環境が近年大きく改善していることがあります。
- 職種・部署に注目: 必ず「研究開発」「生産技術」「SE・プログラマー」といった職種のクチコミを重点的に確認しましょう。全体平均ではなく、あなたが働く可能性のある部門の実態を把握することが大切です。
- ネガティブな意見も確認: ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見にも目を通し、その問題点が自分にとって許容できるものかを判断しましょう。「納期前は忙しいが、終われば長期休暇が取れる」といった意見は、あなたにとって許容できるか冷静に判断する必要があります。
転職エージェントをフル活用する
転職エージェントは、企業の採用担当者や現場の状況を把握しているため、非公開のリアルな情報を持っていることが多いです。
- 客観的な情報の要求: エージェントに対し、「理系職種の求人の中で、直近1年の平均残業時間や有休消化率の実績が特に良い企業を紹介してほしい」と具体的に伝えましょう。特に理系職種や特定業界に特化したエージェントであれば、部署ごとの詳細情報を持っている可能性が高いです。
- 社風や人間関係の質問: 口コミサイトでは得られない、部門の雰囲気や上司のマネジメントスタイル、人間関係の情報を聞くことができます。「配属予定先の研究テーマの将来性」「プロジェクトの進め方に裁量権があるか」など、気になる点を具体的に質問しましょう。
エージェントは、内定獲得という共通のゴールに向けて伴走してくれるため、あなたの希望条件(例:月平均残業30時間以内厳守)を企業側に伝えてもらう交渉役としても機能します。
理系キャリアで重視すべき「技術の安定性」を評価する
理系職種でホワイト企業を探す上で、残業時間や有休消化率に加え、「技術の安定性」を評価することが、長期的な安心感につながります。目の前の製品開発だけでなく、基礎研究や将来技術への投資を継続している企業は、長期的な事業安定性が高いと言えます。これは、技術者の雇用や研究テーマの安定にも直結するでしょう。また、特定の技術や製品に依存せず、複数の事業分野で安定した収益を上げている企業(例:富士フイルム、旭化成など)は、一つの事業が傾いても他でカバーできるため、リストラや事業縮小のリスクが低く、安心して長く働けます。
理系転職は、専門性を活かしつつ、企業の安定性や技術への姿勢といった多角的な視点を持つことで、あなたにとって最高の「ホワイト企業」を見つけることができるでしょう。



